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12月14日-02号

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  1. 箕輪町議会 2015-12-14
    12月14日-02号


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    平成27年12月定例会              箕輪町議会会議録1.招集年月日      平成27年12月14日  午前9時00分2.招集場所       箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、延会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成27年12月14日 午前 9時00分 │議 長│ 木村 英雄 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │散 会│ 平成27年12月14日 午後 5時04分 │議 長│ 木村 英雄 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員      出席議員     15人        欠席議員     0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │1 │  唐澤 千洋  │ 出 席 │ 9 │  小出嶋文雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │2 │  大槻 金吾  │ 出 席 │10│  伊藤  隆  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │3 │  下原甲子人  │ 出 席 │11│  向山  章  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │4 │  松本 五郎  │ 出 席 │12│  釜屋 美春  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │5 │  小島 常男  │ 出 席 │13│  唐澤  敏  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │6 │  中澤 清明  │ 出 席 │14│  岡田建二朗  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │7 │  荻原 省三  │ 出 席 │15│  木村 英雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │8 │  浦野 正雄  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  小嶋  正  │書記      │  松村  明  │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長      │  白鳥 政徳  │建設課長    │  柴  敏夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │副町長     │  白鳥 一利  │水道課長    │  清水 益夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │総務課長    │  浅野 幸利  │会計管理者   │  小林 利明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │危機管理・セーフ│  向山 静雄  │教育長     │  唐澤 義雄  │ │コミュニティ推進│         │        │         │ │課長      │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │まちづくり政策担│  三井 清一  │教育課長    │  戸田 勝利  │ │当課長     │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │企画振興課長  │  中村 克寛  │生涯学習課長  │  日野 和政  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │税務課長    │  唐澤 秀明  │教育委員長   │  白鳥 彰政  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │住民環境課長  │  笠原  毅  │代表監査委員  │  松本 豊實  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │福祉課長    │  安積 真人  │監査委員事務局長│  松村  明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │子ども未来課長 │  北條 治美  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │健康推進課長  │  百瀬喜美子  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │産業振興課長  │  唐澤 紀朗  │        │         │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程             平成27年12月箕輪町議会定例会             議  事  日  程 (第2号)                              平成27年12月14日                              午前9時開議 日程第1       一 般 質 問              議事のてんまつ ◎小嶋事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立をお願いいたします。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席をお願いいたします。                                  午前9時 開会 ○木村議長 ただいまの出席議員は15人であります。 本日の会議を開きます。 ここで7日の開会日において提案されました議案第2号 箕輪町個人番号カードの利用に関する条例制定についての小島議員の質疑に対する答弁について、笠原住民環境課長から訂正したい旨の発言の申し出がありましたので発言を許可いたします。笠原住民環境課長笠原住民環境課長 7日の箕輪町個人番号カードの利用に関する条例制定について細部説明の際、小島議員より再発行の際の手数料についてご質問をいただきました。その際更新時の再発行は有料であると答弁いたしましたが、紛失・毀損による再発行は有料でございますが、更新時の再発行につきましては、まだ有料か無料か決定しておりませんのでお詫びして訂正をいたします。以上でございます。 ○木村議長 ただいまの答弁のとおりであります。これを了承してまいりたいと思います。 日程第1 一般質問を行います。質問の順序は、お手元の一般質問通告書のとおりといたします。この順序により発言を許します。本定例会は一問一答方式により行います。質問者は質問席でお願いをいたします。答弁者は初回の答弁のみ演壇で行っていただきまして、以後は自席でお願いをいたします。質問時間は答弁を含め1人55分とし、55分を過ぎてからは質問の答弁のみといたします。質問回数につきましては時間内であれば無制限といたします。持ち時間終了5分前になりましたら、議場にアラーム音を流しお知らせいたします。質問並びに答弁は通告内容に沿ってなるべく重複しないよう具体的かつ簡明にしていただくよう特にお願いをいたします。 それではこれから一般質問を行います。 質問者を指名いたします。11番 向山章議員 ◆11番(向山議員) 最初の順序によって進めてまいりたいと思います。まず最初に行政面ですが、町長就任1年、町政のリーダーとしての思いをお聞きしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 町長就任1年のリーダーとしての思いはというご質問でございます。昨年の11月29日でありましたが、これまで以上に力強い箕輪町をつくりたいとそういった思いを持って就任をいたしまして1年余りが経過をいたしました。議員諸氏をはじめ、多くの町民の皆さんに温かいご支援・ご理解をいただきながら全力で町政運営を進めてまいりました。無我夢中でやってきましたので、月日が経つのは早いなとそういったことが感想としては尽きるかというふうに思います。また、箕輪町に長らく自主的に生活をしていなかったことなどまた2カ月余りの政治活動のなかでの今の職責ということでやや不安もありましたが、会合や行事でおかげさまで多くの皆さんにお会いができ、またなかに入って初めて見えてくるということもありまして、職員の皆さんの協力もありまして予算編成から事業の執行、各種の計画策定、基本政策集の執行など全体としてはまずまずのスタートが切れたかなというふうに思っております。率直な感想として人口減少局面を迎えて初めての計画策定をしてまいりましたけれども、箕輪町には当初感じていた以上に活力、潜在力があるのではと思う反面、危機感の共有と言いますか時代認識、そういった意味で弱い面があるのではないかというふうに感じている部分もございます。政策の実現の手法として町民の皆さんへの情報提供、共同作業など意を用いてきたつもりでありますけれども、距離感が縮まっているという面もございますが、まだまだ不足しているとそんな感じを持っているところでございます。以上でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 次の議題に入りますが、就任1年の経過のなかで実行・反省の上に立って重点施策そして予算規模、公約にない新しい事業があるのか、考えているのか、また、国・県の経済対策を受けての新しい新事業について伺いたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 新年度予算についてお尋ねをいただきました。当初予算をこれから編成をしていくわけでありますけれども、1年を経過をしたというようなこともございまして計画策定を踏まえて2年目の編成の年というふうに思っております。今まで実施してきた施策もありますし、これらについては秋に行いました全事業に対する事業の見直しの結果を踏まえて予算編成をしてまいりたいというふうに思っております。なお、予算の規模でございますけれども平成27年度の当初予算につきましては88億700万円で議決をいただいたところであります。12月の補正ベースで91億円余というふうになっておりますけれども、平成28年度の見通し、現在町の主要な収入である町民税・交付税ともに厳しい見通しでございます。現段階で数字を申し上げる状況にはございませんが、建設事業の予算計上等で大きく予算が異なってまいりますので、今後明らかにさせていただきたいというふうに思っております。 次に重点施策というお話しでございます。5次振興計画、また、まち・ひと・しごと総合戦略に沿ったものを重点というふうにしてまいりたいというふうに思っております。とりわけ町民の皆さんが暮らしやすくなるような政策、特に少子化対策でありますとか移住・定住対策については箕輪チャレンジ事業というふうに位置付けております。そういったチャレンジができた段階で重点的に予算配分をしていきたいというふうに思っておりまして、個別の事業については今後の予算セッションに委ねたいと思っております。 次に公約にない新たな事業というようなお話でございました。公約と言いますか私の基本政策集30で出してある事業につきましては、総合的なものをという意味である程度、網羅的にというふうには考えてはおりますけれども、実質的にいわゆる町の看板行政でありました教育でありますとか福祉でありますとかそういったところはほとんど書いていないというようなこともございまして、それはもちろんやってまいりますけれども、今回の振興計画でありますとか総合戦略に沿って緊急性を見極めながら実施をしてまいりたいというふうに考えております。 最後に国の経済対策等のお話がございました。報道によりますと27年度の補正予算は予算総額で3兆3,000億円、18日に閣議決定をされて全容が明らかになるというふうに思っております。来年度の事業の検討作業のなかで総合戦略にできるものが国・県から経済対策として出てきた場合につきましては、そのすべて活用させていただきたいというふうに考えております。いずれにしても現在その動向を見ているところでございまして、早急に情報を集めながら国の財源の活用に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 次の質問にまいります。未来委員会の進め方の町長の思い、町長出馬のときに問いかけたと言うか政策を打ち出してやり始めたわけでありますが、今の未来委員会の状況を見てどんなふうに町長が見ているか伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 未来委員に対する思いというご質問でございます。未来委員会につきましては4月に設置をさせていただきまして、精力的に活動していただいております。未来委員会の本会、また部会の委員の皆さまには第5次振興計画の策定に留まらず地方創生総合戦略の策定にも検討いただいております。まさに精力的に活動いただいているというふうに思っておりまして本当に感謝をしております。それぞれの計画につきましていよいよ最終段階でありまして、町の将来を託す計画であります。最後までご協力いただきたいというふうにお願いをしているところでございます。 私の思いということでございますが、委員の選考に当たりまして行政の専門家や専門性の高い有識者をお願いをした他、今までの委員選考などで重視をされておりました関係団体の代表者という皆さんからの選考ではなく、いわば個人に着目をしまして男女の比率を意識しつつ幅広い分野、職業から選考させていただきました。そういった意味で運営・計画につきまして今まで以上に若い人や女性の声を反映させることができているというふうに思っております。また、未来委員会の本会におきましては町の議会、産業関係団体、福祉団体、教育関係の皆さんと積極的に意見交換をし、さまざまな意見を聴取をしてきております。今後、区長会でありますとかマスコミ関係者とも意見交換をする予定でございます。また運営のなかで中間報告会を実施をしたこと、また計画策定後になりますけれども、キックオフイベントを予定をしておりましていくつかの新しい試みも協力いただいているというふうに考えております。計画の策定そのものがそういうふうに思っているわけですけれども、地域のことを承知をしている、知っている住民の皆さんが係わる過程そういったものがなければ計画策定に対する、関心と言うんですか、注目度というものが高まりませんし、でき上がった成果品も住民の知らないものになるという意味でそういったことのないようにということで運営してきたつもりでございます。私の思いを十分酌んでいただいて、委員会が動いているというふうに考えているところでございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 先般、議会と懇談をしたわけでありますけれども、非常に前のパターンと違うという感じがして良い方向に取れております。そういった面では皆さんがんばっていただいて、未来の箕輪町をしっかりした起点としていただきたいというふうに思っております。 それでは次の質問に入ります。農業応援団の取り組みなんですが、新聞等で町長はまだその方向に進んでいないというふうに私は取っていますけども、この関係で農業問題ということになると農協が中心になっているような感じがするというか専門家が多いわけですので、そういった面を含めて応援団ということについて、もっと具体的にどのようにという、まだつくるということでだけでその方法、またいつ頃までというのが見えてきませんので伺いたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業応援団の取り組みにつきましては基本政策集のなかでも主要の取り組みの一つであります。産業としての農業もそうなんですけれども、豊かな自然や田園風景を支える、そういう農業という意味合いも含めまして、さまざまな支援策が必要だというふうに考えております。町民全員が農業に係わる、知ってもらう、昔なら地産地消というのは当たり前でありますけれども、以前から申し上げているように畑と食卓が非常に遠くなってしまった、そんなことから応援団とする取り組みを始めたいというふうに思っているものでございます。できるだけ早く全体像を示してまいりたいというふうに思っておりますが、現在の状況を若干説明をさせていただきます。一つは作り手に対する作業員の確保や作業の応援ということでございます。こういった作り手に対することにつきましては既に独自に取り組まれている農家がほとんどでありますが、年を取って作業が大変でありますとか人手があれば続けられるとそういったケースもございます。例えば果樹でありますと職安でパートやアルバイトを募集をしたり、JAの選果場でパートさんが派遣されたりというようなことがあるわけですけれども、それ以外の町民の皆さん、保育園や学校へ子どもさんをお出しになっているお母さん、そういった方も含めて何とかいわゆる雇用という形なるかわかりませんが可能ではないかというふうに思っております。一つの考え方としては、シルバー人材センターのような形で作業などに応じた人材をあらかじめ募集・登録をしてその上でマッチングをするといったようなことも調整できるのではないかというふうに考えております。これにつきましては、既に取り組んでいる形もございますのでそういったものに影響を及ぼさない範囲で考えていきたいというふうに思っております。 次に技術応援でございます。地域や中山間地の農業を守るという意味で農地の所有者が農業・作物に親しみ、できれば少しでも出荷をするような形にするためにはやはり技術支援が必要であります。これは、いわゆる専門で経営をしている農家の皆さんということではないもっと広い意味の農家ということでありますが、JAでありますとか県の農業改良普及員などとよく連携をしながらそういった手法が可能ではないかということで現在検討を進めているところであります。 もう1点は消費や販売面での応援ということであります。そういったことを切り口として応援体制が組めないかということでありますが、市民農園でありますとか農や土に係わってもらうとか給食やレストランでの地元産の活用でありますとか、そういった消費・販売面での応援ができないか現在検討をしているところであります。農に係わるものすべてを循環させるという意味での地域で支えるプロジェクトにしていきたいというふうに思っておりまして、できれば今年度中にというふうに思っておりますけれども、新たな事業展開を来年度予算で予定をしているものもございまして、そういったものを含めてトータルで農業応援団の仕組みというものをつくってまいりたいと考えております。
    ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 非常に大事なことだと言うのでなるべく早く進めてほしいという感じはします。 次にこの農業応援団のなかで農協の皆さんと協議したりしているのか、また後ほど商工業の関係でまた提案もさせていただきますけども、やはり町の職員と関さんが今動いて状態を把握しているというようなことでありますけれども、そういったことを商工会の指導員、後でまたやりますけれど農協でも指導員がいますのでそういった皆さんも引っ張り込んでこういう計画に触れていくべきだというふうに思っているんですけれども、もう少し農協のメンバーを入れたらどうかということを提案したいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業応援団をつくるに当たりましては、やはりJAでありますとかそれらの農業関係団体また営農組合これらの者との関係を緊密にしていく必要があります。それは技術的な支援をいただくというようなこともありますし、こちらから行政として支援ができる範囲を広げていくというようなことも考えなければいけないと思っております。それだけではなくてそれぞれの団体がありますので、それは消費や健康づくりをする団体、福祉医療の団体、今お話にありました商工会、または栄養士会とか各小・中学校でありますとかそういったそれぞれの団体の皆さんと考え方を共有しながらネットワークをつくらなければいけないというふうに思います。お尋ねのJAにつきましては、まさにその本丸と言いますか中核になる部隊でありますので、支援をさせていただきながらまたJAの力をお借りをしていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) これについては農協が専門家というか事業主体のようになっていくわけでありますので、農協とまた商工会の方で言いますけども、そういった皆さんと協議をしていく、定期的に進めていくという考えはありませんか。というのは、役場の職員も忙しいし農業の皆さんも忙しいなかで日にちを2カ月に1回くらいとかそういう相談とか協議がなくても進めていくという考えを持って、充実させるということが大事だと思いますがその点はどうですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 各団体との関係でありますけれども、担当課レベルでは定期的にというよりは随時必要に応じてやっているというふうに思います。私なり副町長なりそういった職員と農協の幹部の皆さんとの折衝であったり懇談であったりそういったものは定期的というわけではありませんけれども、年何回かお願いをしたいというふうに思っておりまして、また実施もさせていただいているところでございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) この農業応援団の関係で町長が述べていましたけれど、サポーターをつくっていきたいというような発言をされているというように思っていますけれど、その点サポーターについて伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほども申し上げましたけれども、例えば塩尻市には「ねこの手クラブ」というのがありますけれどもそういった猫の手も借りたいような作業のとき、また高齢になって作業ができないのでこの農地を手放さざるを得ないとか農業から離れざるを得ないという方がいらっしゃいます。そういった方にサポーターと言いますか作業的なお手伝いと言いますか、そういったことをこれは無償というわけにはなかなかいかないと思うのですけども、ボランティア的なレベルでそういったことができないのかということを模索しているというところでございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) わかりました。では次に町長もこれはおっしゃっていますが、役場組織体制の改革ということで述べられておりますけども、具体的にもう少し聞きたいと思っていますが。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 役場内の組織改革につきましては、27年4月のなかでの一部の改革と言いますか変更、また10月1日での変更等をさせていただきました。分権の時代にありました役場の組織を考えるときに、まず町民の立場に立ってわかりやすい、利用しやすい組織というものを、しかもそれを簡素で効率的なものにしなければいけないというふうに思っております。そういった意味で組織づくりは柔軟に対応しなければいけないというふうに思っております。ただ役場の組織と言いますか公の組織は起用の組織体系が割と確固たるものがなっていて、歴史もありますし熟度も高い組織が非常に多いというのが現実でございますが、そんななかでもやはり組織改革は躊躇することなく行っていくべきだというふうに思っております。ただ町村にありましては、特に箕輪町の場合でありますが一般職員150人程度の組織であります。ルーチン業務も非常に多く抱えているというようなこともございまして、一定の制約もどうしてもございます。 私は組織づくりには二つの考え方があるというふうに思っていますが、一つは従来のピラミッド型のいわゆる伝統的な組織づくりが一つの方向でありますし、もう一つの方向はフラットの組織と言いますか職員の階層を簡素化する方向で大部屋制と言いますかグループ制と言いますかそういった方向に持っていく2種類がありまして、時代の変遷に応じて左へ行ったり右に行ったりというのが現実の組織の有り方の姿であります。私自身とすれば、職員の意識面も踏まえながら、また責任を持って仕事に当たっていただく、しかも中堅層を分厚くしていくという意味合いから課そのものは細分化をする、係は明確にする、そうしたなかで決してピラミッドというふうには良いと思っておりませんが、ある一定の組織割をしていくことが必要だというふうに思っておりまして、そういった方向で現在のところは組織の見直しと言いますかを考えているところでございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 了解しました。では次の予算編成方針と5次振興計画との整合性についてというようなことで、予算規模重点施策だけれどもまだ骨格というくらいだということでありますが、重点施策、公約にない新たな事業の考え、国・県の経済対策を受けての事業計画ということで、このなかで県との経済対策についてですが、県とか国というのは下の方に流れてくるわけですけどもこういう対応をどこの課と言うか町長指名のなかで前に進めるということですがその点についてどう考えているか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 経済対策の取り入れでございますが、これは県の場合ですと東京に在住しておりますので非常に情報が取りやすいわけですけれども、町村の場合はやはり県の企画振興部または現地機関であります地方事務所そこに情報が集中してまいりますのでそういった情報、それと報道等関係の機関との情報を取りながらということになっているというふうに思います。最近は情報を取りに行かなくても情報は流れておりまして、実はかなりの部分が即時に国の起きていることが承知ができるシステムと言いますかそんなふうになってますので情報取りはそんなに難しくありません。ただその情報を読みこなして折衝するかどうか、それと予算措置がどうしても町単独分が入りますのでそういったことをそしゃくをして予算セッションまで持ち込めるかというのは、これは職員の技みたいなところがありますけれどもそこが一番のキーだというふうに思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 了解です。次に3番目ですが農業行政についてであります。これについてはそこに載せてあるように、TPPの国内対策で農業が焦点となっているわけであります。5年前に比べ、農業就業人口、平均年齢、また耕作されていない耕作放棄地、またそういったなかでの実態、またそれに対する対策について伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 TPPの大筋合意を受けまして、今回のなかでも向山議員をはじめ質問通告が何人かからいただいております。まだまだ全容が明らかになっていないというようなこともございますが、そういったなかで国としての対策、県としての対策本部を設置等々が出てまいりました。それらを受けて町としても対応していくわけですけれども、最初に5年前に比べてというようなお話のなかで農業の就業人口等のご質問がございました。2010年の農林業センサスによりますと農業就業人口、これは自営農業を主として従事をしている世帯員数でありますけども1,016人でございます。男性が591人、女性は425人で平均年齢は68.2歳でございます。実は11月末に2015の農林業センサスの概数値が発表になっております。これはまだ市町村別が出ておりませんけれども、長野県全体を見た場合に長野県全体の農家数は10万4,812戸となっておりまして、前回の調査より1万2,504戸11.9%減少している状況であります。なかでも販売農家数こういった数が1万291戸、これは19.9%の減少ということであります。20%近い販売農家の減少というのは大変重い数字だというふうに思っております。まだ2010年以降に町で把握している数値がございません。2015年農林業センサスの市町村の数値についても、未だ公表されていないため先ほど申し上げましたように数値はわかりませんけれども、県全体の動向と同様に農業就業人口は減っておりますし、平均年齢も上がっているというふうに思われまして農業従事者の減少、高齢化が懸念をされているところでございます。こういったなかで国の成年就農納付金等を活用しながら新規就農者の確保・育成をこれからも図っていきたいというふうに思いますけれども、合わせて先ほどの農業応援団ではないんですけれども担い手だけではなくて町を支える農家をつくっていかなければいけないというふうに思っております。 もう1点、耕作放棄地のお話がございました。耕作放棄地につきましては現在平成26年度ベースで282筆、17haがございます。これは平成22年の数値の697筆40haから見ますと23ha減ということになっておりまして、箕輪町の場合は耕作放棄地が減少しているという状況にございます。これは農業委員会のパトロールでありますとか指導でありますとかそういったことから、また合わせて耕作放棄地解消に向けた交付金というものがございますけれども、こういったことで減少しているというふうに思います。農業委員会の力強い応援をいただいているというふうにも思いますけれども、新たな耕作放棄地を出させないための取り組みも合わせて実施をしていかないと現在の状況を維持することができませんので、これらについてまた検討してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) この問題については非常に難しいと言うか今の住民の皆さんから見ると、今の農業で暮らしていけないというような感じに取っている人が多いわけでありますので、この国の状況を見ても平均年齢が全国的ですけれども、5年前は65歳以上の割合が63.5であったけども現在はだいぶ減ってきているわけですが%が見当たらず申しわけございませんが、非常にこのことを危惧されているわけでありますので、今、町長が申したように積極的に進めていかないと農業が破滅してしまう。特に今回のTPPの関係については何か他国にこういったものを取られてしまうと言うか良い施策が出てこないというようなことであろうと思いますけれども、これから攻めの農業にしていかなければならないということで町長自体どんなふうに考えているか伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 TPPの対策をこれから進めていくことになりますけれども、幾つか国からも出てまいりましたが攻めの農業、これは正しく体質を強化していくという意味で必要だというふうに思っておりますが、それだけで箕輪町の農業を語ることはできません。と言いますか、専業農家が非常に少ない状況のなかで攻めると言うより守ると言いますか経営安定をすること、また攻めると言っても非常に小さい攻めなんですが少し稼ぐ農業という意味なんですが、そういった農業を全体としてやっていかなければいけないというふうに思っております。攻めていく部分については農地の集団化でありますとか機械化でありますとか、そういったことは支援できる範囲でまた考えていかなければいけないと思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 次に商工業行政ですが、町内の企業の経営状況は町長がご承知のとおりに厳しい状況が続いているわけであります。商工会との定期的な連絡会と言うか協議会と言うか、そういうものが必要ではないかという商工会の皆さんと話しをしてそんな感じがするわけであります。と言うのは町の行政は補助金とかそういうふうになっていくんですけども、商工会というのは指導が主になっていくと思うんですけれどもそういうなかで先ほどの農政のことについてもそうですが、担当の課と商工会の指導員と連携しながらしていくことが大事ではないかなという感じがするわけです。そこで農協等のお話もしましたが指導員また商工会の皆さんと担当課とよく定期的に打ち合わせするなり連絡協議会をするなりしていかなければ、この企業の発展がないのではないかなという感じがするわけです。資料を商工会にもいただいているわけでありますけれども、言うなら大企業に対しては、商工会は小企業の関係になるわけですけども、県・国、特に国なんですけどもケースが大き過ぎて補助金・助成金というものがもらえる状況ではないというのは幾つもあるわけです。そういった面では担当の課とよく打ち合わせをするということが大事だと思いますので、その点について農業のことについても町長前向きということもありますので、町長のお考えを伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 商工業について商工会の果たす役割は非常に大きいわけであります。昨今の経済情勢が非常に上振れをしているのか下振れしているのかよくわからない状況が続いております。確かにそういった意味でさまざまな情報を取りながら行政としてできること、商工会としてお願いをすることというのは整理をしていかなければいけないというふうに思います。定期的な情報交換そういった場を設けたらというようなお話でございます。確かに特に大企業についてはどうやって動いているかわからない部分がございますし、中小についても私どもで言えば企業相談員が毎日現場を回って情報を集めているわけですけども、なかなか商工会と守備範囲が違っておりまして、商工会の場合は経営指導というところでありますので非常に内部に入っていく、財務面でありますとかそういう内部に入るわけですけども、私たちはそういうことができないということもございます。そんなことで情報交換をしながら一歩踏み出していくというのは重要なポイントかなというふうに思っておりまして、商工会長とも今後打ち合わせをさせていただきたいと考えております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) もう一つ農業の関係産業振興課ですか担当は。そういった面で見ると、人出が足りないことを含めてそういう相談を受けている状況にない、協議会ができる状況ではないというように私は見て感じているわけです。もっと課を充実させないと企業のまた農業者の声を聞くという機会がない。当然に役場の方と商工会の役目は違うわけでありますので、そうするとこれは商工会だ、これは行政だというようなことをしているとやはり住民の声を反映することはできないのではないかなと私は思うので、その点も含めて先ほどの農業の問題についてもそうですが協力体制を取っていかないと、ということは今とても悩んでいるところがある。中小企業どこなのかというのは町がわからないという言い方は関さんが回って状況は聞いていると思うのですけれども、打ち合わせをする機会がないわけですよね。協議をする機会がない。その面はまた検討していただいて定期的に行政と商工会とが連絡し合うということが大事というふうに思います。と言うのは私もよく相談を受けるのですけれども、商工会に補助金を云々と言うとその補助金はありませんとなってしまう。ところが町はそのものについては、国や県ができなければ小さいことだから町がやりますかという話し合いができるということでありますので、そういったことについては町長どう思いますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 企業相談員が現場を歩きながら足で稼げる情報が幾つもございます。全体として見ますと、今年の早い時期からですけれども工場の移転でありますとか商店の進出でありますとか機会どおりという話は活発化してきているというふうに伺っております。しかし一方で投資が困難、特に中小企業、零細企業と言いますか小企業におきましては投資も困難で後継者がいないとか先行きが不安だとかいうことでなかなか新しいことができないということから、私どもの町、ものづくりの町でありますけれども非常に難しい環境があるというふうに指導員からは話をいただいております。そういったお話また今、向山議員の提案を鑑みますとやはり情報交換を密にして町でできる範囲は商工会共々実施をしていくというのは必要だというふうに思います。合わせてこの分野はやはり国・県また研究機関のやってもらわなければいけない守備範囲の非常に多い分野であります。また上伊那全体としてもややものづくり産業が沈滞気味だということもありますので、ご提案の件は承りたいというふうに思いますし、町レベルで各団体と協議をしたり、特に一方では支援組織として現在の体制が良いのかどうか、それは若干疑問符も付いているところでありますので検討もしているところでありますが、支援策も含めて4月に向けて検討させていただきたいと思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 前向きな答弁で評価したいというふうに思っています。今、企業経営は先ほど言ったように非常に厳しい状況である。仕事は増えてきたんですけれども単価が下がっているということ、また従業員もそうなんですけれども非常に低賃金でやっていますけれども零細企業は。ところが国は賃金を上げなさいとやっているがとてもではないが零細企業はそういう状況ではない。零細には小企業もそうだと思うんですけども、そういった面では工場を新しくしようとしてもそういうお金もないというようなことがあって、また補助金の制限のなかに入らない、制限から外れてしまうというようなことがままありますので、そういうことも含めてダブっていろいろ申し上げますが、町独自の補助金等も必要になると思います。大きなお金はいらないと思うんですけども助けるという気持ち、それが発展していくというようなことでありますので、そういうことを含めて先の答弁で良いわけですけれどもまた企業相談員または回っている関さん等、また課長・係長等によく状況を知っているかと思いますけれど掌握してまた配慮をするべきだというふうに思いますのでよろしくお願いします。 次に移ります。予防接種の関係で、これは釜屋議員が9月の定例会で一般質問しているわけでありますけども、その後進み具合と言うかどのような方向に進んでいるかということをお聞きしたいわけであります。子宮頸がんワクチンの接種でありますけれども、副作用が13年ごろから問題になって、今箕輪町は受ける人がいないのではないかというふうに思うんですけども、その点とこの前の答弁、町長言っておりますけどもこのままでは非常に厳しい状況になる。日本全体がですが、そういうことで釜屋議員さんが質問した後でどんなような検討をされて来たかというようなことをお聞きして、それから次の質問をしたいというふうに思いますがいかがですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子宮頸がんワクチンについては健康推進課長から説明をさせていただきます。大きく変更はございませんが経過について課長の方から説明させていただきます。 ○木村議長 健康推進課長 ◎百瀬健康推進課長 それでは子宮頸がんワクチンの経過についてご説明させていただきます。接種につきましては25年の4月から定期接種になったわけですけれども、その25年の6月に厚生労働省の方から積極的勧奨の一時差し控えということで通知を受けております。国・県の通知を受けまして町といたしましても上伊那医師会等にお願いをする件でございますので、上伊那で検討をいたしまして積極的な勧奨については一端差し控えまして、保護者の方が先生、医師等とご相談の上に接種をしていただくという経過になっております。以上です。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 私のところに相談と言うか苦情と言うかあったわけですけども、今の状態でいくと日本全体が接種を受けないというような方向になって箕輪町では0というようなことを聞いておりますし、また今まで町長の答弁のなかにも対象者が821人いて1回接種した人が625人、2回が584人、3回目が、これは1人3回受けるということになっているわけですけども555人が受けたという報告を受けたなかでこの影響を受けたというかワクチンを接種したことによっていろいろな問題が起きたわけでありますけれども、そういったなかでこのデータを見ますと、日本が年間1万人が影響を受けて具合が悪くなるというようなことで、今の状態でいても接種を受けないと1万人のうち3,000人が亡くなっていくというようなことでありまして必要なことだということであります。そこで厚労省ではちょっと待ったをしているわけでありますけども、医師会ではワクチンの影響ではないんだと。不安が引き金になって起こる心身の反応だということを言っております。今の状態でいくと先ほども言いましたけれども日本だけ子宮頸がんが増えるのではないかというように言われていますので、ここでなぜ受けないのかということを調査する必要があるのではないかというふうに思うんですけども、不安があるものに対して対処していくということをしていけば、これは前へ進んでいく。テレビ等、報道等で非常に厳しい報道がされていましたので恐ろしくなっているのは現状だと思います。だからそういったことをしっかり住民に知らしめて受けるようにするのが大事だというふうに思うんです。医者の方で言いますとワクチンが悪いと言うことではなくて、心身の反応、精神的なものがあるというようなことであります。しかしこのことについては証明してからということになると、10年は向こうに行くのではないかという感じがするので、そういったことについては今の医師会では大丈夫だと言うけどもそれを証明するものがないので、受けないというような状況だと思うんです。でも箕輪町の、1件そういう症状が出たというようなことであります。そういう面で見ると1人出たというけれども接種を受けてどんな状態であったかということを言うと重症ではないというふうに思うんですけれども、その点どうですか、1人の状況。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子宮頸がんワクチンについては、先ほど課長からの経過について説明をさせていただきました。確かにこの秋になりまして副作用と言われるような報道が非常に大きく報道されております。一方ではこの8月でありますけれども日本産婦人科学会の方からいわゆる勧奨再開を求めるというそういうような声明も出されております。また医師会の方からも接種後に生じた症状に対するその診療の方針と言いますか手引と言いますか、そういったものも出されている状況にありますが、これらを受けて厚生労働省の方でまた県の方で一定の見解がまだ出てまいりません。どちらかと言うと現状のままでという状況にございますので、町として単独で町のエビデンスもなく再開の方向に向けるということは私はできないというふうに思っておりまして、やはりこれらの専門機関であります国・県の動向を踏まえながらというふうに思っております。私どもの町で起きている1件については、摂取後15分後に頭痛、吐き気があって30分ほど休んで回復したという報告のようでございますが、いわゆる副作用ではないというふうに思いますが、私も思うだけでございましてわかりませんがそういった経過もありますので、やはり先ほども申しあげたように国・県の状況待ちということだというふうに思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 質問が悪いようですけれども24年に副作用があったというようなことでありますので、それはどういう状態になったか。命に係わる状態になったのか重症になったのか、そこら辺のあたり1件だけだというようなことで、それともう一つは厚生省の方から来たパンフを配っているというような821人ですか、やっているだけではいけないのでアンケートを取ってどこが受ける気持ちになれないのかというアンケートなどを取ってみることも大事ではないかということで検討したらどうかということです。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 副反応の状況は先ほど申し上げたとおりでありまして、いわゆる重症という状況ではないというふうに思います。アンケートというお話でございますが、町の方で一定の方針変更を想定をしたり考えながらというアンケートというわけにはやはりいかないというふう思いますので、現在のところそういった形のことはできないのではないかというふうに思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 自分としては男性であってこういう質問は苦手でありますので、あとは女性の議員もおりますので任せます。 次に教育行政ですが、教育委員会制度改正について町教育大綱が検討されているようでありますので、その点についてどんな方向でどのように進めているか伺いたい。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地方教行法の改正を受けまして教育総合会議を行わさせていただいております。今まで2回ほど教育委員の皆さんとお話し合いをさせていただき、教育大綱を作成すべく準備・作業をしているところでございます。教育の問題は教育委員会で実施をしていただいているわけでありますが、地方創生を考えるときに最後は人づくりという問題に突き当たります。そういう意味で今回の教育大綱の作業のなかでもどういった地域を担う箕輪町の子どもを育成をしていくか、そういった視点で現在作業をしておりまして、2月には教育大綱として策定をしていく予定でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 教育委員長にお尋ねしますが、今の町長答弁のとおりだと思いますけども、今検討中というようなことでありますのでその辺を伺いたい。 ○木村議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 教育大綱についてのご質問ですけれども、次の質問と多少かぶるかもしれませんけども第5次振興計画との整合を図りながら今後詰めの作業を行っていくということでありますけれども、今現在お答えできる範囲で途中経過ということでご説明させていただきたいと思いますので、若干の文言修正とかそういうことは今後起きてくるかと思いますけれども、現在進行しているところだけをお話します。 教育大綱案は一言で言うと今後箕輪町でどのような人づくりを進めていくのかということに係わることだと思うんですけれども、まず大きな括りとしましては「ふるさと箕輪を愛し、みずから人生を切り開いていく人づくり」というふうに考えております。もう少し詳しく説明させていただきますと、地域への愛情と誇りを育てる教育そしてそれを支える地域のネットワークの構築を進めてその土台の上に21世紀をたくましく生きていく力を育む教育と向学心を持って生涯学び続けていく教育を推進していこうというふうに考えております。この大綱案が第5次振興計画の第6章に「学び合いともに育てるふるさとのまち」のいわば中心、核になるというふうに考えております。そしてそのような人づくりを進めていくための教育の重点として三つほど現在考えております。一つは、地域への愛着と誇りを育てる教育の推進。二つ目は、自己肯定感を持ち創造的に生きていく教育の推進。三つ目は、社会とのつながりを持ち、学び続ける教育の推進。以上の3点から迫っていきたいそんなふうに考えております。以上です。 ○木村議長 これで11番 向山章議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。3番 下原甲子人議員 ◆3番(下原議員) ご指名をいただきましたので通告書に基づき質問をさせていただきます。まず1点目でございますけれども新年度予算を編成するという大切な時期だと思っておりますが、そのときに予算の編成方針で町長の方から対前年比5%減を目指そうあるいは目指して編成する、こういうことが新聞報道とされております。そういうなかでその当初予算というのは88億700万円ぐらいだと思うのですが、その部分で5%減らすということは4億4,000万円くらい減るんです。ということでどういうふうなことでことを進めようとしているのか。そうすると単純に85億を切るような話になろうかと思いますけれども、そういうなかでこの一般会計予算をやるに当たってはどういうふうにお考えになるかということを5%減のことについては全く変更がないかどうかだけを最初に求めたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 平成28年度の予算編成についてでございます。11月に予算編成方針を示させていただきまして、現在各課から予算要求がされているところであります。扶助費または公債費の増大が懸念されることや保育園などの建設事業もあること、また3割を占めます町税の伸びがなかなか期待ができない、また国の経済対策が新型交付金を除きまして限定的ということが予想されるために、財政状況は非常に厳しいというなかでの予算編成作業が始まっているところでございます。5%のシーリングの問題でありますけれども88億円の5%ということではございません。予算編成方針のなかにも示してございますが、いわゆる義務的な経費、準義務的な経費、または臨時的な経費そういったものを除いていわゆる政策に当たる部分なんですが、人件費を除いてでありますが物件費は入ります。人件費を除いてそういったなかの5%削減ということでございます。通常の事務事業をやっているなかの5%については目標値として定めさせていただきまして、予算要求をしていただいているというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 確かに予算編成方針のなかで義務的経費だとか臨時的経費等々については除くと書いてあるわけですけれども、5%変わりませんので、その他のいろいろな部分で減ってくるのではないかなともう少し大きくなるかなという、大きくと言うのは他の項目が予定していたより少なくなるような編成になるのかなと勝手に思っているんですけれども、その辺のところについてはその数字がどうのこうのということではございません。私が申し上げたいのは、次のなかに入ってるんですけどもそういうことにやったときに大型事業に対する取り組みは予算編成上載るかどうか、載っているのかどうかということ、特に沢保育園の問題については町長今までも次年度は沢保育園やりましょうということを言っておりましたので、その部分については具体的にまず申し上げますけれども予算編成上その部分が載っているかどうかということ、あるいは載せようとしているかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 私が大型事業と言っているので非常に大きな感じがするんですが、そうではなくていわゆる建設事業ということなんですが、保育園につきましては箕輪町保育園施設整備計画に沿いまして沢保育園の建て替えに向けまして、本年度設計業務を予算を認めていただいて進めているところであります。設計の終了は当初の予定では28年度の5月ごろという見込みでその後工事発注というふうに考えておりますし、現在そういった進め方をしているところでございます。したがいまして当初の予算化ができるかどうかというのは今後次第というふうに思っておりますが、具体的な設計の出来高が出てまいりまして工事費が積算できる状況になれば当初予算でのことは考えられますけれども、なかなかそういった状況に設計がならないという場合については、当初予算ではそのことを想定をしながら6月議会もしくは臨時議会のなかでお認めいただくという方向になろうかと思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 今申し上げるのは多分補正で6月のころにやろうではないかとこういうことだと思いますけど、私は基本的に町長も言って憚らないでいるわけですね、沢保育園をやりましょう、ただし経費的な部分、いろいろな部分がまだ決まっていないのでただし東箕輪の保育園よりはもう少し上載せしたお金になるだろうこういうことを言っておりますので、私は補正予算と本予算の違いがある。私はあくまでも本予算に載った上に対して補正予算というのは余ったからどうする、足りないからどうするというのが補正だというふうに思っておりますので、やろうとしているのに補正予算で全部、例えば何億円かのお金をすっと補正で出して認めてくださいということは私は基本的におかしい、こう思っているのですが町長どのようにお考えになっているかどうか基本的なことですので、お答えを単純明快に答えてください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町にとって7億円というような数字を申し上げておりますけれども、88億円のなかの7億円というのは非常に大きな額でありますので、基本的には当初予算に載せるべきものだと私は確かに思っております。しかしなかなかその作業が追いつかないという部分もありますので、その辺については議会のまたご理解も賜りたいというふうには思うわけであります。とりわけ今回の場合は基本的に起債対象というふうになりますけども、当然のことながら一般財源を活用いたしますのでその一般財源の財源を臨時の場合にどこに持っていくのかという問題が実はございます。そこを当初のなかで見込みながら予算編成をしなければ臨時でお願いするということはできないものですから、そこを踏まえてどうするか少し時間をいただきたいというふうに思っております。確かにトータルの大体の額というものは設計で出ますけれども、問題はそのあとの変更が度重なっていくというのもまた困ることでありまして、次期ずれはあまりさせたくないという、着工を実は10月前というふうに考えておりますので、それに間に合うような形で当初にすることによってかえって遅くなってしまうということも危惧されまして、その辺については若干時間をいただきたい。議員のおっしゃることは私も承知をしているつもりでございます。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) そうは言っても補正というものの考え方で言ったら概算ですが、例えば東みのわ保育園で掛かったお金の分くらいは当初予算に計上しておいて、いろんな部分があったらこうなりますとかああなりますという部分をやるべきだと私は思うんです。そういうことのなかで、もし業者との関連が出るのであればアバウトの話ですのでということで事が足りると思うのですが、慎重に正確により正確にということを求めるつもりは毛頭ございません。そのことだけは私は申し上げて次に移りたいと思います。そのことを多分町長はやっていただけるということを信じて私は次の質問に移るわけでございます。 そういうことのなかでその他の公共施設の耐震化とか改修という問題を言っているわけでございますけども、ここに幾つかの項目を挙げてあります。これは私が今回初めて取り上げた話ではありません。産業会館はじめそういうことのなかでいろいろあります。そのことについては一体町とすれば耐震化改修をやる気があるんですか、ないんですかという声が町民の方から非常に出ておりますけれども、本当にやる気があるとかないとかはっきり、ただしやる気はあるんだけど今財源がないからこうだと言うのであればはっきり言ってもらいたい、こんなふうに思いますがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 公共施設の今後のあり方でございます。耐震改修をすることを前提にしているだけではありませんけれども、予算をお願いをいたしまして図書館、体育館、武道館について現在耐震診断を実施をさせていただいております。この結果につきましてはこれからということになりますけれども、状況を考慮しながら耐震補強を含めまして実施をさせていただきたいというふうに思います。しかしこれにつきましては、大変大きな金額の事業に実はなります。計画的に進めるということでありまして、私は就任以来このことは必要だというふうに申し上げてきました。耐震改修が問題になったのはもう10年も前のことでございまして、本来ですとその間に計画的に耐震診断を行い、必要な施設の順位付けをして開始をすべきだったというふうに私は思っておりますが、それがなされてきませんでしたのでこれはやむを得ませんが今後耐震診断をしながら、やはり特に災害時に必要な施設であります。緊急的に必要な施設を一番最初ということになりますが、それ以外学校でありますとか最終的には不特定多数の方が入る施設ということが順位付けで一番低いわけですけども、そういった順位付けをしながら計画的にやっていくつもりでございます。特に起債をいただいているなかで耐震診断が済んでいる施設がございます。これにつきましては、産業会館につきましては遅くとも28年度中には方向を明らかにさせていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) ただいま産業会館の話が具体的に出たんですけれども、私は町民からも心配しているんです。私も心配しています。1例を申し上げます。たったの1例です。この下に行くふれあいセンター、耐震化でやったら2階は使ってはいけませんよ、1階だけを使ってくださいよ、そんな話があります。今はそうやって使っているんです。ものは上から下へ落ちますから下は使って上は使ってはいけない、そのまま使っている、私は違うというふうに思うし、もう一つ今度は細かい話をします。この下の健康センターはネーミングは健康センター、健康的なことは何をしているのか、何にもやっていない。学校の何かの教育を授業の教室で使っているだけです。そういうようなことを踏まえてプールの話からいろいろしたいんですけれども、そういう部分のことを踏まえたときにやはり私は町長にお願いしたいことは、耐震診断をやることと耐震化の改修をやることに対する年次計画というものを大びらかに公表すべきだ。町長の胸三寸で決めるのではなくて、こういう今の予定は何年度にはここをこういうふうにしたいんだと、耐震診断はここで終わるんだとかいうような年度表みたいな形で年次計画を出すべきだとこういうふうに思うんですがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まさにそのとおりでありまして、耐震診断の結果を恐れるがあまり町民の皆さんの安全を損なうことは許されません。そういった意味で耐震診断を現在行っているところでございます。計画的に実施をしたいということは先ほど申し上げたとおりであります。それは当然町民の皆さんにスケジューリングを出して、ここまでは耐震性はないけれどもやむを得ないのでお使いを、すぐ倒壊されるということではありませんので、震度6弱以上の地震に対してどういった状況であるというそういう判断でありますので、決してすぐ解体をせざるを得ないということではありませんのでそういったことをお示しをしながらスケジュールを立てたいというふうに思いますし、一番のネックは財源であります。ほとんどのものが一般財源を活用せざるを得ないものになろうかと思います。一部体育施設等で違うものが出てくるかもしれませんが、やはり一材活用になりますので一度にこれをできるわけにはいきません。それと基本的には解体という方向に向かうものも出さざるを得ないと思っています。それは現在活用されている皆さんの他の代替施設もある程度考えないと、ただ解体します、出ていってくださいというわけにはいきませんので、また活用できないというわけにはいきませんので、そんなこともお示しをしながら少し町民の皆さんに一定期間であったり痛みの伴う部分もあることは承知をしますが、そんなこともお願いをしながらスケジュール化したいと思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) スケジューリングをしていただけるということですが、それは本年度中でよろしいですか。そこだけお答えください。いつまでですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 現在、公共施設全部の公共施設総合管理計画を実は立てております。そのなかでこれは耐震改修をする、しないというのは出せるかと思いますが、具体的にいつやるかというところのスケジュール、整備計画までは今年度中は難しいかなというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 難しければいつですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 財政シミュレーションを出しておりますけれども、財政シミュレーションのなかに耐震改修のものについて入れてございません。したがいまして、財政的な担保ができることを考えながらということになりますが、28年度中にはお示しをしていきたいと思います。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) わかりました。もう一つは先ほど言った健康センターは耐震化制度をやってないと思うし、まだできていないのかもしれませんがやったのかもしれません。あそこは多分地区からいくとアスベストを使っているんです。そういうこととネーミングもおかしいということのなかから早急にその辺のところにとてもお金の掛かってどうのこうのという問題ではございませんので、早急に手を打つべきだとこのように思います。そのことだけ申し上げておきます。そういういろいろなことを踏まえてたときに、町長、編成方針のなかにもありますけれども、債権のことで実質公債比率と将来負担率の問題を非常に長野県でも高い位置にいるということを承知の上なんですが、実質公債比率、将来負担率の28年度中に対してどんな推移を想定しているのかどうか簡単にお答えください。今の数字は申し上げなくても知っていると思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 実質公債費比率や将来負担比率についてはお示しをしてあるとおりでございます。実質公債費比率は平成26年12.1%になっておりまして、17年度の19.7をピークに減少してきておりまして一定の数値になっているというふうに判断しております。これが今後どうなるかということですが、ここ1、2年の学校等に係わる施設整備、合わせて今後予定されております保育園の整備等を考えますと、若干ポイントが悪化するということはやむを得ないと思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) そういうことを睨みながら町政を運営するトップが進めていくわけですから、私はそれがどうのこうのという、要は将来負担率はお金を返せればいいわけです。そういう部分になった時に財源をどうするかという問題が出てくるだけで、スタートしたときに財形しても3年間はいいわけですから。どういう方法でもいろいろな形で出るということを思いますので、ぜひ健康センターの件についても先ほど言ったようにいろんな部分でお金が掛かる。掛かることも承知なんです。ですからそういうものもお示しをいただきながら、町民にも納得してもらうというふうに持っていっていただきたい、またそうすべきだとこういうことを期待をし、あるいは提案を申し上げながらこの件に対する質問は終了したいと思って次の方に移りたいと思いますが、次の方は伊北インター付近の渋滞についてという形で大きくは三つありますけれども二つを一緒に言います。 春日街道の延伸それから東西線の右折専用信号機の設置とこういうふうにうたっているんですけれども、このことについては当然のことながら地籍が辰野地籍であったりして東西線というのは難しくて、こちらから国道から行くのは辰野地籍だけど向こうに出るときは箕輪町なんです、北小河内になってしまう。そういうようなことを踏まえますと、辰野町と共同しながらこのことに対しては相当ピッチを早めてやっていただきたい。また白鳥町長は県職の方の顔見知りも強いでしょうし、大いに早くスピード感を持って対応してもらいたい。また右折専用機の信号機についてはいろいろあろうかと思いますが、あれをなくすことによって二つ春日街道の延伸と右折をやることによって渋滞はかなり緩和します。 それからもう一つは北小河内から来る方が混むものですから信号機が。そうするとその上の道路を走るんです、県道坂。それが通学道路になっているんです。ですから渋滞を避けていって、みんなそっちに車が回るので通学上も心配している。こういうようなことがあって是非箕輪町長、辰野町長あるいは辰野町、箕輪町と一緒にタッグを組みながら県・国に強力に推進をしていただくようにお願いをしたいと思うし、今までも何回か申し上げてきています。いろんな人が申し上げているんですがその現況についてをお話をいただきたい、このように思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 春日街道の先線、これは辰野町地籍でございますけれども、沢上一帯の朝夕の渋滞を解消するにはもうなくてはならない大きな問題でございます。伊那建設事務所や県建設部へ辰野町と共々要望活動しているところでありますが、現在の状況を最初に申し上げますが、先線の用地取得の状況は補償物件を除きまして面積ベースで80%程度になっておりまして、本年度暫定ではございますが一部工事着手になろうというふうに聞いております。とにかく要望活動が必要だということで4月22日が伊那建設事務所の現地調査にお願いをしたところでありますし、8月10日には建設部の技監に対して現地に来ていただきまして要望したところでございます。またオリンパスへ入る交差点の右折の問題でありますがなかなか難しい問題でございまして、南側から走った場合ですけども右折専用ラインがないということと、交差点の形状がT字路であることから、右折専用機が基本的には付けられない場所ということでございまして現在時差方式を取っているわけであります。そういう意味であそこの部分についてはなかなか良い知恵が浮かばないところでありまして、辰野町全体の道路改良を西側へ上がっていく線ということなんですが、そういったことも含めて連携をさせていただきたいと考えております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 右折専用信号機が難しい、難しいところをお願いして実施していただけるのが町長の力ではないですか。私はそう信じています。ですから難しいで片付けるのではなくて難しいことをどうやったらやっていただけるか、やるかというふうに考えていただきたいし、またそうしてやっていただけるだけの力を持っている町長だと信じてますので、期待を裏切らないようにしてやってもらいたいと思います。いずれにしてもそういうことで、確かに用地買収が進んでどうしてこうしてという話は聞いています。けれども北小河内との関連もあります。東県道の方に行きますルート153はそうなんですが県道線なのである人がこう言いました。「諏訪の日赤病院へ行く人が自分の家から箕輪町の人が伊北インターなり、そこのところを超える時間とそこを超えてから諏訪の日赤病院へ行く時間とどっちが長いと思いますか。」距離は明らかに諏訪の方が長いです。全く渋滞を越えてその時間帯に行けば、その北小河内なりでルート153号線の東西線を超えるまでの時間の方がはるかに余計掛かる。実際、渋滞の現状を見れば通退勤のときに見ればこれは目を覆いたくなるぐらい、またいじけてきますよ。そういうことを本当に町長自分の目で見てもらいたい。またそういうなかでやれる町長だと信じていますので、期待を裏切らないようにお願いをしたいと思いますのでよろしくお願いをしたいと思います。それで答弁を求めていると時間が過ぎますのでいりませんけれども、そのことについてだけは承知しておいていただきたいなとこんなふうに思います。 そのなかでバイパスの4車線という形で熊野坂のあたりのところですが、箕輪町の北の玄関口と言われるところがずっとそばをつくったりいろいろして今管理がそうなっているんですけれども、あそこから西友へのぼるところの鉄道の上までのところまでというのは、やはり北の玄関口として大切だし、そういうことをやることによってまた東西線とは別の道路もできるきっかけにもなるわけですけれども、こうなってますと今みんな153号のバイパスは南の方へ南の方へと行っているんです。広域で進めているので私も知っています。だけども北の玄関口である熊野坂のところの4車線側についての進捗はどうなっているかお尋ねしたいし、またどんな状況かもお答えいただければありがたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 国道153号全体の工事の状況についてはご案内のとおりだというふうに思います。今言われましたバイパスの4車線化、実は必要だというふうに思っておりまして交通安全という意味合いもありますが、物流としても必要だというふうに思っております。また長年もう20年を超える期間が経過をしているということもありまして、私自身とすれば建設部に要望している最中でございます。ただこれは、これまで要望されていないということと、具体的な要望がされていないということと、現在伊那バイパスの事業が進捗をしていてそちらに財源が非常に掛かっているということから非常に難しい話だというふうに思っております。しかし、必要性は十分感じておりまして、今後具体的な要望活動に入っていかなければいけないと思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) バイパスの4車線化が要望されていないというのは言葉が悪いのですが驚きの言葉以外にないんですが、ここでも何回か、私ばかりではないですよ。白鳥町長になる前からそのことについては盛んに申し上げていた部分が知られていないというふうになると、非常にがっくりする話でございますけれども私はそんなふうに思っておりませんでしたけれども、確認しなかった方が悪いのかもしれません。ですからもう一度確認を改めてしてほしいなということと、早期の促進をしていただきたい。南の方へ行くことが私は悪いというより、むしろそういうことも渋滞解消の一つになるんだというふうに私は思っているわけです。ですからバイパスの促進化ということについては本当に町長もう一度確認を含めてご要望を、もしそうだったら推進の策のために要望し交渉をしていただきたいというお願いを申し上げたい。いかがですか。
    ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 要望がしていないと言うのは必要がないとかそういう意味で要望していないという意味では当然ございませんので、当然話のなかで4車線化、箕輪町バイパスの4車線化というのは議論の俎上に載っていけないわけではないんです。しかし、具体的な例えば伊那バイパスは木下の南側から入っていくわけですけれども、そこは同盟会の活動があって具体的にしているわけですが、ここには取り立ててそういった意味の組織もございませんし対応もしていないのが現実なんです。私はそれは困るということを言っていまして、やはり町として具体的な要望活動を積極的に国・県関連の国会議員等にしなければことは動かないということを申し上げているんです。要望していないという言葉のあやで今申し上げたみたいなところあるのですが、そういったことをより積極的にしなければいけないということで私もさせていただいておりますし、今後も国等に関連議員等に要望・陳情活動をさせていただくということにしております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 今のお話で話はわかりましたので推進するためのご尽力を、さらなるご尽力をちょうだいしたいというふうに思います。いずれにいたしましてもあそこらへんのインター界隈、それにまつわることの渋滞については早急にいろんな部分でそれぞれの皆さん方に感じ取ってもらっている話、北小河内や東小へ通う子どもたちの実態を見ていただいて、そのなかでぜひ要望等々を踏まえながら対応をお願いしていきたいこんなふうに思いますのでよろしくお願いをしたいと思います。それで議長に大変申しわけないですが、お断りしたいのですが3番と4番のうち一部4番を残しますけれども変更させていただきたい、こんなふうに思いますがよろしいでしょうか。 ○木村議長 どうぞ。 ◆3番(下原議員)  そうすれば4の一般行政のことについて、まず最初に箕輪町の駅伝大会についてお尋ねをしたいと思います。駅伝大会も昭和35年スタートから56回を数えているわけでございますけれども、その間ずっとやってこれまして21年度から1周でなくて東西の2コースに分かれてやっているということについてこれが私は良い、悪いということではなくて、町民・住民の声を正しく伝えて検討していただきたいということを申し上げたいと思ってこれから申し上げますけども、要するに検討委員会で決めたことだけれども一つの見直しのなかで多くの町民、あるいは分館の皆さん方から出ている、全部ではございませんが多くの皆さんから出ているお話は町内1周駅伝に戻してほしいな、戻すべきだなという声が聞こえてきます。そういうことに対して町の方の考え方、あるいはこれは公民館の関係の仕事だと思いますのでそれぞれに教育委員会の方かと思いますけれども、町長の考え方を踏まえ教育委員会の方も皆さん方も簡単に答弁をお願いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 箕輪町駅伝大会は広く町民に親しまれている町にとっては大事な大会でございます。お尋ねのように東西2コース10区間とする大会に変更して、若干の手直しはありましたけれども現在継続しているところでございます。今ご質問ありましたけれども、コースが東西に分断をされていて大会の盛り上がりに欠けるとかスタート・ゴールが2カ所で特に東コースのゴールが寂しいとか一定の地籍を通らないこと、また木下・松島の中心部を通らないというようなことからさまざまなご意見があることを承知をしております。このため現在各分館に対してアンケートを実施をしておりまして、それらを踏まえた上で各分館やスポーツ推進委員、町陸上部からなる検討委員会を開きまして、今後の大会について検討していただくということになっております。 ○木村議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 ただいまの町長答弁と若干ダブるかもしれませんけれども、24年度の検討委員会で検討した結果、現状のまま継続するということで結論はそのときは出たんですけれども、現在のコースの課題が幾つか出ていることも事実でございます。東西に分断されてタスキが繋がらない、盛り上がりに欠ける、それからスタート・ゴールが2カ所あってでも特に東コースの方はゴールが寂しいとか、それから集落内を通らないコースが多くて応援のしがいがないとか、中原を通らないので公平性に欠けるのではないか、このようなことでありまして、今年度実施しました第56回大会の反省においても町内1週コースの復活を望む声が多く上がったのは事実であります。また一方で、小さな分館はなかなか選手が集まらず大変というようなそんなご意見も出ております。今年度中に検討委員会の設置など行い、規模の小さな分館ができるだけ参加できるような形で第57回、来年度ですけれども大会に向けて検討を進めていく予定であります。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 検討委員会なり何なりを設けて検討していただけるということですのでそれ以上のことは申し上げませんけど、ここで決定できることでもないしそれぞれの分館の立場もありますのでそんなことを申し上げておきたいと思いますが、今の現コースでいくと中原区は通らないんですね。中原区の人たちも不満をたくさん持っていますということだけを申し添えながら、この質問は終わって次の質問に移りたいと思います。 次の質問でございますが行政委員会と言って非常勤特別職というのは教育委員会、選挙管理委員会、監査委員、固定資産評価審査委員会、農業委員会というような五つの部分があるわけでございますけれども、このことは私が今ここで申し上げるまでもなく釈迦に説法でそのことは知っていると言われそうですけれども、改めてそれを確認しているなかで特別職である町長、副町長、議員のそれぞれの皆さん方については特別報酬審議委員会というのがあって、それぞれの報酬に対しては毎年に近い形でおやりになっていらっしゃるのですが、このことに対しては行政委員会のことについては町長決裁、何でも町長決裁ですけれどもそういう諮問委員会に係っていくことが私はないのではないかというふうに私は思っているんですけれども、ということは実態に合っていない。一方、それを県内・郡内の他の市町村と比較していったときには箕輪の部分についてはそこそこの位置にいるこのことも知っています。しかしながら、私はいろんな部分を加味したときにその委員会ごとに出掛けて仕事をする出勤日数、出勤内容によってそれぞれ方法をもう一度考えるべきではないかというふうに思ってそういう部分を踏まえて、諮問委員会に諮ってみたらいかがでしょうか、諮っていただけないでしょうかという部分についてご質問をしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 特別職の職員で非常勤の者についての報酬でございますが、条例によっているわけですがその条例の前提にはやはり報酬をどうするかという議論がやはり必要であります。そのために議員さんのそういったご質問でございますが、町の特別職報酬等審議会に町長・副町長等の議会の皆さんの報酬を審議をしていただくわけですけれども、合わせて諮問を行っている状況にございます。そんな状況のなかから昨年度は消防団員でありますとか農業委員の報酬について検討されまして、附帯事項ではありますけれどもご意見もいただいたところでございます。したがいまして、その他の職員につきましても必要に応じて審議会にお願いをしていくということになろうかと思います。月額報酬にするか日額報酬にするかという議論も実はないわけではないんですが、私どもの町の報酬体系を見ますと、月額がそれほど大きなものではないので月額報酬でよろしいのではないかと思っていますが、県のように月額プラス日額、月額を非常に下げまして日額の日数に応じて報酬を加えていくというような方式もあるんだと思いますが、そのことも踏まえながら報酬審議会の方にお話をさせていただきたいというふうに思います。その際にはそれぞれの職の活動状況をお知らせをして議論の俎上にさせていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) いずれにしてもそういうことが審議委員会の中の方へ提案をしたりいろいろされているということでございますけれども、本当にそれぞれの立場でお仕事をしていただいたり任務を全うしていただく上において、非常に検討する余地があるのではなかろうかと私は感じておりますので、改めて町長に申し上げながら諮問すべきことについては諮問をしていただきたい。今ここで具体的にどこそこの委員会がどうだ誰それがどうだということは申し上げるつもりは毛頭ございませんので、いずれにいたしましても行政委員会の動きあるいは働き、あるいは勤務状況等々責務も含めてご検討し、必要だったら諮問していただいてその結論をまた聞かせていただきたい、このように思いますのでよろしくお願いをしておきたいと思います。 さて、次でございますが後先になりますけれども最後のところで箕輪ダムのダム湖の小水力発電計画ということがこの間質問書を出す朝に新聞に載りましたので一番後ろに慌てて書き込みました。ということは議会も知らなければ誰も知らない、町長等が知っているだけか知りませんけれども町民にポンと出て、さあどうなっていると私はこのことに対しては非常に今の部分に対しては良いことだと思っています。大変に良いことを研究されるんだな、県の企業局も県もなかなかやるな、あるいは町もそうだなと言いながらそういうものをやっていく上において内容がわからないものですから、課題だとか今後の進め方、どのくらいの発電量を持って、あそこは渇水期もあるんですよね。まずは一番大事なことは地権者、その地区の特に長岡・南小河内・北小河内関係に存在していると私は認識しているんですけれども、そういう地権に対する人たちとの話とか了解がどのように取られているか、内容的な説明を含めて質問をさせていただきます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 箕輪ダムの小水力発電計画でございます。信濃毎日新聞の14日またみのわ新聞の15日等に掲載をされました計画でございます。これにつきましては、県の建設部の方で12月議会の建設委員会のなかで発表されるということがございまして、そこから報道に出すということになっておりましたので私どもとしても承知をしておりましたけれども、以前から計画の説明は受けておりまして承知はしておりました。私自身も就任以来、箕輪ダムについてはそういった町の極めて重要な資源であって、自然エネルギーを活用するという意味では一つのものであるのでお願いをしたいということを要請・要望をして建設もしくは企業局の方にしてまいりました。そんななかでのことでありますが、事前に7日でありますけれども地元の区長、東箕輪3区の長岡・南小河内・北小河内の区長さんに対しまして県の河川課、企業局それと伊那建設事務所からお越しをいただいて説明をさせていただいた上で報道発表に至っております。今後につきましては、県の企業局が実施主体になるということでございますので地元の自治体、利水を受けているものなどまた関係者で研究会を設けまして課題整理をしていく予定でございます。報道によりますと発電量は100kwということでありますが、これ河川放流する水を利用して発電する仕組みでありまして、水瓶であります飲用水に使うものについてはダムに通さないということを予定をしておりますので、どのくらいの発電量になるのか疑問もございますけれどもそういった報道で出されている数字以上のものは出るのではないかというふうに期待もしているところであります。小水力をすることに伴いまして地元の水利権者に対する影響というものがありますので、今後研究会のなかでどんな議論がされるか私どもも参加をさせていただいて慎重かつ積極的に対応してまいりたいと思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 大変わかりやすいんですけれども、これから先、町がやっていかなければいけないこと、係わらなければいけないことは何でしょう。あるいはこれは県の建設部、企業局のやるものだから何も係わらなくてもいい、権利者の住む皆さん方とご了解を得、地元地区の皆さん方にお話をしたのであとは箕輪としてあるいは箕輪町として係わることはないよと言うならそれで結構でございます。いずれにいたしましても、私も同じでございますし多くの皆さんが大いに期待している部分で非常に良いことだということに対しての評価は共通項でございます。素晴らしいなと、良いではないかという声が盛んに多いんですけれども、これから町がそういう部分で取り組んでいかなければならないこと、箕輪ダムに関してそういうことは何かあるのかどうかもう一度お尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地元には説明をしたと言うか区長さんに説明をした段階でございまして、地元にどんな影響が出るのかどんな心配事があるのかということについてはこれからのことであります。町としては県がつくります研究会に参加をさせていただいて、課題については私どもで解決しなければいけないことがあればそういった提案なり事業実施もあるのかもしれませんけども、それを踏まえてやっていくつもりでおります。これは県がやることだといった認識は全くございません。町としてまた地元、特に農業用水での活用でありますのでそういった心配がないように説明もし、そういった対応していきたいというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) いずれにしてもこのことにつきまして、研究の部分だと言いながらも発表されているなかで大いに町民が期待しています。非常に良いことだなということをくどく申し上げますけれども、そういう部分であるのでそれに対して町が係わり、県におんぶに抱っこではなくて私はそういう部分で主張すべきは主張しやることはやって、なおかつそれが起爆剤になって自然エネルギーの活用方法が広がっていくことを大いに期待をしたい、このように思っていますので、地元の皆さん含め町民の皆さん方共々そういう部分を見守りながらあるいは力を出しながら知恵を出しながら係わっていっていただきたいということをお願いを申し上げたいというふうに思います。 それでは次の質問に入るわけでございますけれども、学校教育の件でございますけれども学校教育の部分は特に私はここに書いてあるように各種大会の活躍・就学援助・いじめや暴力等その他の問題についてもいろいろあるわけですが、本当に箕輪の教育で小学校・中学校共にすばらしい部活なり部活ばかりではありませんよ、すべての部分でそれが英語教育でありICT教育であり、あるいは料理の部分であったり音楽コンクールだとか部活だとかいろいろな部分で大活躍して新聞報道されておりますので、今さら一個一個申し上げることありません。だけれどもこのことが非常に良いよでおしまいになるのではなくて、それぞれに3月になると進級してくわけです。6年生は中学生なり中学3年は卒業していきます。そういう状況になっていったときに良いことを引き継ぎ、伝統をしっかりつくっていただきたいというふうに思いますので、教育委員会の進め方、考え方についてお尋ねをします。まとめて言いますけれども、そういうなかで就学援助が過日の新聞紙上かテレビでお聞きしたのですが、就学援助対象者が非常に増加しているのが現状だとこういうことでございますので、この辺のところを含めて各種部活その他を含めて活躍したこと、活躍していることを是非引き続いてやってもらいたい。就学援助の部分についてはどうだろう、それからいじめ・暴力等の対応についてまとめて私三つ、四つ質問をしますけれどもお答えをいただければありがたい。教育委員会にお尋ねを申し上げたい。必要なら町長に答弁を求めたい、こんなふうに思います。以上です。 ○木村議長 教育委員長 ◎白鳥教育委員長 今下原議員さんからご質問のあった特に各種大会のことの方を中心にお話しさせていただきたいと思います。二重になるかもしれませんけれども、私は箕輪町内の小学生・中学生が本当によく頑張って成果を上げているなということを思っています。私はぜひこの場で一つお話させていただきたいのは、今年度とかくスポーツ面が強調されるわけですけれども、今年度先ほど議員さんの話もありましたけれども、音楽コンクールの方で大変な成果が上がっているなということは私はちょっとお話しさせていただきたいなということを思っています。ご承知のように中部小学校の合唱団と箕輪中学校の合唱部、TBSの「こども音楽コンクール」という全国コンクールがあるわけですけれども、この両方を長野県には小学校が約400弱、中学は200弱はあるんですが、そのなかで選ばれて東日本大会、さらに東日本大会でも最優秀の成績をこの全国的に見れば小さな町から出たということは私はとても誇らしいことだなと思って胸を張って良いことではないかなということを思っています。その関係する子どもさんたちや指導に当たる先生、保護者の方や地域の方の応援、それから町当局のご配慮、いろいろなことがあってそういうとこへ繋がっているんだということを思っていますので、そういったことを今後繋いでいくことは大事だなということを思います。またその他にもスポーツ関係、それから文化面でも時間もありませんので一つ一つは申し上げませんけれども、大変な成果を上げていることは事実です。その伝統を繋いでいってほしいということ、これも例えば教員人事に係わることであるとか少子化を見込んでこれから部活が少なくなるんではないかと、いろいろな面もあるわけですけども幸いなことに箕輪中学は五つの小学校から一つの中学へ来て、県内でも有数の生徒数を維持できておりますので、スポーツ面、文化面両方とも部活の数はかなり私は多い方ではないかなとそういった意味でも、受け皿はやりたい子どもは中学へ行ってできる、または小学校のときには経験したことのないことをやってみようというそういう意味の受け皿はかなり選択肢としてあるかなということを思っておりますし、今のことですので、例えばフェンシングにしてもサッカーにしてもバレーにしてもバスケットにしても社会体育の面、文化面もそうですけれども社会体育・社会教育の面でも受け皿はかなりあるんではないかなということを思っておりますので、特にその優秀な子どもが次の段階へ進んだときに受け皿がなくて困っているということはあまり聞いておりませんので、今のそういった実績と言いますか子どもたちの成果が次に繋がるようにまたそういう人口が増えてくるように、今後も大事に考えていきたいというふうに思っています。 続きまして就学援助といじめや暴力の方につきましては、教育長の方から説明させていただきます。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 私の方から2点目、3点目について説明を申し上げます。生活援助の関係で困っているおうちが多いのではないか、全体的には増えているというお話でございました。箕輪町の方にもそういった形で生活扶助を受けている人に準ずるの形の保護者に対して準用保護制度というものがございまして、その家庭をご支援申し上げております。27年度で言いますと小学校の申請者は114、中学校の方は78ということです。昨年に比べると10名ほど増えておりますけれども、ここ5年のところをずっと見ますと大体箕輪町は似たような形で推移しています。とても増えているなという感じではございません。他町村の状況も調べさせていただきましたが、決して箕輪が多いとかではなくてどちらかと言うと若干少なめの数字だと思います。 それからいじめ・暴力の関係でございますが、こちらの方も再三議会等でもご説明申し上げましたようにインターネット社会になりましたしスマホの社会になりました。そういった意味も含めていろいろなことが大勢の子どもたちが生活しているなかではございます。いわゆるトラブル等はありますが、そういったなかでいじめの起きないあるいはいじめに繋がるような行為を見逃さない、そういった形で学校現場では徹底をしていただいていますし、かなり前のときにも申し上げましたが、いじめ防止基本方針も町でつくりまして各学校もそれに基づいてできておりまして取り組んでおります。基本的にはいじめを許さない学校、学年、学級、部活というスローガンを掲げてそれぞれのところで取り組んでおりますので、特に一番のもとは今やっているグレードアッププランと言う一番のベースはやはり自己肯定感を持った子どもをつくる上に初めてそういった形が花開く、そういった形を進めております。1人でもそういった子どもが出ないように頑張っていきたいと思います。以上です。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) ただいま教育委員長、教育長の話でわかりますけれども、要はそういう教育行政によってやはり第5次振興計画のなかで人口減少という問題が一つ大きく取り上げられているんですけれども、そういうときに箕輪町は学校教育、教育を受けたいとうちの子も受けたいよという人口増に間接的にも繋がるように期待をしているところでございますので、いろいろなお一層頑張ってもらいたいというふうに思います。 さて次の質問でございますけれども、定住自立圏構想の件でございますけれども、今議会にも提案されておりますので協定を云々のということでございますけれども、ここで私はその場で聞けばいいし委員会で聞けばいいこともありますけど、町長に直にお尋ねをしていきたいと思います。特に連絡協議会というものができましたというふうにして、そこでいろいろな部分をやります。それは多分伊那市、南箕輪、箕輪の長の皆さん方3人で形成されるのが連絡協議会ではないかというふうに思っています。そのとおりだと思いますが、そういう部分でやったときに共生ビジョン策定を中心市が設定する、策定するとこうなっています。そうすると伊那市中心型になっていってしまうのではないかな、それは困るなという部分も勝手に思うのですがその説明をいただきたいということと、もう一つはその共生ビジョンをつくるときに議会の議決が必要だということはわかりました。今後も新しいことができれば今三つあります。三つのことを私申し上げませんけれども知っていますのでいいんですけれども、今後新しい住民ニーズ、議会ニーズができてきたらこういうことをしてほしい、ああいうことをしてほしい、今中央病院のバスだとか人材育成のことだとか産業に関するいろいろな部分、三つありますけれど承知しています。新しいニーズを発見したりニーズを把握するのをどうやってやっていくのか。議会で賛成・反対、ただ単にそういうものではない。そういうものができたときには議会に諮って、連絡協議会に持ち込むのかどうかという組織的な部分と任務がいまいち私には明確に理解ができないものですから、あえて質問をさせていただき、まとめたような形でございますけれどもその必要事項についてご答弁をいただきたい、このように思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 定住自立圏をこれから進めていくということでまた議会の皆さんのご支援もお願いをしたいわけでありますし、そのなかで具体的な事業の中身は現在3項目にしております。これは連絡協議会、これは3市町村長を持って組織をして事務局は伊那市ということでありますが、決して伊那市のために定住自立圏をするわけではございません。もちろん中心市は伊那市でありまして、そこを取り巻く隣接の町村が今回の対応をするということであります。私どもの町にとってメリットがある、そしてそれが上伊那地域の発展に繋がるとそういったものをチョイスしていくわけでありますので、3項目以外のものが出てきた場合については改めて連絡協議会で話をし、そして議会にお願いをしてビジョンを策定をしてもらうと、ビジョン策定は実施方法として中心市が行うということになっております。懇談会を通じて関係者の意見を反映しながらということになっておりますが、当然その前提に各関係の市町村、私どもで言えば箕輪町と南箕輪村の考え方を踏まえてビジョンを作成していただくわけでありまして、伊那市のために実施をするわけでは到底ございませんので、私たちは主張すべきことは主張を致しますし、かつ私どもの方にも交付税が入ってまいりますので、関連の事業を町独自でも実施ができるというふうに思っております。 ◆3番(下原議員) 以上で私の質問を終わります。 ○木村議長 これで3番 下原甲子人議員の質問は終わりました。 会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午前11時10分といたします。    午前10時55分 休憩    午前11時10分 再開 ○木村議長 休憩前に続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。2番 大槻金吾議員 ◆2番(大槻議員) それでは通告に従いまして質問をしてまいりますのでよろしくお願いいたします。まず町長就任から満1年が経過をしました。ベテランの平澤町政の後任として大変なご苦労があったことと推察をするところであります。この1年箕輪町を背負い、引っ張ってきたなかで多くの町民の皆さんと語らいながら町発展のために汗を流してこられたことと思います。町長も長い期間この町を離れておりました。しかし、町長としてこの箕輪町に住んでみてこの1年は人の何倍もこの町に住んでいたかのような気持ちになったのではないでしょうか。新聞報道などを見ますと、町民は一定の満足感を持って住んでいると述べております。町長自身この町に住み、この町で暮らしてみてどのように感じたでしょうか。向山議員さんにも答弁していただきましたが、この1年で感じられたことがありましたらお聞きしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 就任満1年ということでどんな感想かということでございます。感想としては先ほど向山議員に答弁をしたとおりでございますが、町の活力と言いますか潜在力と言いますかそういうのは先ほど申し上げたとおり、当地域にはまだまだあるなということはやはり申し上げなければいけないというふうに思っております。そのなかで町民の皆さんの今後の将来に対する危機感と言うか時代認識と言うかそういったものも私どもと共有していただきたいというつもりも含めて、町民の皆さんとの対話とか職員との対話ですとか、そういったことをさらに積み重ねていかなければいけないというふうに思っております。現場の声、生の声を聞きたいというそういう思いでやってまいりましたけれども、その点まだまだ不十分だなというふうにも感じております。 もう一つは町の財政力などを踏まえますと、現在の財政運営は思った以上に窮屈だという印象を持っております。ソフト重視の行政施策が展開をされてきたわけでありますけれども、元来その箱物というような、言葉は悪いのですがそういったものの長寿命化でありますとか産業施策でありますとか、そういった部分で実施すべきものもあったのではないかというのが感想でございます。 もう一つ役場内部の最も身近な職員等の関係でありますが、意思疎通といった面では組織、人事、仕事の進め方等々変えてきましたけれども、そのなかで一定の改善ができているというふうに私は思っておりますが、私自身の力不足もまだありましてまだまだ伝わり切れていないのではないかという感じもしております。職員の皆さんには行政経営をしているんだという意識面と言いますか政策能力の形成と言いますか、そういった点にさらに力を付けてもらいたいというふうに思いますし、私自身の力量もアップをしていかないとそれはできないということでありますので、役場庁舎内での運営について工夫が必要だというふうに考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) このことにつきましてはもう新聞でも報道されているわけでございますが、町長立候補されて7つの約束、また30項目にわたる施策の公約を実現されておりました。こういったなかで新聞ともダブろうかと思いますが、数多くの実演されたことも多いと思いますが、この点についてはどのように感じているかお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 基本政策30につきましては1年を経過したということもございまして、担当課で判断をしていただいて事業ベースでは61本ということになりましたけれども、実施状況について発表させていただいたところであります。全体を見ますとスタートダッシュが大事だというふうなことを思ってやってきましたので、全体としては順調なスタートが切れたというふうに思っておりますが、検討中とか準備中とかこれはやっていないということではなくて、やはり時間的な制約も含めてもう少し制度設計が必要なものが相当数あるなということであります。なおその順調にスタートと言ってもこれは全体として言えば緒についたばかりというのが正直なところであります。実施をしたとかやったとか終わったとかそういう事業はあるんですが、それが成果があったのかこれによって行政的なレベルが上がったのかということはまだ判断がされているところではございません。したがいまして、そういう意味での事業成果・効果というものをこれから見ていかないと、ただやったというだけに過ぎないということを思っていまして、そういうことは戒めていかないといけないというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 町の将来を左右する重要施策であります第5次振興計画が未来委員会等で今着々と計画され、最終段階に入っていようかと思います。この第5次振興計画もございますが、町長自身2年目あるいは3年目に向かってこんなことをやっていきたいといったような施策がありましたら、ここでお願いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今後力を入れていきたいと言うかやってみたいという施策というお話でございますが、今回の策定でいよいよ実行の年というふうに来年を捉えてまいりたいというふうに思っております。やらねばならないことは明記をしますので、それ以上のことはありませんし、総合行政として実施をしていくということになります。しかし、あえて申し上げればやはり少子化対策を中心に据えながら先延ばしになってしまったという認識があります。産業、特に農林業、工業、働く者の確保こういった点を重点的に実施をしていきたいというふうに思っております。時間的制約があった昨年と比べ今回はそんなことは言えませんので、箕輪チャレンジという事業をこれから表に出してまいりますけれどもそれらを実施をしていくということになろうかと思います。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) いよいよ白鳥カラーをしっかり出していただきまして、頑張っていってもらいたいと思います。 次に東部診療所についてお聞きをいたします。東部診療所は、昭和26年ころ地域住民の健康管理と無医村地区解消のため東箕輪診療所として開設。以来、移転を伴いながら昭和30年合併に合わせて箕輪町健康保険東箕輪診療所と名称を改め、平成5年4月に施設老朽化に伴い、診療所、医師住宅の新築を行い、現在に至っているところであります。この間、地域唯一の診療所として地域住民の健康づくりに貢献をしたものであります。現況につきましては受診者数から見ますと平成24年度は9,700人でありました。しかし、平成27年本年度のこれ推定人口と言われております3,600人となっております。37%という数字であります。一般会計からの繰入金も大変な額となってきており、このままではさらなる数字になってしまうことが想定をされます。私は担当医師の医療方針は一概に間違っていたとは思いません。医師としての信念を持ち、診療や指導に当たっていたと感じております。最近はどこの病院の医師もそうだと聞いておりますが、患者さんの顔を見て話さず、コンピュータを見ながら話をしているようであります。しかし、大切なことは患者さんとのコミュニケーションであります。患者さんの心を掴むことがいかに大事かと思うわけでございます。いずれにしましても、2013年から本年まで地域の医療のためにご努力されてこられた医師には、感謝をしなければならないと思います。 さて担当医師が来年3月をもって退任されることが決まりました。町では既に休診を決め、地元地区役員に対して説明会を開いたり、チラシを回覧して住民に周知を図っているようであります。本年の1日当たりの平均患者数は約20人前後であり、7割の人は東箕輪地区の皆さんとあります。この皆さんこそが弱者であり、頼りにしている東部診療所であるのです。地元区民と患者の方々への説明を行い、患者の皆さんには直ちに丁寧な対応を行っていきたいとしております。どのような対応を考えているのかお聞きいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 東部診療所の方針等、また経過等については議員お尋ねのとおりでございます。現在は各地元への説明会、これは12月12日をもちまして3区については説明が終了いたしましたが、とりわけの患者個々人への対応がやはり重要でございます。患者様へは相談をしながら紹介状も含めて最後までドクターの方からきちんと対応させていただきたいというふうに思っております。まだ日数がございますので、現在の状況また今後の患者さんとの対応等については時間を掛けながら丁寧にさせていただきたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 丁寧と言いますかよく患者さんが納得できる形のなかで説明を行っていっていただきたいと思うわけでございます。小学校や保育園等いわゆる校医がいなくなってしまうわけでございますが、この点についてはどのようなお考えかお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回の休診に当たりまして医師会の方にご相談をさせていただきまして、学校医がいなくなるとそんなことないように対応させていただいているところでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) それは来年の4月は確実に医師は手配できるとこういうことでございますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 そういう予定でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 地域に暮らしやすいかどうか等でもまず出てくるのは、医療施設が整っているかどうかであります。近くに施設があることにより安心感があり、だからこそそこに住んでいる、また暮らしているということに繋がっていくのであります。最近になり、箕輪町にも個人医院ができてまいりました。しかしながら、その個人医院はどこも天竜川の西側でございます。東部診療所は地域のために必要であり、なくてはならない施設であると考えております。町長も黒字を求めるわけではないと語っております。もちろん医師がいなければ成り立っていきません。形は変わろうともこの医療施設を終わらせることのないよう願うものでありますが、町長の所見をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 確かに地元の皆さんへの説明会の折にも施設があるのだから、医師を確保して運営していただきたいというお話をいただいているところでもございます。今後につきましては、町内の医療体制を見ながらということもございますが、また現施設は国保会計のなかで運営しているものでございます。国保の直営をすることが今後必要なのか必要でないのかそれらを含めて検討させてもらいたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ終わらせることのないようにお願いを申し上げまして、次にまいります。 北部診療所の再開についてお聞きをいたします。北部診療所は2013年10月から前任の医師が体調を崩されて休診となっております。12月7日の本会議におきまして町長から「28年9月を目途に再開したい。」旨、説明がありました。全国的な医師不足のなか再開に目途がついたことに対し、町長や関係した皆さんに敬意を表すものであります。再び北部地区医療に明かりが灯されたものと考えております。町長は「中にある医療機器は古いものもあり、新しい医療機器を整備し、きちんとした形でお願いしていきたい。」との意向のようでございます。ぜひ最新の医療機器を準備され、新しく着任された先生が十分に力を発揮されまた患者さんも適切で安心・安全な診療を受け、地域医療の核となる北部診療所となりますよう期待をしてまいりたいと思います。建物もまだまだしっかりしていると思いますが、中で男女のトイレに不都合があるようであります。また玄関のドアが少し小さいためストレッチャーが入らないのではないかという心配の声もございます。不都合のところはこの際改善された方がもちろん良いわけでございます。また北部診療所は、前任の先生と同様に町が建物を賃貸で提供しお願いするものでございますからいわゆる個人医院と同じと考えます。今回同じ敷地内にげんきセンターがあります。広い駐車スペースがありますが、診療所とセンターの駐車場の区分けが大事ではなかろうかと思います。これらについて町長の考えをお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 北部診療所の再開については、今まで県のドクターバンクに登録をしながら医師が来ていただくような方策を考えていたわけですけれども、おかげさまで来年9月を目途に再開できるのではないかというふうに思っております。なお、今回設計等お願をしているわけですけれども、これについては待合室でありますとかトイレでありますとかそういったものが今お尋ねの部分もございましたけれども大変古い仕様でございまして、現在のクリニックとしてはなかなか患者さんをお呼びする状況にないということもございまして、建物を一部リニューアルをする、リフォームをするというものでございます。設備・医療機器については私どもの範疇ではなくて、今度来られるドクターの方で自分に必要な医療機器を購入をし活用していくという状況にございます。なお、げんきセンターとの関係ですが若干現施設が診療所としては狭いというようなこともございまして、キッチンになっているところが奥にありますけれども、その部分を一部診療所のスペースに変更させていただきたいというふうに思っております。それとトイレにつきましては、げんきセンターのトイレと医院のトイレを併用する形を想定をしております。なお、検尿等で必要なトイレについては診療所の中にもう一つトイレをつくるということを考えております。なお駐車場の区画については、現在そこまで想定しておりませんが台数はかなりあるんですが問題は職員等の駐車場の問題もございまして、そこは別途考えなければいけないというふうに思っております。げんきセンターを使われるアカデミーの皆さんと競合をして外に求めなければいけないような状況も若干考えなければとは思っていますが、その際また議員の皆さんにもご支援をいただければありがたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) いずれにしましても、住民の再開に対する期待は強いものがあると思います。それまで町としてもしっかりと応援をしていってもらいたいと思います。 次に児童通学路の安全対策についてであります。この件につきましては10月23日付で沢区長、北小学校、通学パトロール隊より要請が出ているところでございます。そのなかから一部質問をさせていただきます。昨年の12月議会でも取り上げましたが、北小学校玄関前から旧国道153号線の交差点までの通称大沢線であります。この道路は国道バイパスへ通じる道路としてまた沢駅や竜東地区、諏訪方面へ抜ける道路として使われているために交通量が大変多くなってきている道路でございます。北小学校の児童の通学道路としても毎日100名くらいが通学をしております。この大沢線には歩道がございます。歩道は一段高くした形でつくられていますが、歩道の幅が狭いため児童が2、3人で歩いていると何らかのはずみで車道にはみ出してしまうことが多くあるようでございます。また朝の登校時は車とは相対しておりますので多少の安心感はございますが、下校時は後ろから車が通行してまいります。歩くのに早い児童と遅い児童がいます。前の児童を追い抜いたときにぱっと車道に出てしまうようでございます。また、地域を知らないドライバーも多く通行しております。大変危険な通学路と言ってもいいかと思います。この歩道は小学校の前の一部に防護柵が設置されております。パイプ状でできた簡易的な柵でございますが、このような柵で結構かと思いますが大沢線全線に設置し、児童の安全対策を図るべきと考えますが、このことについて町長の所見をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 通学路の安全対策につきましては、町の安全プログラムを策定をいたしまして順次実施をしていくということでありまして、児童の安全は非常に重要なポイントだというふうに思っていまして、進捗を図りたいというふうに思っております。ただ個別の事情はいろいろございますので、そういった事情を勘案しながらということになります。今ご質問の51号線の部分でありますけれども、お尋ねのように道路の東側が大変狭く、マウントアップというそういった歩道が設置をされています。一部防護柵が設置されている道路ということもあるんですが、お尋ねの防護柵のない場所につきましては、大勢の子どもが通るときにそんな状況があるということであります。この箇所につきましては52号線の先線が51号に交差をする道路の新設工事が始まろうとしております。用地買収の関係で若干遅れぎみではありますが、29年度から工事着手になります。したがいまして、歩道への柵の設置については工事に合わせて必要性も含めて検討するということになっております。当面の対策でありますが、教育委員会を通して学校から北小学校玄関前の飛び出し防止や登下校時における歩道の通行を徹底する指導という意味で、町では道路に効果的な箇所に学童注意という道路標示、これで当面は対応させていだきたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 今町長がおっしゃられたように、ベルシャイン伊北店の町道52号線これは沢方面大沢線へ直結する計画でございます。完成すればさらに交通量はアップし、また車のスピードもアップされることは予想されることでございます。以前の答弁で町長も必要な安全対策は取っていくと答弁されております。重大事故が起きてしまう前に対処すべきであり、実現できることを確信しております。 次にグリーンベルトの設置でございます。この件につきましては何回も取り上げて質問してきているわけですが、地域の声であり大切なことであると考えますので再びお聞きをいたします。沢上交差点より沢上南原交差点までのグリーンベルトが設置され、歩行者も安心して通行し車も気をつけながら通行しているのがよくわかります。今後、この沢上南原交差点よりながた自然公園入り口までグリーンベルトの設置が必要であります。あるいはこの道路は県道となるわけでございます。まだ県道の両側はほとんど畑となっております。一部買い取るかお借りして歩道をつくることも可能ではないかと考えておりますが、この点について町長に考えをお聞きするものでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 グリーンベルトの設置につきましては建設課長の方から説明させていただきます。 ○木村議長 建設課長 ◎柴建設課長 主要地方道伊那箕輪線、通称春日街道でございますけども、沢上南原信号機から西側の町道2号線にグリーンベルトをという設置の要望でございます。沢区さんと通学パトロール隊から要望をいただいているところでございますが、今年は国道から春日街道までの部分を伊那建設事務所によりましてグリーンベルトを引いていただきました。また町では町道2号線の沢踏切からげんきセンターまでをフラット化を行いグリーンベルトを引いております。要望の箇所ではございますけれども、今後はグリーンベルトの設置につきましては交通量や実態を考慮しながら各小学校とまた協議をいたしまして、計画的に進めていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ実現できるようにご努力をよろしくお願いいたします。 次に県道南小河内、松島停車場線でございます。この道路の沢地区の1番南側、中井の東側に多くの住宅が立てられている場所であります。以前からの質問でガードレールの設置等ご尽力をいただき感謝をしております。最近この住宅地の隣り合わせの農地が宅地として売り出されております。10数件が建てられるようであり、当然住人や車も増えてまいります。また児童も多くなってまいります。県道と町道143号線の交差点、箕澤屋さんのところですが交差点より南、松島側へ約90mぐらいの場所に横断歩道の設置が必要であります。この地区の児童の皆さんはこの道路を横断しなければ学校へ行けません。学童注意の道路標示もしていただきましたが、車は構わず通っております。客だまりが必要とか条件はあろうかと思いますが、現場を見ていただければよくわかります。横断歩道を設置すべきと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。町長 ◎白鳥町長 お尋ねの箇所につきましては、横断歩道の設置要望をいただいております。町関係課で現場を確認し検討したところでございますが、カーブの場所でございまして横断歩道そのものが非常に危険な場所だという判断でございます。当面道路管理者であります伊那建設事務所の了解をいただいて、学童注意の道路標示で対応していこうというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 沢区からの要望によりますと143号線と県道の交差点に横断歩道という要望かと思いますが、その要望の箇所から約南へ90mぐらいの場所でございます。そこへ横断歩道を検討願いたいとこういうことでございますので、検討をよろしくお願いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その場所につきましても設置の可能性、実は水路が走っておりまして安全性の面から横断者の待合場所の確保等の問題もございます。伊那建設事務所また伊那警察署と検討を進めていきたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひよろしくお願い申し上げます。この道路は伊那路橋から沢の踏切まで適当に道幅が広く、S字カーブの連続でございます。スピード好きのドライバーには恰好の道路でございます。インカーブ付近の白線はかすれてしまっております。白線の外の空き部分が少ないため通行は大変となっております。この道路、ドットラインの設置をしてはどうかと思います。少しでもスピードダウンに役立つかと思いますが、どうお考えでしょうか、お聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今後の可能性と言いますか方向性ということで、そういったことも含めて検討させていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ事故が起こる前に対処をお願いしたいと思います。 次に三日町保育園と沢保育園園庭の芝生化についてお聞きをいたします。この件につきましては3月議会で申し上げました。三日町保育園の園庭は立派に整備され既に使用しているようでございますが、三日町の保育園園庭フィールド部分の芝生化については検討をなされているのかお聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 園庭の芝生化と言いますのは子どもたちの外遊びを増加させる、また安全性を向上させるという意味で必要なものだというふうには認識をしておりますけれども、三日町保育園の場合もなかなか全体を芝生というわけにはやはり維持管理等の問題でできない状況がございます。一部築山の工事がなされておりまして、そこを子どもたちが登りやすくするためにそこについては芝生をその周りも含めて考えておりますが、なかなか全体として芝生化という状況にはまだ至っておりません。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 園庭全体の芝生化でなくてフィールド部分で結構だと思います。沢保育園については設計段階と思われますが、園庭芝生化をすることにより園児たちが庭に出てのびのびと飛び回りながら、園児同士のコミュニケーションが図れるとともに運動量の増加で体力も向上してまいります。先日、沢区長さんとも話すなか「良いことだ。大いにやるべきだ。」と話をされておりました。この沢保育園についてのフィールド部分の園庭芝生化についてこの点については町長、計画の方へ編入されていただけるでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 沢保育園につきましては現在実施設計の業務委託先が決まりまして、これから始まるところでございます。維持管理面、お金のことを言うのは恐縮ですけれどもそういったことを考慮しますと、全体を芝生化するということは困難というふうに思っております。具体的に必要な箇所またやるべき箇所があるのかどうかについては、保育士等と今後設計業務とともに検討してまいりたいと考えておりますが、なかなか現状は困難な状況もございます。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 前回も申し上げましたが、フィールド部分でなから130万ぐらいの予算でできるという話も聞いております。ぜひ実験的と言えばおかしいですが、先進的に取り組んでいただけたらと思います。 次に公園遊具についてお伺いをいたします。ながた自然公園リニューアル工事も終了間近となってまいりました。町民の皆さんも大いに期待をしているところでございます。このながた自然公園には、小さなお子さんや子どもたちの遊び場所がないように思われます。また遊具もございません。親子連れに取り、全く魅力がないところでございます。少年団の森の広場に何か大型遊具と言いましても遊園地ほどの大きさではございませんが、遊具を設置をしてはどうかと感じております。最近は同じ滑り台でもいろいろな工夫がなされ、子どもにとって大変おもしろい遊具となってきております。松島の親水公園の遊具設置の声も多くありますが、目的の違いから設置しないようでございます。健康ゾーンとしてのながた自然公園の親子も楽しめる遊具の設置をしてはどうか、住民の心と体の健康を手助けすることになるかと思います。町長の考えをお聞きするものでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 遊具の設置でございますが、地方創生の戦略のなかでもお母さん方からそういった声が非常に強いことも含めまして、遊具の設置は重要なポイントだということで事業化する予定になっておりますが、ながた自然公園につきましては公園の入り口南側、旧みどりの少年団の森の広場については保安林指定されておりまして、土地の形質の変更が今回のキャンプ場以上のことができない場所でございます。したがいましてここは広場として活用していかざるを得ない、またいくつもりでございます。ながたの公園そのものはいろんなキャンプ場、マレットゴルフ、アスレチック、ウォーキングなど自然を生かした健康づくりのできる公園に今リニューアルをしているところでありまして、そういったものを前面に出して有効に活用していきたいというふうに思います。なお、自然公園内へ小型と言いますか中型と言いますかそういった遊具の設置につきましては若干場所を残してございまして、今後どういった方法があるのか安全対策が可能なのかも含めて今回のリニューアル工事が終わった後、考えてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員
    ◆2番(大槻議員) 今ながたの少年団の森には設置できないというようなお話でもう1回ご説明いただけたらと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 入り口にトイレのあるところがございますが、そこの道路から南側の公園の部分というのは保安林指定されておりまして、そもそもあそこは動かしてはいけないところなんですが、何とか県の方にお願いをしてキャンプ場にしてきたという経過でございまして、あそこにこれ以上大型のものをつくって土地を動かすということができないものですから、そういったことが可能性がないという状況にありましてお答えをしたところでございます。それ以外の南側の場所については保安林指定されておりませんので、今後の活用策いかんだというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 北側地区もやろうと思えばできる可能性は残っているわけでございますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。 次に遊具の老朽化についてお伺いするわけでございます。昨今、公園の遊具の老朽化に対する安全対策が叫ばれるようになってきております。全国調査によりますと、全国に設置されている遊具の60%以上が設置されてから20年以上が経過しているとのことでございます。小さな子どもたちの使用する遊具であり、安全が最優先されなければなりません。町内に設置されている遊具の安全点検は、どのようになされているのかまずお聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町内には大小さまざまではありますけれども35カ所の児童遊園がございまして、その管理については地元の区または常会にお願いをしているところでございます。町におきましては平成25年度に児童遊園の遊具の点検を実施をいたしました。それぞれ公園の遊具の危険度のランクを見てきておりまして、危険度に応じて、特に問題のないランク1から撤去及び使用禁止が必要だというランク5というものがありますが、そういった意味でランク付けをしているところでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ここ6年間で全国で報告されている重大事故が45件あるそうでございます。このなかでも市町村職員による点検後2カ月以内に起こった事故は22%にも上っております。いわゆる目視点検では見逃してしまうのは内部の腐食等でございます。町の職員等が点検していくのにも限界があるかと思いますが、当町において、この点は実態はどのようになっておりますでしょうか。 ○木村議長 生涯学習課長 ◎日野生涯学習課長 今の質問についてですが、議員さん言われたとおり目視で点検しているというのが実態であります。そういった面で安全面等これから検討して進めていきたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 滋賀県の大津市では、公園を使用した方が遊具の破損や腐食を発見した際、スマートフォン等で町へ連絡できるシステムをつくっているようでございます。より多くの目で子どもの安全を見守るシステムをつくることが大切ではないかと考えます。また、これら点検作業は専門家にお願いしてやっていくということはどうか、このことを図るべきだと考えてますが、町長この点についていかがお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 遊具と言ってもいろんなものがありまして、目視の段階でわかるものも相当あるというふうに思います。ただ腐食しているかどうかについては専門家でもなかなか実はわからないところがあるというふうに思いますので、そういった方法が必要かどうか、ちょっと私も承知しておりませんので少し研究させていただきたいというふうに思います。なお、危険だとされている遊具についてロープ等で固定しているような状況もあるようでございますので、そういったものはできるだけ早く撤去をするということで考えてまいりたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) これもですね、事故が起こってからでは遅いわけでございます。 次に子どものメディアの使用に関する町の対応について伺うものでございます。子どもたちのメディア漬け等の問題が危惧されているのは、今のネット社会のなかでは周知の事実であります。私も以前より議会において、ノーメディアデーの設置と対策を取り上げてまいりました。しかし今、目を向けなければならないのはメディアを用いている子どもたちだけではありません。中学生のアンケート結果では、今年度中学生の携帯所有率は7年前に比べ1割近くも減少しているとあります。一見今までの啓発運動が功を奏したように見えますが、しかし何を使ってネットを利用するかのアンケート結果は、小・中学生がネットを使用するために使用する機器は、携帯ゲーム機や携帯音楽プレイヤーが圧倒的であります。携帯電話を持っていなくてもゲーム機や音楽プレイヤーでネットに接続でき、今でもいわゆるラインも使えるわけでございます。携帯電話ではないから大丈夫と安心している親も多いのではないかと思いますが、子どもたちはあっという間に操作を覚え親の知らないところでネットに繋がっている現状があるかと思います。大きな問題となっております。学校ではいろいろな形で指導をされているかと思いますが、親や保護者への啓発は重要であり、早急な取り組みが必要ではないかと思うわけでございます。学校では、何かこのようなことに対して取り組みがなされているのでしょうか。教育委員長にお聞きしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 ネット利用に係わることにつきましては今大変大きな問題になっているかなと思います。11月の幾日でしたか、上伊那の社会教育の懇談会が行われまして、その講演会、基調講演を受けて各幾つかに分かれて分散会をやりまして、私も参加させてもらいましたがそこでの結論と言いますかそれは子どもを規制するという段階ではなくて、ネットには長短両方あるということを踏まえた上でどういうふうにネットを生活または学習とかそういうことに生かしていくかとそういうことでこれからは考えていかないと、ただ単に制限するとかそういうことではダメではないかというそんなことが共通理解されたというようなふうに自分では理解しております。この件に関しましては、たしか6月議会のときに大槻議員さんの方からご質問がありまして、そのときに北小学校におけるPTA宣言が出されたということについて答弁させていただきましたけれども、その後それを受けて他の小・中学校でどのように取り組み、どのように保護者への啓発活動行っているかということにつきまして幾つかの動きがありますので、教育長の方から具体的には説明させていただきます。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 それを受けまして、本年度ですけども中学においても5月のPTA総会で電子メディア機器の安全な利用に関するPTA宣言ということで承認をされております。内容的には、北小のPTA宣言に準じたような形で出ております。4点申し上げますと、電子メディアの正しい使い方について家庭でルールをつくります。メディア機器を持たせる場合は有害サイトに繋がらないようフィルタリングを掛けます。三つ目として、すべての電子メディアへの接続時間を子どもと一緒に決めます。四つ目、接続時刻は遅くとも午後10時までとしますと。それ以降は決めた場所に置くようにします。こういった中身で宣言が出されますが、今教育委員長が言ったように宣言は出ても、それを守るかあるいはそこが1番大事で、形としてできましたということは大事ですが、親も子どももできて安心じゃなくて、できたのをどう使うかということがやはり教育現場では大事です。先ほど大槻議員さん交通安全の関係も言いましたけども、注意して帰りなさいと言うだけで掛け声で帰っていくのではなくて、やはりその場所に立ったときにその子どもたちがどう判断してやっていくかと、そこがインターネット等についても言われるとおり、本当にずっと子どもの横に親がついているわけにはいかないし、やはり大きくなればなるほど1人になる時間は増えるし、そういったなかで判断していく力を付けていくとそういったことが大事だと思っています。実際問題として、小・中このように連携していくことはとても大事ですし、また各PTAにおいても一生懸命やっていただいて、昨年度北小を中心にやったんですけども今年度についても東小で9月に外部講師を招いてネット時代の子育て、子どもたちとネット社会の在り方についてという形で保護者が講演を聞いております。南小でも11月に外部講師を招いてネットについての危険性と留意点について、これは児童・保護者一緒に聞いておりますし、中学校でも10月の授業参観日の折に「ネットワーク社会に向かう皆さんへ」という題名で生徒と保護者が聞いております。それぞれこういった形の専門家の皆さんのお話を聞く機会を設けておりますし、11月26日付けで県の教育委員会からインターネットの安全な利用に関する共同メッセージという形で県内全小・中学校に配布されております。これは長野県PTA連合会、長野県高等学校PTA連合会と県教委が連携して今ご心配のようなものがたくさんございますので、ルールづくりをしましょうとそういう形で下りてきているものでございます。中身的には家庭で子どもと保護者が話し合うきっかけをつくり我が家のルールについて話し合う、フィルタリングの利用を推進しましょう、この辺がやはり大事だということで下りてきているわけですけども、こういうものを子どもをとおして保護者にお伝えを申し上げております。私たちの箕輪町においても、県教委のそういったことを大事にしながらも先ほど若干触れさせていただきましたけども、やはり子どもたちの心にこれはいいな、これはまずいな、危ないな、そういったいわゆる心の中の砦ではないですけども、そういった心をどうやってつくるかと、そのやっぱり教育の1番のとても難しい部分ですけども、砦を気づかなければいけないかなということを思っております。スマホ、携帯、ゲーム機すべて今世界中と繋がっています。そういったものの理解する面といわゆる感覚的にわかっていく部分と両方を大事にしながらやっていきたいというそんなことを思っています。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 将来を担う子どもたちのためにさらにご尽力をよろしくお願いを申し上げます。 最後にAEDの管理についてお聞きするわけですが、先日、町内の体育館へ用事があり伺いました。入り口に入りますとすぐにAEDが目に入りました。何げなく覗きますと、パッドの交換時期が次回2015年4月とありました。業者が回っていないのかなと思いましたが、少し気になりまして他の体育館やグランド等を見てまいりましたが、他のAEDにはほとんど次回交換時期についてのシール等は貼ってありません。大変でございますが、使わない方が良いのであります。次回交換がもう過ぎているのに、いざという的に使えなかったとこんなことがないように思うわけでございますが、このAEDのこういった管理体制はきちんとされているのかお聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 AEDの管理につきまして危機管理・セーフコミュニティ推進課長から説明させていただきます。 ○木村議長 危機管理・セーフコミュニティ推進課長 ◎向山危機管理・セーフコミュニティ推進課長 お尋ねのAEDの関係についてお答えいたします。現状でございますが、現在町管理のAEDこれは保育園、小・中学校、体育施設、公民館などの公共施設に50個配置しまして、バッテリーパッドなどの消耗品管理も行っているところであります。ちなみにAEDは25万円くらいで6年くらいの耐用年数、バッテリーが3万円くらいで耐用年数4年くらい、パッドが1万円くらいで耐用年数が2年くらいでございます。この管理でございますが、消耗品の交換等の管理につきましては教育課、子ども未来課、生涯学習課、危機管理・セーフコミュニティ推進課等それぞれで行っております。ただ議員さんの方からお話のありましたように、一部購入時期の遅れ、消耗品交換時期の未表示、それから表示があっても見えづらい等の不備がありましたので、命に係わる問題でございますので、今後適正な管理を徹底していくつもりでございます。よろしくお願いします。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 今、北小の体育館の関係でありますが、既に替えてございます。ただ4月という4月は過ぎて替えていますのであれは一つの目安であってということですが、そのうちのときにやるようにということで指示を受けてやっております。学校関係においても各小・中学校に1台、学童クラブの開設の場所に3台、買い上げで管理をしております。体系についてはいろいろな形で買い上げの場合とレンタルの場合とそれぞれ対応の仕方が違いますが、先ほどセーフコミュニティ推進課長が言ったように、パッド、バッテリー、それぞれみんな耐用年数が違いますので、それに対応するようにやっていきたいと思っています。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ管理の元締めと言いますかしっかりとした体制で管理の方をよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで2番 大槻金吾議員の質問は終わりました。 会議の途中でありますが、昼食のため暫時休憩といたします。再開を午後1時といたします。   正午0時03分 休憩   午後1時00分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。13番 唐澤敏議員 ◆13番(唐澤敏議員) それではご指名をいただきましたので、通告書に従って質問をしてまいりたいと思います。まず農業の問題であります。前回の9月議会でも質問させていただきましたけれども、積み残しもありましたので引き続き質問をさせていただきたいというふうに思います。特にその後9月議会以降、大きな変化はやはりTPPの問題であります。TPPの大筋合意という大きな、我々にとってはできごとが起きたというふうに思っております。このTPPの問題が日本農業の問題を考える上では、大きな結節点というか節目になるのではないかというふうに思っているところであります。そういう意味で、まだ具体的な内容等については明らかになっておりませんけれども、ここで質問をさせていただいて、今後の取り組みに活していきたいと、そんなふうに考えているところであります。 TPPの影響についてはいろんな試算等、予測等があるわけです。例えば、県農政部の予測によりますと、県内の農業生産額の4分の1、約700億円が減少するというような試算をしていますが、これは全面的に撤廃と、そういう条件のようであります。先ほども申し上げましたけれども、内容がつまびらかになっておりませんので、手探りでいろんな情報を集めながらやっているということだと思います。政府の試算の方でも、農業損失は4.1兆円というふうに聞いております。JAの方が特に危機感を持って取り組んでおられるわけですけれども、県のJA等の出されたものを見ますと、おおざっぱですが農林水産業の生産額1,029億円の減少であると。米についてはほぼ半減。それから酪農・畜産については壊滅状態というような言葉が出ております。それから野菜半減、果樹3分の1と、そして水田の多面的機能の、当然稲作等に影響は出るわけですから、水田の多面的機能の損失等と、いろんなところに影響が広がってくるということであります。そういう生産額だけではなくて就業者数についても1万4,700人減少と、1万5,000人くらい減少ということであります。午前中もTPPの質問がありましたけれども、そういうなかで新規就業者というような話も出てますけども、全体で今の予測でこういう人数が減るなか、新規就業というのはさらにまた難しくなってくるのではないかと、そんなふうに思うわけであります。食料自給率の問題、それから食品の安全性の問題、それから農村の多面的機能の問題等、非常に我々の食とか命とか暮らしに大きな影響が出てくるというふうに思うわけですけれども、この辺について、今の段階で町内にどのような影響が出るだろうか、そしてどのような対応を考えておられるかお願いしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 TPPの影響についてのお尋ねでございます。広範のお尋ねでございますので若干の時間が掛かるかもしれませんが、TPPそのものにつきましては10月5日に大筋合意ということでございまして、これは農業だけではなくてすべての部門にわたってと言っていいことの新しいルールの構築でございまして、ある意味GDPを押し上げるということが期待されている反面、輸入農畜産物との競合の激化でありますとか、農畜産物価格の低下など農業生産への影響がやはり懸念をされているところでございまして、現在まだ明らかになっていないところでもありますし、また国の対策も11月25日に政府としての政策大綱が発表された段階でもあります。また県におきましても対策本部ができまして、一定の要請活動等が始まったという段階でございますので、現時点での町への影響については、つまびらかに申し上げる状況にないというふうに思っておりますけれども、これはJA上伊那が独自に試算をした箕輪支所の平成26年度販売額を元に推計した数値というものがございまして、上伊那全体では13億2,500万円の減少ということのようでありますけれども、町のなかでそれを分析をしてみますと、米で生産減少率が6.2%で1,580万円の減、リンゴが42.5%で4,100万円の減、肉牛が62.8%の減で1,150万円の減、生乳が13.7%の減で6,700万円の減で、トータルで2億円弱の減少になるというのが独自推計でありますけれども出ているところでございます。本当に、町の農業への影響も非常に大きいということであります。とりわけ担い手農家ほど自由化の打撃を受けるということになります。現在の農政の一つの方向であります畜産や酪農の生産基盤を維持し、それに合わせて飼料米をシフトにした水田フル活用が行われていると、その路線にいわば逆行するというような感じの状況になろうかというふうに思います。したがいまして、TPPのこの状況を踏まえて国が政策として対応策を出してくるというふうに思います。そうしたものを情報を的確に把握をして、町内の農業者の皆さんへ情報提供や対応をしていかなければいけないというふうに思っております。私は概して言えば、上伊那独自、箕輪町独自の栽培方法とか品目というようなものを考えてやはり産地として強くなっていくというような手法でありますとか、地産地消をベースにした流通や販売というものを改めて考えていく必要があるかなというふうに思っております。その点まだ幾つかありますけれども、そんな点を強調をして対応策をこれから考えていくことになろうかというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 地産地消、県の方では地消地産というふうな形で表現されてますけれども、そういったものの拡大、それからあるいは農畜産物の安全・安心というようなもの、さらに徹底しながらこの辺をアピールしていくというようなこととか、農業の体質強化ということで担い手に農地の集約をしていくとか、今までもやってきたようなことを地道に取り組んでいくということだろうと思います。今そういう情報収集そして情報提供等されていくということを言われたわけですけれども、その辺について町として何か対策本部とかそのようなものをつくっていくというような、そんなお考えはありますでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町として対策本部というところまではまだ考えておりませんけれども、今まで以上に増してJAなり関係団体との連携を深めていきたいということは考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) そういう関係者と十分連携を取りながら、またこの対応を考えていっていただきたいというふうに思います。何か突飛なことをここで考えるのではなくて、さらに私としては足元を見つめ直して足元をしっかり固めていくというのが大事ではないかなというふうに私自身は思っているところであります。そういうなかで農地の問題でありますけれども、農地の保全を担っている農業生産構造について触れさせていただきたいと思いますけれども、午前中の答弁のなかでも、農林業センサスの新しい情報が入ってきたということであります。私はまだそこまで手が届きませんので、前回の5年前の平成22年度の状況で、しかも手元に町の方までなかったので県全体の農地の農業生産構造を調べてみました。いわゆる担い手というのが4割、そして担い手以外の自給的農家とかその他販売農家が6割というのが、県全体5年前の状況であったようです。そのうち、担い手のうちの認定農業者等が2割、そして集落営農が1割ということのようです。自給的農家等については自給は1割ということで少ないんですが、その他販売したりするその農家が5割ということで、長野県全体では一番多いのが、このその他販売をしたりして経営をしている農家が半分を占めて一番多いと。ときにはお米を出したり出荷したり、トウモロコシを出荷したり、果樹を出荷したりとそういう個人でやっているところが大多数のようであります。箕輪町の状況が今度の農林業センサスが明らかになるなかで、またこの辺の状況が見えてくると思うのですけれども、どうでしょうか、今回発表されている、あるいは町長自身が町内の状況を見るなかで、今のこの県の大体の数値というものと箕輪町の状況、農地の生産構造の状況をどういうふうに捉えておられるか、お尋ねします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほどの向山議員の質問のなかでもセンサスの話をさせていただきましたけれども、箕輪町におきましてもとりわけ、専業農家的なところが少ないという感じをいたしまして、他の業種と兼用しているそういった形で販売農家という数はあると思いますけれども、そういった農家の数も減少しているというふうに認識をしております。数字については先ほど申し上げましたようにセンサスが出ておりませんので、申しわけございませんがそういった方向だなということを認識しているところでございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 先ほどありましたけれども、農業人口そのものが20%近い減ということでありますので、そういう意味でもこの辺の変化が出てくるのであろうというふうに思います。そういうなかで箕輪町では先ほど話に出ましたけれども、遊休農地等の解消等を努力されて、それなりの推進と言うか頑張って維持されているということであります。集落営農につきましても箕輪町でどのくらいのウェイトを占めてされているか、作業委託の部分も含めると相当のやはりウェイトを占めてやっていただいてるのではないかと思います。私の地元の北部営農組合、調べさせていただきましたけれども、もうすぐ設立してから20年になるというなかで今までの経過を見させていただきますと、遊休農地解消等のためにあるいは稲作を守っていくために、さまざまな努力を積み重ねているという状況であります。ここへまたTPPの影響が出てくるということであります。この辺でまず一つは、営農組合について町長としてどんな課題を今抱えているのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 営農組合につきましては、地域営農組合これは町内に五つの組合があるわけでありますけれども、さまざまな活動をしていただいているというふうに考えております。地区の事業への参加でありますとか法人のみのわ営農の支部組織としての活動、これは水稲のコンバインでありますとか各種の受託農作業を受けているということ、また人・農地プランやJAの地域農業振興ビジョンへの取り組み等々、各営農組合がなければ農業が成り立たないような状況になっているというふうに私も認識をしております。合わせて耕作放棄地対策でありますとか水稲の育苗または野菜の栽培等も行っていただいているわけでありまして、営農組合なくして町の農業を今語ることができないというふうに思っております。そういった意味で、今まで活動にもご支援をさせていただいておりますけれども、新たな活動を模索をしていただきたいということも含めて、来年度以降の事業展開もまたご相談をしながらお願いをしていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 本当に志ある方々が、自主的な取り組みのなかでこういう厳しい条件・環境のなかで農地を守っていただいているというふうに思うわけであります。さらに、私としては遊休農地活用団体というような名称を良いかなと思いながら使わせてもらっていますけれども、農地を守る会とかそういうところでサツマイモをつくったり、あるいはタマネギをつくったり、あるいは朝顔を栽培、そばを栽培するとかいろんな形でそういった有志の方たちが農地を守る取り組みをされているわけです。こういう内発的なと言うか自主的な取り組みというものを、どのように実態の把握をされているかお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 任意団体でそれぞれ活動していただいているところが幾つかございます。ただいま議員がご指摘のとおりでございますけども、上古田にあります「これからの農業・林業を考えるEグループ」の朝顔の活動でありますとか、福与の「農地を守る会」また富田の「とみたま会」また三日町の「じんろく会」といったさまざまな活動がされております。そういった活動に対してどういった形で町としての係わりが必要なのかということについては、現在のところは地域総合活性化事業交付金のなかで対応させていただいておりますけれども、農業支援としてするべきものなのか、地域の活性化として考えるものなのか、そういった見極めもしながら町としての係わりを考えてまいりたいと思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) その他にも他地域では上伊那郡内でも、NPOのようなものをつくって、いわゆる地域おこしとか田舎暮らしをするための人たちに対する支援活動とか、そんなNPOの活動なんかもあるようですけれども、やはりその辺のところ農業振興だけに留まらず地域活性化という視点からもさらに実態を把握していただいて、そしてそういうグループの情報発信と言うか、まだこういうものがあるなというものをときたま聞くだけで、まとまったこういう人たちの活動についての資料というものを目にしたことはありませんので、そして町のホームページあたりにそういったグループが載っていれば何か刺激を受けて参加してみようとか、あるいは新しいそういったものをつくろうとか、いろんなことも出てくると思います。そういったグループを支援するためにも、もう少しこの辺のところに目を配っていただきたいというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 議員ご指摘のとおりだというふうに思います。なかなか情報発信がされていなくて、地道に活動しているグループもあるようでございまして、そういった意味では掌握をして町の農業への関与、また地域づくりを共々していく、横の連携をするためにも必要かというふうに思いますので、どんな手法で情報を収集していくのか、また担当課と相談をさせていただきたいと思います。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) そういった、いろんなデータとか情報を集めていただいて、そしてそういう関連団体と協議をしながら共通認識のもとに箕輪町の農業の方向性というものを探っていっていただきたいと、つくっていっていただきたいとそんなふうに思うわけであります。先ほども出ておりましたけれども、地産地消とかまち・ひと・しごと総合戦略のなかにも盛り込んでありますけれども、6次産業化とかいろんないわゆる農業活性化のための取り組みというものがあるわけですけれども、箕輪町ではにこりこ、にこり工場、それから体験農園、それからたべりことかいろんな取り組みと言うか、いろんな拠点を設けながら活動しているというふうに思うわけですけれども、この辺の取り組み状況とか、あるいは抱える課題、将来への展望をどんなふうにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町で係わりのある農産物の直売所等の現状等をご紹介させていただきたいというふうに思いますけれども、23年度ににこりこが、24年度ににこり工場が、また昨年7月にたべりこがオープンをして町の特産である赤そばを初めとして、農産物や加工品について情報発信をしてまいりました。そのなかでにこりこにつきましては、なかなか出荷会員が増えないというような状況もございましたけれども、現在150人ほどになってまいりました。昨年度の売上は7,000万円ほどでありましたけども、本年度はさらに売り上げを伸ばすのではないかというふうに思っております。その当時の生産組合の経営時に比べますと、全体としては発信ができているかなというふうに思っております。ただ出荷していただける農家の数でありますとかその時期の問題等がやはりありまして、これは今も一番の課題になっているところでございます。そういったなかではやはり特色のある販売方法でありますとかエコファーマーなどの認証取得を取っていただくとか、付加価値を付けて販売をする方法が必要かなというふうに思っております。また加工所につきましては、いろんな形でお願いをしてまいりました。ジャムですとか野菜などのペーストでありますとかピクルスまた5食漬けなどなど漬物類も研究をし加工し、販売のルートに乗ってまいりました。ただ、まだまだ箕輪町の特産というようなイメージになってまいりませんので、さらなる支援と言いますか研究が必要だというふうに思っております。また、地域全体でありますが、果樹や野菜の集積団地でありまして、これはJAが進めているわけでありますけれども、これとの連携がなかなかできていないという部分があります。これはJA上伊那ともご相談をさせていただきながら共々話し合いをして、あの地域一帯で事業展開ができないか、これは前々から申し上げているんですが、近隣には当然ながたの湯やながた荘もありますし、自然公園もあります。滞在型なイベントにここが使われるような形でいよいよそれぞれの団地の栽培が、また販売が可能になってまいりましたので具体化できるように検討しているところでございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) にこりこ、私の地元でありますけれども前身の大出の直売所が住民により設置されたのが平成5年ということですから22年ぐらい前ですか、その後愛来里というところに名称で発展的に移行してそれが13年間営業をされて、そしてそれから平成23年にみのわ振興公社の方に経営移譲されたというふうに聞いているわけです。1番の発端のところ、立ち上げのところは内発的な取り組みと、本当に手探りで地元の人たちが立ち上げたというところがそういう形で町が係わりながら、今後考えていっていただけるということであります。ここは町の農業活性化の基地というかベースという場所だと思いますので、これをベースにきちっとしながら、また町全体でこういったものが発展していくような形を考えていただければというふうに思います。 6次産業化の方の取り組みなんですけれども、やはり6次産業化の動きが見えないというふうに思っております。農作物の機能性分析等について取り組みをされているというふうに聞いてますけども、機能を上げるためには当然加工して機能を引き出していくということだろうと思いますけど、この辺の今の町の6次産業化の推進する取り組みについてはどのような状況になっているでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 6次産業化につきましては、農業サイドから考えた方が良いのか商工サイドと言います他産業の方から農業にアプローチをしてもらった方が良いのか、これは両方が成り立たないとうまくいかないというふうに私は思っています。農業の方だけでいくら頑張ってみても、農業のなかだけでその6次産業化を完結するというのは非常に難しいというふうに思います。そう思いながらではありますけれども、来年度農林水産省で6次産業化ネットワーク活動推進交付金という事業がございまして、この事業に取り組みたいというふうに考えております。これは、地域で支える農業応援団プロジェクト、農業応援団のなかにも入れていきたいというふうに思っておりますけれども、現在県へ事業要望をしております。農業者だけではなく、多種多様な分野でのネットワークを進めるということで、先般、信州大学の農学部にも協力を依頼しておりまして、具体的な内容を調整しているところでございます。ネットワークを生かした取り組みとか連携とか地産地消の推進ですとか、グリーンツーリズムをなどとの付帯的な連携でありますとか、加工する作物で適正なものはどのぐらいあるのかというようなそういった検討をした上で、町の6次産業化戦略というものを策定したいと考えております。やはり、現在のところそういった方向性を明らかにしたものはないものですから、個々で対応しているというところしか見えない部分がありまして、町としての6次産業化戦略を来年度、策定をさせていただきたいと考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) その辺についても期待したいところであります。 次に都農交流の視点からの農業振興という活性化という方に話を移させてさせていただきたいと思いますが、地域おこし協力隊が箕輪町のなかにも入っています。それから銀座NAGANOの方でアンテナショップを昨年されたというふうに思いますが、それからグリーンツーリズムの活動などもされております。この辺についてどのような状況になっているでしょうか、またその課題はということでお尋ねしたいと思うんですけれども、まず、その辺の今の状況をお話しいただきたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ご指摘のありました地域おこし協力隊につきましては、現在4名の方が来ていただきましてそれぞれの活動をしていただいております。4名の隊員それぞれ自分の才能、能力を生かしながら地域おこしの支援でありますとか農業への従事・支援をしていただいております。来年3年目になる隊員も出てまいります。そういったそれぞれの活動を振り返りながら、任期終了後に定住などできるように、そういったことを見据えた活動を来年度は期待をしていきたいというふうに思っております。都会から地方への人の流れをつくるという意味で、地域おこし協力隊のしている事業と言うのは非常に大きなものでありまして、ある意味田園回帰のシンボル的な存在でもあります。行政側から見ますと、ともすれば短期的な結果を彼らに求めがちでありますが、そうではなくてもっとよそ者、若者の新鮮な視点というものを出していただくようにお願いをしたいと思います。行政の枠に留まる必要は、私はないというふうに思ってますので、そういった意味で彼らの活躍を期待をしたいというふうに思います。またアンテナショップの関係でありますが、町として都市圏にショップを出すという考え方を私は持っておりません。やはり町の農業事情や生産状況等考えますと、ショップを出すと言うよりは一定の期間に出向いて、そこで町の発信をする、販売をするそういった形で知っていただきたい、応援をしていただきたい、そういうつもりでこれからもやっていきたいというふうに思います。本年度は銀座NAGANOに限らず、相当数の出店といいますか、積極的に物産展に出させていただきました。善光寺また豊島区の新庁舎、東京都庁、豊島区のふくろ祭り、大塚のお祭り、名古屋、またメッセ名古屋等々、相当な数に行っております。地道な活動でありますがこういった活動をしながら町の農産物のPR、町のPRをしてまいりたいというふうに考えております。またグリーンツーリズムにつきましても、それぞれの集積団地の皆さんにご協力いただきながら健康幸せツアーだとか農業体験のプログラムに組み込みながら実施をしてきました。どうしても天候に左右されるところがありまして、すべてが実施できない部分もありましたけれども、これも地道な取り組みでありまして、移住・定住を進める前提として交流事業をいかに増やすかという問題がやはりありますので、そういった意味ではこのグリーンツーリズムの事業は大変重要な事業だというふうに思っております。グリーンツーリズムについては推進協議会もありますので、そういった皆さんのお声を聞きながら、とにかく若手農家の参画をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 地域おこし協力隊の皆さんの任期が終了した後の見通しについても、少し触れていただきましたけど、町の支援のなかでこの任期が終了した後についてもよろしくお願いしたいというふうに思います。さまざまな取り組みを地道に展開していくということのようでありますけれども、こういういろいろなことをやるにしても、やはり地域の皆さんの協力なしではできないというふうに思いますので、そういう地域の皆さんの創意工夫、自発的な力、内発的な力というものを育てるような方向で引き出すような方向でぜひともじっくりと長期間取り組んでいっていただきたいというふうに思います。上伊那のなかには伊那谷アグリイノベーション推進機構というのがあります。私も前の職場の関係から、少しここに係わらせていただきながらやっていますが、産学官の連携のなかで地域の、特に伊那谷の農業の課題を解決しようということで、先ほどの他産業、製造業、工業等のこともお話しましたけども、いろんな農業だけに係わらず、いろんな産業が係わりながらこの推進機構を運営していると。始まってそんなに間がないわけですけれども、先日もシンポジウムのなかでは今後の方向として、少し具体的なものが幾つか見えてきたのでというような話をされていましたけれども、この辺で伊那谷エリアを基盤としたさまざまな機関の連携とか協働と言いますかそういったものが本当に期待されるところでありますけれども、町としてどのような姿勢でこれに係わろうとしているか、お考えをお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業展開をしていく上で地域との係わりはやはり重要であります。ご指摘の伊那谷アグリイノベーション推進機構につきましては、私どもも参加をさせていただきまして、ご指摘のシンポジウムにも職員が参加をしているわけでありますが、先ほど申し上げました6次産業化のネットワークを構築するという意味では、やはり地の部分と言いますか信大農学部が持っている力を使わせていただきたい、戦略の策定や付加価値を付けた試作加工などをするにもやはり大学の力は必要であります。そういった意味でこれまで以上に努めたいということで、信大にも今お願いをしているところでございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 少し第5次振興計画の方も農業分野に係わって、少しお話をお聞きしたいというふうに思いますけれども、先日も12月4日に議会と未来委員会等との意見交換も行いました。そのときにこの全体像の資料をいただきました。見させていただくと特に今農業のことですから、農業関係、特に第4章基本計画の第4章、「産業が輝き、働く場に恵まれた町」ということで掲げてあるわけですけれども、やはり人口ビジョンの影響というのは非常に強い、色合いの強い計画かなという、この辺はもうやむを得ないというかそういうことだと思いますけれども、やはり前回の第4次計画に盛り込んであること、例えば食料自給率の向上のことでありますとか、農地の集積、それから循環型農業、地産地消の推進ということは前回にも盛り込んであります。この辺についても、やはり引き続き取り組む課題ではないかというふうに思うわけですけれども、まだこの要旨も見ますと、目標達成を進めるチャレンジ度というところが作成中ということになっておりますので、この辺に盛り込むことができるのかなというふうなことを思っているわけですけれども、この辺の旧振興計画と新しい計画、やはり色合いが違うものができている感じがしますので、そういうなかで町長の所見をお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 確かに置かれている状況が4次の作成時と今回の地方創生をやっているという意味では全国的にやっていることもありまして、人口減少を元にして実施をし計画を策定する前提条件がやや違うという部分がありますので、出てくる施策の重い・軽いが若干変わってくることはやむを得ないというふうに思っていますが、やはり4次振興計画の発展系が5次振興計画でなければいけませんので今議員の申し出をいただいたような事項については、当然農業施策のなかでは重要なポイントでありますので、それが政策評価をされ、新たな施策になるように両者の計画の連携、接続は十分意識をしてやっていきたいと思います。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) それとやはり大きな目で見て、県版の総合戦略と絡みも考えていただきたいというふうに思うのですが、県の方は「新たな働き方から暮らし方の創造」ということで、この間、楽園信州の箕輪ほどほどの田舎暮らしというものを見て、こういう方向に箕輪も係わっているんだなと思いましたし、それから地域内循環システム、これも上がってるところであります。それから都市との連携・共生・補完というようなこともこの「まち・ひと・しごと総合戦略」のなかに盛り込まれているかなというふうには思っているわけであります。この農業に係ることで、先ほども出ましたけれど農業応援団のことについて午前中も出ていましたけれども、町全体で農業を支える仕組みを構築していくということのようであります。その戦略のなかでも新しい事業として盛り込んであるということなんですが、そして先ほどつくり手それから技術、販売の問題ということで整理されてトータルでというお話もいただきました。私、どういうコンセプトでこれに取り組んだのかというのをちょっと思うわけですけれども、キャッチフレーズとか農業応援団というのは堅い名前でありますのでその辺どう取り組むのか。私、これで思い出すのはやはり結の思想ではないかと。かつては結によって農業の厳しい人手の足りないうちを手伝ったり、いろいろしたという結の仕組みというものを再度考えると。先ほどの塩尻のねこの手というのがありましたけれども、何かこういう結に係わるようなこととか、今塩尻の方でそんなキャッチフレーズを出しているようですけれども、何かそういうコンセプトなりを打ち出すなりキャッチフレーズなど出しながら訴えていくと、町全体の皆さんの協力を仰いで、そんなことが必要ではないかというふうに思います。 時間もありませんので先へ進めさせていただきたいと思うんですが、循環型社会の構築それから環境問題、この辺についてお話をさせていただきたいと思います。今ちょうどCOP21パリ協定の採択ということですべての国に温室効果ガスの削減目標の作成と報告を義務付けて、それから産業革命前から気温上昇を1.5度未満に抑えるという努力をするんだと。京都議定書から18年ということで、また新たな節目というか国際的な協力関係ができてきたというふうに思うわけです。この辺も、農業については非常に危機感があるわけですが、やはり地球温暖化とか環境問題についても非常に我々危機感を持って取り組まなければならないというふうに思うわけですけれども、町の方でも自然エネルギーの活用について取り組み始めたということで、先日体験フェスタをいわゆるキックオフイベントを始められたり、それからそのときのアンケートを取られたりということで、いわゆる手掛かりを求めるというか着手されているというふうに思うわけですけれども、この辺についてお話をお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 箕輪町の特性を生かした自然エネルギーの普及・拡大に取り組みたいということで、直ちに具体的に個々でできるものがあればいいんですけれども、なかなかそれが見つからないというようなこともあります。また日々の暮らしのなかで地域の皆さんに地産地消の必要性とか、どんなものかということを理解をしていただきたいとそんなことから今回フェスタを開かせていただきました。フェスタの内容は議員諸氏の皆さんご参加をいただきましたのでご確認いただいているというふうに思いますが、こういったイベントを通じて自然エネルギーを知っていただいたり、体験や学習ができたというふうに考えております。今後もこういったものを実施するなかで新しい施策の展開を考えていきたいというふうに思っております。自然エネルギーに係わる事業所の紹介をするとか、一番問題になっております間伐材とか剪定木、そういったものをどうやって処理をしていくのか、そんなこともこういったイベントのなかで今後実施をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) そういうなかで、やはり薪の供給体制とかこの辺のことについて実際に進めていくに対して、何らかの具体的な町としての突破口と言うか手掛かりみたいなものが欲しいのではないかというふうに思うわけです。その辺、供給体制、そういう情報を提供してくれる、情報収集して流すとか、あるいはこういう薪割り機のレンタルなんかあれば私も助かるなというふうに思うわけですけども、この辺についていかがでしょうか。何か具体的な取り組みというものをどういうふうに考えておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 自然エネルギーをという意味で木材・森林をどうするかということが一番大きな部分でございます。今回のアンケートのなかでも、薪ストーブを導入しているまたは導入する予定のあると答えた人が27.1%、導入したいが問題があるという方は21.6%ということで、50%の方は薪ストーブに非常に関心を持っていらっしゃるという状況でございます。そういったなかでそのシステムをどうやってつくるかというのが非常に大きな課題であります。特に間伐をしてそれが材として地元に出てこない、地域に降りてこないという部分がありますので、これはやはり間伐そのものを進めると同時に、例えば貯木場でありますとか加工施設でありますとか、そういったものが必要かなというふうに思っています。いわゆる薪ステーションとか薪の譲渡をするための手法でありますとか、受ける側の薪を1年通して取得をしていくことはなかなか難しいというようなことを聞いておりますので、そういった流通システムというようなものがどこか支援をすることによってできないかということを少し研究をさせていただいているところでございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) そういう薪の供給体制の整備等を図って、さらにこういう自然エネルギーの利用というものを進めていっていただきたいというふうに思うわけです。箕輪町の地域新エネルギービジョン報告書というものが平成17年に出ているということでありまして、当時は自然エネルギーというのは新エネルギーということで環境問題に配慮したまちづくりに取り掛かる、あるいは公共施設などに取り入れていくというようなことを取り組まれたようであります。また、その他にもこういう環境問題については、やはりごみの問題が大きいと思うんですけれども、そのごみの問題についてもまた上伊那広域連合の方では、少しごみ処理費用の有料化制度について見直しをするとか、いろんな取り組みがあろうかと思います。この辺で新エネルギー、かつての新エネルギーあるいはごみの減量化とかこの辺について少しをお話をいただければと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 17年策定の町の地域新エネルギービジョンにつきましては、もう大分古くなってきたというところもございますが、当時重点的に実施をしたい事業というのは一部の事業を除きまして公共施設に導入するということがほとんどでありますので、実施ができたというふうに考えております。今後はその重点事業を達成した経過のなかで、自然エネルギーを全体として地域のなかでどうやって普及させていくかという問題がございます。また地域づくりの観点でエネルギーを考えなければいけないというふうに思っておりまして、1、2年掛けて新しい新エネルギー指針を策定をしたいというふうに考えております。また、ごみの問題でございますが、ごみの問題については箕輪町の出しているごみの排出量は他地域に比べると少ないというような状況にはございますけれども、これは生ごみの分別処理を木下の北城、八乙女、松島、大出山口等々で実施をしていることも影響しております。これからやらなければいけないのは、新しい新ごみ中間処理施設ができたときの運営費をできるだけ町の負担金を少なくしていくには、ごみを減らすということがやはり大前提でありますので、どういった形の手法があるのかということを考えていきたいというふうに思いますし、せっかく生ごみの分別処理にご協力いただいているものを、最終的に堆肥化をして町で利用するということを来年実施をしたいというふうに思っております。格安な形で販売する方向ということになろうかと思いますけれども、新しい施策として28年度に実施をしたいと考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 時間も少なくなりましたので、少し急がせていただきたいと思いますが、このような取り組みをよろしくお願いします。 クリーンセンター八乙女の問題でありますけれども、燃やせないごみ、粗大ごみ、一部資源物の処理を八乙女に一本化するという広域連合の方針が出されたわけです。7月に大出区とか深沢川流域の地権者にも説明会がありまして、この年の暮れ当たりに生活環境影響調査を終えて、そのあと地元説明会に入っていくと。一応予定としては5層構造の遮水シートで管理型の最終処分場だと、堰堤を積み上げていく方式で持たせていくと。ここが老朽化し、このクリーンセンター八乙女が老朽化した場合は、新たなリサイクル施設を整備していくというようなこと、それから最終処分場から出る浸出水については、公共下水道に繋ぎこんでいくというようなお話をいただいたわけですけれども、やはり不安は残ります。特に我々下流で水田耕作している者にとっては環境汚染事故、要するに堰堤から大雨が降ったときとかにこぼれ出さないかとか溢れないかとか、あるいは、本当に遮水シート大丈夫なのかと思うわけであります。この辺についてもこれから地元説明会もまだ続けられていくということでありますので、その辺のなかで町の方としても地元の要望に沿った対応をお願いしたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 八乙女に一本化をするということでお願いをしております。事業を推進するには地元の理解をいただくことが第一であります。八乙女区の対策委員会はもちろんでありますけれども、近接の関係者についても広域連合の方からになりますし、また私ども一本化するための伊北環境行政組合としても対応しなければいけないというふうに思っております。町も参加をさせていただいて、地元理解を得ていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 時間が押し迫ってきましたので、大きな3番目にあることについては後回しにさせていただいて、4番目の交通対策の方を先にやらせていただいてよろしいでしょうか。 ○木村議長 どうぞ。 ◆13番(唐澤敏議員) それではその交通対策の方、大沢線周辺、これも午前中のなかで話が出ておりましたけれども、町道51、52号線道路改良事業、大出区の期成同盟会からお願いしたなかでいよいよ実現の運びになったということ、それから沢保育園の新築についても地元からお願いするなかで実現にこぎ付けたということで感謝を申し上げたいというふうに思います。工事がいよいよ予定されているわけですけれども、午前中の話でも出ましたが、沢保育園の建て替えが来年の10月前あたりから、道路改良事業は平成29年ということで、だいたい平成29年度をピークにしてその前後、相当輻輳するんではないかというふうに思います。その辺の安全対策の問題、それから道路改良後、交通量が今も交通量が多いんですけど、この辺も午前中お話ありましたけれども、交通量の増大が予測されるわけです。この辺についてどのような対策を考えておられるかお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 建設課長からお答えさせていただきます。 ○木村議長 建設課長 ◎柴建設課長 最初に工事期間中の安全対策と交通規制等についてということでございますが、先ほどありましたように、交付金等財源の状況にもよりますけれども、現在の状況だと町道51号、52号線については平成29年度以降、沢保育園が28年度以降着手という予定でございます。工事期間中における安全対策ですが、既存の通学・通園路に支障のないように状況を見て施工計画を立てていきます。また保育園では現在一方通行を行いながら通園をしておりますが、駐車場等の増設等を検討しているようでございます。工事の際には小学校や保育園と協議しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 また道路改良後における通学・通園路などの安全対策と車両の通行についてですが、新設する町道52号線は通学路にはなっておりません。しかしながら、車両の主交通は新設の道路を走ることが予想されますので、片側に2mの歩道を設け、縁石で分離するようにしております。保育園等へのお迎えの交通安全対策等を検討しております。現在、計画道路の南側の156号線が一方通行になっておりますが、今後地元の警察と協議をしていきたいと考えております。また、通学路を安全に通行するよう、またソフト面でも含め関係機関と取り組んでいきたいと考えております。
    ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 道路は旧道の153号線、高橋神社の前のところ辺りは鋭角に接続してますし、それからこれも午前中出ましたけど、バイパスとの接続周辺、北小入口それからフレンドワーク近く、この辺のところがやはり非常に心配であります。この辺の交差点の改善・改良についてはどのようにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 いずれにしても新しい道路ができることによりまして、車の運行がそこがメインになるのではないかと考えられます。沢上の県道の交差点に走っている車が南に来るのではないかという予想もされまして、今言われたような部分について新たな事業化が必要なのかは検討しなければいけない題材だと言うふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 地元住民の意見を聞きながら対策を適切に進めていただきたいというふうに思います。特に児童等や保護者の安全確保に万全を期す必要があるのではないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。 最後に残りました第5次振興計画とまち・ひと・しごと総合戦略についてであります。この辺みんなでつくる、未来につながる、くらしやすいみのわ町、人口減少時代への挑戦、箕輪チャレンジということでこういうタイトルのなかで取り組んでおられるということでありますけれども、就任して1年目ということでここに寄せる思いというものはいろいろあろうかと思います。この後の枝葉の付け方はどのように考えておられるか、そしてまた資料のいただいた全体像のなかでも戦略的に取り組むということでかなり強調されているわけですけれども、この辺の戦略的の意味合いの捉え方、その辺についてお話をお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回の地方創生もしくは総合戦略の難しさと言いますのは、今までもいわゆる経済対策、雇用対策、少子化対策のなかで実施をしてきたけれども、なかなか地方の人口減少に歯止めが掛からなかった。箕輪町も同様でございます。そういったなかで、今回の施策ということになりますので、いわゆる構造的な問題に切り込まないと成果が出ないということであります。私は細かいことはともかくとして、今までの反省を生かしつつ計画を立てるということになりますと、やはり計画そのものを町民のものにできるかどうかということが1点であります。町民の皆さんと共有をして、決してこれが町の計画だったり町長の計画ではないんだというその情報共有ができるかということが1点、それと計画達成に向けまして、その明確なPDCAサイクルを回せるかどうか、かつ数値目標が幾つも出ておりますけども、その評価・検証ということが5年間掛けて実施できるか、この2点に集約すればそうなると思っています。個別の事業については、現在箕輪チャレンジという事業をつくってまいりますが、それもできればそれで終わりということではなくて、最初に申し上げた2点を実施をしながら、戦略的に戦術を考えて戦略的に実施をしてまいりたいと思っております。 ◆13番(唐澤敏議員) 以上で質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで13番 唐澤敏議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。 5番 小島常男議員 ◆5番(小島議員) ご指名をいただきましたので12月議会、5番目の質問になります。前段の議員と一部重なる部分もあるかもしれませんけれども、私の質問をしてまいります。 日本全体が人口減少時代に入って、国も多くの自治体がその対策に苦慮しているところであります。当箕輪町も例外ではありません。そうしたなかで箕輪町では第5次振興計画に入れるべく、まち・ひと・しごとの総合戦略が出されました。総合戦略のなかでも特に新規の事業を中心に質問をしていきます。まず、産業の振興の交流人口の増加でありますが、町が情報を発信してその情報から町に来てもらって見てもらい、町の良さを感じてもらう、そのことで交流人口を増加させたいとしています。町ではこれまでに農業体験やグリーンツーリズムなどを中心に取り組んできましたが、さらに新規事業として都市農村交流による誘客・促進することと、箕輪の景観形成を新規に取り組むこととして来年度から実施するよう計画に入っていますが具体的な計画あるいは内容はどうなのかの質問です。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 交流人口の増加策等についてのご質問でございます。まず箕輪町の現状でございますが、町の人口は、平成20年の2万6,550人をピークに人口減少が始まっております。社会減の状況は転出入とも20歳から44歳の動きが大きい状況にあります。特に、20歳から24歳の県外転出による影響が非常に大きいものでございます。それ以外に郡内外、特に郡内での移動というものもあるわけですけども、それは差し引きで大きな影響というふうには思っておりません。比較的小さいというふうに思います。そうしたことから、やはり都市圏との転出入をどう抑えていくかまた来ていただくかという問題かというふうに思います。これまで人口増の局面が続いてきたこともございまして、移住・定住また交流というような意味での人口増加策を具体的なメインの形で実施をしてこなかったわけでありますが、28年度からは本格的な事業展開を考えております。本年度10月以降の取り組みは、ある意味準備期間ということでございます。 お尋ねの交流人口の増加策でありますけれども、グリーンツーリズムなど交流事業の展開は今までも実施をしてきましたが、新たな展開ができないのか、提案ができないのか今検討しているところでございます。ある程度ターゲットを絞るという意味では、交流実績のある友好都市との交流をさらに深めるというような必要もあるということで、豊島区との交流を活発にするためということで町と区に担当窓口をつくることを現在提案をしているところでございます。また、町の地域資源を磨き上げるという意味で人的な交流を活発化させるためには、やはりスポーツ交流でありますとか観光振興をやはり考えなければいけないというふうに思っております。スポーツ交流については人が多く来るスポーツという感じなんですが、お客さんを呼べる、なかなかそのことによってお金が箕輪町のなかで落ちるというわけにはいかない部分もありますけれども、何より人に来ていただくというそういう意味でのスポーツ交流でありますとか、あるいは広域観光でありますとか広域観光の一つのスポットに今ある町のスポットを入れていただく、そういう商品化ができないのか検討が必要だというふうに思っております。10月に魅力発信室を設置したわけでありますけれども、箕輪町を知ってもらうための取り組みが何より重要というふうに考えております。12月に入りましてフェイスブックの活用が始まりましたが、そういったさまざまなツールを活用して交流人口の増加に繋げてまいりたいと考えております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 効果的な施策で交流人口を増やしていただくよう努力をお願いします。 次に箕輪町の特徴は何か、売り物は何があるかと聞かれてすぐにはっきり答えられる人は少なく、しばらく考えて答えるというのが多くあります。特徴がないのが特徴というような人がいますけれども、それではいけませんので大地を見れば東と西に大きな山があり、住んでいるところはほぼ平坦な大地に天竜川が流れ、その主流が何本かあるそんな地形であります。そんななかで田園が広がっている。農業、工業、商業などさまざまなものに使える土地はまだ十分あるわけです。そして箕輪町の歌にあるようにものづくりが盛んであります。日本は工業を伸ばしていく国ではないかと思うので、それにも沿っているとも言えます。特に郡内には伊那市や駒ヶ根市と箕輪より大きな市が二つありますが、工業の製造品の出荷額が2014年には伊那市を抜いて上伊那郡内で1位となっています。これは箕輪町の強みであり特徴であって、この工業を将来にぐんと伸ばしていくべきだと思います。そのなかでも強い業種があるはずです。そこに力を入れていくべきだと思います。かと言って、強いものだけを伸ばしていけば良いというわけではありませんが、当然弱い者でも意欲はあるところは支援もそれなりにしていくべきだと思いますけども、その強みを延ばす政策が箕輪の特徴を伸ばす道ではないかと思いますが、町長のお考えはどう考えているか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 工業の製造品出荷額がそんな状況にあるということで大変嬉しく思うわけであります。これは一過性のものであってはいけないわけで、1位であることが特別意味があるわけでありませんが、ただ出荷ベースで言えば1,500億より多かったときはあるわけでありまして、箕輪町におきましてもやや減少傾向にあることは事実であります。これは、箕輪町のこれまでの企業誘致等の取り組みによりましてこういった成績になっているものであります。一朝一夕で来たのではございません。それと大企業と中小零細との連携のなかで出荷額が伸びてきているというふうに把握して良いというふうに思います。出荷額ベースで見た場合、電子関係がやはり非常に大きいウェイト67%は電子であります。それ以外、機械が14%、金属が6%ということでありますので箕輪町のこうした分野、電子関係でありますけれども、当町の強みを活かしながら経営支援、企業相談ということになろうかと思います。大手の企業が幾つかありますので、そういったところでの実績が非常に大きいわけですが、それを支える地域でありたいというふうに思います。中小零細の話は午前中向山議員との話のなかでもありましたけれども、なかなか新たな展開が難しい状況が地域のなかにはありますが、企業相談等を充実させながら頑張る工業種に私どもとしての行政としての支援をしていきたいというふうに思います。ただこれは町の支援だけではやはり困難でありまして、ものづくりは箕輪町だけではなくて上伊那全体であります。広域全体の課題として他地域に比べてものづくりの発信力が弱いというふうに言われておりまして、けいきょう等にもお願いをしているところであります。飯田・下伊那も航空機産業でありますとか松本、諏訪圏の健康医療産業のようなこれで上伊那を盛り上げていこうというものが今現状ない部分がありまして、その部分が生産額に結び付くかどうかは定かではありませんけれども、やはり弱みだというふうに思っております。そんなことは広域連合長であります伊那市長からも各業界に対して今お願いをしているところでありまして、私もその先頭バッターに箕輪町はあると思っておりますので、全体としての広域としての考え方も踏まえて対応してまいりたいと考えております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) これは一例ですけれども、特徴を掘り出して伸ばしていっていただきたいと思います。 次の質問ですが、町内の商工業者の新築改修工事を支援する施策を示していますが、新しく事業を展開し、さらに拡大していきたい意欲のある業者には歓迎するところでありますが、新規雇用、新規創業を支援したいとしていますが、金額や規模、具体的なものはどうなのか、さらに技術的な支援も考えてはどうかということも一つ質問します。どうですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 企業への支援・補助または融資等々あるわけですけれども、そういったなかで商業につきましては本年度から頑張る元気な商店応援事業補助金というものを出させていただきまして100万円を上限に2分の1補助というようなことをさせていただいているわけですけれども、こういったことを起爆剤にして、新たな新規業者が出てきていただけるということで事業効果があるというふうに思っております。ただこれは誤解を恐れずに申し上げれば、商店街の元気のなさというのは感じるところもございまして、商店主の皆さんにもう少し頑張ってくださいと私たちも応援しますと、商工会と共々応援しますということを申し上げておきたいというふうに思います。 一方この工業でありますけれども、工業は企業への補助金という形で資金供給、また制度資金の保証料補助または工場等設置補助金等、町のメニューとしては揃っているというふうに思いますし、活用もされているというふうに思います。この狭間のものがもしあるとすれば、町として対応していきたいというふうに思っております。現在のところ確認をした段階では、補助率を上げるとかに実施補助を上げることも良いんですがそういうことでなくて、メニューを増やすという意味では少しまだ私どもが勉強不足かもしれませんので、ご提案等もいただきながらできる限りの町としての体力に合うような補助事業というものが展開をしていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 町の発展のためには産業の振興とか働く場所の確保が必要であります。企業誘致や事業の拡大をしやすい仕組みが必要だと考えますが、これも事業の計画には入っていますので新しい事業として町出身者が地元に戻れるよう、企業の情報の提供を挙げていることから、さらにワークライフバランス実現のための起業支援を新規に計画しています。働く場所の確保は重要になるが、具体的にはどのような計画を持っているか質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 働く場所の確保は何より重要、定住対策を進める上で何より重要だという認識は当然ながら持っております。そのなかで何をするかについては検討中でございます。第5次の振興計画のなかで、また新たな戦略のなかで考えていきたいというふうに思っております。既存企業がまず定着をしてもらうための施策も必要かというふうに思います。これが1点。それとも誘致している場所は私どもの場合は南原の工業団地と帯無の工業団地の2カ所を中心にしているわけでありますが、ここは大規模団地でありましてご相談があればすぐ飛んで行って紹介をしているというような状況でありますが、なかなか具体的な決定に至りません。そんなことでそこは進めてまいりますが、町として製造業に限らず幅広い企業の誘致ができないのか、また場所の設定ができないのかについては現在研究中でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) ぜひ活力あるまちにするために働く場所の確保のために努力をお願いしたいと。 次に先ほど唐澤議員、前段に質問ありましたけれども、農・工・商の連携による6次化のネットワークの形成を新規事業として計画していますが、6次産業の取り組みは町の外ではかなり以前から取り組んでいることで、やや遅きの感もありますけれどもこれは進めていくべきだと思いますので、そのネットワークの形成の促進としています。先ほど少しの説明がありましたけれども、もう少し深い部分の説明がいただければ事業の内容とかもしわかれば予算とか、どんな考えを持っているかお聞きします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業応援団の取り組みを進めていくなかでやはり消費とか販売とかそういった部分でいかに応援できるかというのが一つの問題点でございます。課題でもございます。そういったことを切り口にいたしますと、今回28年度予算に計上する予定になっておりますが、農林水産省の6次産業化ネットワーク活動推進交付金というものを活用していきたいというふうに思いまして、現在国や県の担当と調整を進めているところでございます。6次産業化ではやはり意欲や興味のある農業者を核として、JAなどの農業関係団体、異業種の分野での商工会や小・中学校、栄養士会、また実需者であります消費や健康づくりなどを行っております住民組織、また福祉や医療関係団体や直売所、小売店、こういった皆さんに参画をしていただいて、多種多様な分野でのネットワークを構築したいというふうに考えております。また先ほどの唐澤議員の際にも申し上げましたが、信州大学農学部にも協力を依頼しておりまして、具体的内容について今調整をしているところでございます。こうした構築したネットワークによりまして推進会議やプロジェクト管理などを設けまして、検討をすることや農業者と参画をしているものの相互理解を深めていく場にしたいというふうに思っております。信州大学におかれましても、箕輪町にも健康や長寿に良いとされる農産物はたくさんあると。こうした良いものを町民の皆さんに理解をして活用してもらったり、高齢者向けの食の開発などが考えられるのではないかということを参照をいただいております。異業種からの提案もいただいて販路の開拓や新たな開発というようなところに繋げられないか、そしてそれがマーケットに出ていけるように、これからもう少しモデル的ではありますけれどもネットワークを生かして事業展開できないかという意味での町の6次産業化の戦略を策定をするということを先ほど申し上げました。そんなことをまずは取っ掛かりだというふうに思いますけれども、実施をさせていただきたいと思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) この次の質問に移りますけれども、この件はこれまでに取り組んできたことだと思いますけれども、企業振興相談員の配置の計画が入っています。現状はどうなのか、あまり私も理解していない部分がありましたので現状はどうなのか、見える効果がどうだったのか、次のステップをどういうふうに考えているか、その考えは。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 企業振興相談員につきましては、現在1名の者が庁内におりまして、各企業中小零細と言っていいと思いますけども、商・工に限らずすべてのサービス業も含めて相談なり情報収集を行っております。金融機関を主神母体とした方でございまして、私ども毎月その状況を聞いて行政としてできることは何か、また情報集めをしているところでございます。私どもの行政の正規職員のなかだけでは、とても常時企業のなかを回っていくというような余裕がございません。やはり専門性の高い方も含めて金融の問題もそうでしょうし、あと技術の問題ですとか営業の問題ですとかそういった問題に相談員の新たな展開が私は必要だというふうに考えております。人的補充が直ちにできるか実は検討しておりますけれども、28年度ベースでできるかどうかまだまだ定かではありませんが、やはりこの部分は充実をさせていかないと町の職員のなかだけではとても対応できないというふうに考えております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) ちょっと聞き落としたかもしれません。何人ぐらいおられます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 現在は1名でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 承知しました。 次にコミュニティー時と推進の事業のなかで、区、自治会、常会、の未加入世帯が増えつつあることは憂慮すべきでありますが、これまでもあれこれ対策をしてきたものの、効果には疑問が残ります。区・自治体などに加入・促進して現在の71.8%の加入率を2019年には75%に引き上げたい計画になっています。町は区や常会に協力をいただいて成り立っているところが多いわけです。区や常会の運営など地域の繋がりが薄れ、いろいろな面で大きな問題になりつつありますが、地域の絆や活動を大切にしていくべきでありますので、新しく効果的な具体的な施策はどう計画しているかの質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 具体的に施策ということになりますと、区・常会の加入促進というのはこれはなかなか難問だというふうに思います。5次振興計画の策定に当たりまして、すべての区に出向きまして区の将来像を作成をして現在おりますけれども、意見交換のなかで区や常会への加入率の低下というような問題が1番大きな課題でございます。常々申し上げているところでありますが、区や常会といった集落は暮らしの原点ということもございます。地域の文化や歴史や景観やそういった基盤でもありまして、こういった集落に活力がないと町の利益も出てこないということであります。多くの皆さんがサラリーマンというような状況のなかでまた核家族化や高齢化といったなかで近所付き合いが希薄化しているというわけでありますけれども、やはり区や常会における人の繋がりは重要であります。これ区費が高いとか安いとか公平とか不公平とかそういった問題ではなくて、やはり災害時の安否確認なども含めまして常会に区へ加入をしていただく、これが箕輪町の基本だというふうに思っておりまして、あえて戦略のなかではコミュニティー活動を推進するということで数値目標を設定をさせていただきました。これは数値目標のなかでも1番困難な数字だと私は思っておりますけれども、妙案があったら私も教えていただきたいぐらいでありまして、そうは言っても暮らしやすい箕輪町ということをいろんな形でセーフコミュニティの推進でありますとか安全・安心確保でありますけれども、そういったことをPRするなかで箕輪町はそういうところなんだということを箕輪町に入ってきている移住の段階で今もやっておりますけども、やはりPRをしていくしかこれは方法がないというふうに思っております。区費ですとか負担になっているものを下げていくとか区の役員の構成を少し、今まで通りではなくて、区のなかで考えていただくようなことも町として申し上げていきたいんですが、逆に町もお願いをしている部分が非常にありまして非常に言いづらい部分なんです。しかし地域をつくっていただくのは町だけではできませんので、そういったことをお願いもしながら、これから共々考えていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 数値目標がありましたので、具体的な策があるかという質問でしたけれども、あまりこれといった答えが出てこなかったわけですけれども、後でまた質問のなかにありますけれども下條村ですね。これは良い考えをして人口を増やしている。地域のコミュニケーションも良いということでまた後で質問しますが、これはこれとして受け止めます。 次に社会が平和であればスポーツをしたり観戦したり、趣味や娯楽もできるものでスポーツと言っても野球やサッカー、相撲、ラグビーなど挙げれば切りがありませんけれども、スポーツの種目は多種多様であります。実際できなくても見るだけでも楽しめるなど、みんなが盛り上がるものです。隣の南箕輪村の大芝高原には野球の信濃グランセローズのキャンプ地として使われるし、つい最近ではバレーボールのVリーグの準加盟リーグとしてVC長野トライデンツの拠点としてスタートしています。初戦から4連勝とし、これからの活躍も期待をされるところでありますが、スポーツは人々の関心も高く、話題に上りやすく町の活力にも繋がると思いますので、町の売り込みには大変良いものだと思いますが、箕輪町のまち・ひと・しごとの総合戦略で新たにスポーツイベントの実施、誘致を新規事業に上げていますが、どんなスポーツ事業を計画して実施したいのか、具体的な考えはどうなのか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 新たなスポーツイベントを実施をしていきたいということで計画には載せさせていただきました。お話しのように南箕輪村では経ヶ岳でのバーティカルリミット、また中川村では中川村のハーフマラソンというような民間主導による実行委員会方式で実施をされているものもございます。また伊那市や辰野町では駅伝大会が実施されるなど、この辺におきましても多くの大会が実施をされております。箕輪町にも以前だいぶ前のことでありますけども、萱野マラソン等のマラソンが実施をされておりましたが、現在実施をされていないという状況でございます。本年度以降、来年度ですけども本格的に移住・定住交流事業を進めていくに当たりまして、先ほど申し上げましたけどもスポーツイベントなどで箕輪町に訪れてもらうこと箕輪町の存在を知ってもらうこと、また町のファンをつくっていくということはやはり大変重要であります。そういったなかではスポーツイベントは一つのキーだというふうに思っております。町におきましては、現在リニューアルしているながたの自然公園を活用したイベントでありますとか東山山麓、萱野高原を活用したイベント、また天竜公園を活用したイベントなど研究しておりますけれども、隣接の市町村と類似したスポーツイベントに限らず、何か特徴的なことができないかということであります。当町の場合、交通また宿泊、駐車場、食事など多くの検案も実はございますが、どんなスポーツイベントが良いのか、現実にスポーツイベントを手掛けているところが何カ所かございまして、そういったところに箕輪町を見ていただいて具体的な懸案もいただきたいということで検討したいというふうに思っております。今後の検討次第ではありますけれども、できればその行政主体の実施ではなくて民間主体で特徴のあるイベントができないのか、それが地域振興に繋がないのかということで研究をしていきたいというふうに思っております。すぐ実施ができるというわけにはなかなかいきませんけれども、交流事業の一番重要なポイントだというふうに思っておりますので、検討を重ねたいと思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 民間主体ということですけれども、それでは民間にどう働き掛け、どういうふうに計画に持っていくかとそういう考えはどう考えています。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 民間と言いますのは、決して〇〇企業さんでやってもらうということではなくて実行委員会方式というふうに考えておりますけれども、やはり民の力がないと、これやはり行政だけではきないのではないかということも思っておりまして、そういったことをメインに検討をしていくということでございます。町主催というのはやはりボリューム感も出ないではないかというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 次の質問に移ります。移住・定住促進事業はこれまでグリーンツーリズムなどを中心に展開してきました。少しずつ成果もあるところも感じますが、さらにもっと力を入れなくてはいけないと思います。町から今度出された箕輪のほどほどの田舎暮らしのパンフレットがあります。これは非常に良いものだと思いますが、ほどほどの田舎のキャッチフレーズは本当に受けが良いと思います。インパクトがあるように思いますので、少しでも良いところを掘り起こし発信する必要があるのではないかと思います。箕輪のほどほどの中の田舎暮らしには、移住してきた家族の感じたことを載せていて、パンフレットの色合いも地味ではあるけれども良いと思います。もっと積極的にパンフレットや資料など数多くつくって発信すべきだと思いますけれども、町長の考えはどうですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まだまだ始めたばかりでありまして、10月にみのわの魅力発信室を設立をしまして移住・定住対策の取り組みを準備段階と言っていいと思いますが始めさせていただきました。11月に東京で開催をされました移住交流フェアに参加をしまして、町をPRするという意味で急ではありましたけどもパンフレットを作成をして持っていったという状況であります。今後箕輪町の良さの発信、農業・工業、生活、そういったそれぞれのレベルでパンフレット等でPRをしなければというふうに思っております。先ほど東京で開催されたフェアですが、具体的には12組の方と面談をしたということでありますが、既に数人が箕輪町に移住先の候補地として来町されておりまして、ご紹介をしたというようなこともございました。町として直ちにそれが移住に繋がるかということはございませんが、やはりそのフェアを通じて、ここまで足を運んでいただけることがやはり一つのきっかけだというふうに思っております。こういったフェアの他、いろんな形で町を体験をしてもらう取り組みが必要だというふうに思っております。特に自然景観でありますとか農業体験でありますとか、そういったものを融合させながら、町を知っていただく取り組みをこれから進めてまいりたいというふうに思っております。ただこの施策はもう今他の市町村に先駆けてやったということではなくて、私ども1番周回遅れの事業でございます。全国では先駆けて知恵を出し合って競争しているというような状況でございます。結果を求めるのは非常に難しいという面がありますけれども、町全体の活力を維持していくには必要であるというようなこと、それとやはり町内外に箕輪のファンをつくるということが総合的にこれからの箕輪町の発展に必要だというふうに思っております。あまり結果を求めず、しかし大胆に遅れてしまった以上は少し変わったことも含めて実施をしてまいりたいと思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) いろいろ言ってきましたけれども、総合戦略についての質問をしてきましたが、今国も地方自治体も多くが少子高齢化の社会のなかに人口減少、財政の健全化など対策に苦しむなか、最近、特に全国に注目されている下條村があります。この質問のなかの「条」はにんべんのある「條」でございますので訂正をお願いします。飯田市の南にあり、面積が38㎡人口は4,000人余り、面積では箕輪の半分以下、人口では6分の1以下の小さな村ですが、全国から注目されています。10月1日には信濃毎日新聞にも財政の健全化で載っていました。実質公債費比率が2014年度の決算で全国で第1位、マイナス6.4と大きく取り上げていました。将来負担比率も数字に出ないということですので、先日もNHKテレビの総合番組で取り上げて注目をされている自治体を紹介していたなかに子育てあるいは公共事業などが放送されていました。下條村は昭和20年代の半ばころは人口が6,000人ほどあったそうですが、少子化が進み人口は減少し一時は3,900人ほどに落ち込んできたということで何とか対策をと考え村の置かれた状況をしっかり捉え、いろいろ施策を講じてきた結果、それが功を奏したというものですが、これまでに488以上の団体が視察に訪れているということです。小さい村ですが全国から注目されることは素晴らしいことです。財政面では軽微な公共事業は材料を支給し、住民のボランティアでする。国の補助制度があっても必要としないものはつくらない。子育て世帯の支援策として定住促進住宅を建設して、安く貸し出すことなど若者の移住が多くなっているそうです。今では入居待ちになっている状態です。出生率は2.03とありました。上げればいろいろな施策を講じ、徹底しています。箕輪町は数年前までは人口が増加傾向であり、財政も比較的良いほうだったと思いますが、今は違います。下條村に学ぶところが幾つかあると思いますが、活かしてほしいと思います。町長の考えは。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 下伊那郡の下條村についてのお尋ねでございました。地域づくりまた若者定着、行財政改革といった意味で、下條村に学ぶべき点は非常に多いというふうに私も理解をしております。伊藤村長さんの大変な手腕によるところが大きいというふうに思います。全国からそういった形で下條村の行財政改革を確認をしたいという意味で視察が相次いでいるんだというふうに思います。私もすべてを承知しているわけではありませんが、幾つか私として思うべき点は一つは下條村は下水道、農集排を設置していないんですが、下水道を設置をせず、合併浄化槽で村を成り立たせようというような選択をしたというようなこと、また全職員を民間研修に派遣をしているというような取り組み、またお話もありました資材供給事業と言うんですか、住民の共助を求めるそういった取り組みについてやはり先見性のある取り組みであり、決断だなというふうに思います。若者施策、子育て施策また職員数の削減などが行われておりますが、それについてはちょっと私自身が申し上げるものがございません。ただ印象的に申し上げますと実質公債比率がマイナス6というような話は私としては通常はあり得ない話でありまして、行政サービスを行う上で一定の公債費が出てくるのは当然でありまして、そのこと自身だけを見て行政が良いか悪いか、下條村のことを言っているわけではないんですが、いうような論調も最近あるんですけれども、私はそう思っておりません。必要なものを必要なだけ世代を超えて確保していく住民サービスをしていくというのは、これも判断だというふうに思いまして、そんなことをああいった数字を見ると感じるところもございます。下條村の財政構造を私は承知をおりませんのでそのことを申し上げるつもりはありませんが、そんな気もしておりますが、いずれにしても財政運営が非常に長けているなということは感じております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 箕輪町にすべてが当てはまるかというとそんなわけにもいかない、事情が違うということはよくわかります。参考にできる部分があると思いますので、ぜひそんな方向でがんばっていただきたいなと思います。 次に防災無線についてであります。災害はない方が良いわけですけれども、しかし現段階では無くすことは不可能であります。災害を最小限に食い止めるには早く正確な情報が大事であります。以前から防災無線が聞こえにくい、わかりにくいなど幾つか声が聞こえてきましたし、機会あるごとに何人かの議員からも改善するよう求めてきましたが、しかし先日3日の夜、木下の火災のときも「聞き取れなかった。」「家族に聞いてもわかりませんでした。」ある議員からも「火事のようだが、どこか。」との電話がありました。結局わからないので消防署に確認したところ、ようやくわかった状態です。防災無線ですので早く正確に知らせる必要があります。早期に改善すべきであります。必要があれば調査も必要かもしれませんし、改善する必要があると思いますが、町長の改善の考えはどうですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 防災行政無線との情報伝達手段が町民の皆さんに行き届かなければやはり役に立たないわけですので、防災行政無線だけではなくて音声告知放送やメール配信等を活用しながらということにはなりますが、どうしても音声の場合は、外部の状況によって今回の場合も夜というようなこと、また風が非常に強かったというようなこと、いろんな自然的な条件、外部状況によって聞こえが悪かったりという部分もあろうかと思いますが、これは以前から申し上げているとおり解消をするということはもう当然進めてまいります。スピーカーの角度の調整ですとか個別の受信機の配付によってできるものはもうしているつもりでございまして、個々のご家庭で聞きにくいというものがあった場合については、ぜひ改善してまいりますのでお願いしたいと思います。または合わせて富田区で区内で調査をして難聴エリアを特定をしていただいて今回その難聴エリア対策として顧客の増設を進めていくようになりますが、一定の地域のなかでそういった場所があればぜひ教えていただきまして、私どもも確認に努めておるところでありますが、そういった対応をしてまいります。調査と言いましても、やはり毎日定時に例えば5時のチャイム等が鳴っておりますので、ああいったものが聞こえるか、聞こえないかによって情報提供をいただくことが一番早い、近道だというふうに思っております。必要があれば私どもも現場へ行って確認をして、それなりの対応させていただく予定でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) とにかくあまり聞き取りが出てきませんでしたので、質問と言うか要望のような形になりますけれどもお願いしておきますが、調査をしなければと言うより、セーフコミュニティに取り組んでいる以上町が一所懸命どこがどのように悪いのかを考える必要もあるのではないかと。人から言われることではないと思いますので、そこら辺をこれからも考えていただきたいと思います。 次に町の将来の財政状況この質問ですが、先ほど下原議員の質問でおおよそのことがわかりましたが、数字とか細かい部分がちょっとわかりませんので質問します。沢保育園と木下の保育園、また整備計画は具体的に見えるところまでは進んでいませんが、順次進めていくことになると思いますが、さらに図書館の建設も将来は考えることになろうかと思います。それらの大きな事業を入れたときの財政指標、実質公債比率や将来負担比率、町の一般会計、特別会計、企業会計などすべての町債の総額はどうなるのか。これまでの説明では平成30年ころがピークだとの説明がありましたけれども、保育園整備や図書館建設はそれ以降になるのではないかと思いますので、大きな計画のある建設の後の財政指標はどうなるか。具体的にはどうなのか質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回第5次振興計画を策定するに当たりまして、今後10年間の財政見込みを試算をしたところであります。町の財政シュミレーションを初めて明らかにさせていただいたところでございます。不確定な要素も非常に多いわけでありますが、今後の省令見込みという形で示させていただいたつもりでございます。そういったなかで、歳入面についてはやはり個人住民税の減少でありますとか固定は比較的安定した財源なわけですけれども、今後の住宅建設等がなかなか見込めないというようなことから、企業動向にもよりますけれども減少が見込まれているところでございます。 もう一つ歳出面については、義務的経費であります公債費が今後さらに増えまして平成28年から9億円を超え、公債費の占める割合が高くなっている部分もありますし、扶助費についても高齢化の進展に伴いまして増加が確実な状況を見込まれるところでございます。また社会資本整備等投資的経費については、老朽化した施設・設備が増加をしているということもございまして、これらに対応するためには適切な維持管理または計画的な更新ということになります。費用の抑制ができるか心配なところでございます。そういった状況のなかで保育園の建設、また将来見込まれます図書館の建設事業を行うということでシュミレーションを取らさせていただきました。やはり実質収支がマイナスということになっておりまして、財政調整基金を取り崩さなければならないということになります。次の木下の統合保育園また図書館については、今回の10年の財政シミュレーションのなかには時期は特定をせず平らにならした形で入れさせていただきました。そういったなかでもやはり実質公債比率は15ポイントから14ポイントくらいまでは上がるのではないかと平成35年ベースでありますけれども、また地方債そのものは87、8億円というふうに思っておりますけれども、一度92億円程度に上がったあと若干下がりつつというふうには思っておりますけれども、償還が進みますので思っておりますけれども、やはり非常に財政運営は厳しいというふうに思っておりまして、基金への積み立てですとか補助金の活用をしなければ実質運営は難しいという状況にございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 周辺の市町村が財政指標は大分改善してきているなかで、箕輪町は町長も以前から心配しておられるということを感じていましたのでこれからのことをお聞きしました。 次に町のPRの質問です。町の歴史や文化、自然またさらには産業などの特徴を知って町内外にPRの必要があると思います。学校で取り組んでいくことも大切だと思い質問するところですが、先日研修で、糸魚川市の研修をしましたが、ご存じのとおり糸魚川静岡構造線が通っている。地質も構造線の東と西では全く違うということで自然災害が多いところだと言っていました。人口も早くから減り続けてきた市だと聞いていますが、しかしここに来てその厳しい自然を利用したジオパークジオは地球、あるいは大地。パークは公園、つまり大地の公園と訳されるようですけれども、ジオパークに取り組んできたことや宝石のヒスイが取れることなどで市をPRしてきて人口の減少にも歯止めが掛かってきたと、観光客が増加し修学旅行者も増加してきていると、経済効果も大きいということの説明がありました。糸魚川市の良いところを学校で勉強し、子どもたちが研修旅行など外に出たときに市をPRできるようにそんなようなことが大事かと思いますが、教育委員長のお考えをお聞きします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 午前中の向山議員さんへの答弁のなかで述べさせていただいたただいまのご質問は、教育大綱に深く係わることかなということを思っております。つまり教育大綱では、これから箕輪でどういう子どもを育てていくか、どういう人づくりをしていくかということについてふるさと箕輪を愛し、自ら人生を切り開いていく、そんな人をつくっていくというお話をさせていただいたかと思うんですけれども、まさにそこの一番の基盤になるような部分について今議員さんにご指摘いただいたかなということを思っております。やはり自分が住んでいる地域が好きになり、愛着を持ち、もっと言えばそこに将来誇りを持てる、自分はこんなところで育ったということに誇りを持てるそのことをやっぱりこれから生きていく一番の私は基盤になると思いますし、自己肯定感ということにも深く係わっていることだと思います。そしてそうするための第一歩というのは私は地域を知るということだと思います。この地域を知るということから言いますと、小・中学校の現在でも各教科学習や総合的な学習の時間においても見学・体験、調査活動等はこれまでも実践してきております。改めて申すまでもないことですけれども、いろいろなものを地域の箕輪町の身近にあるいろいろなものを題材にしてやっております。例えば西小で言えば古田人形クラブの活動であるとか、これは先日のNHKでも報道されて唐澤議員さんが出られておられたんですけども、それから南小学校での太鼓学習などもそうでありますし、どの学校でも6年生の社会科では博物館や王墓の見学をしたり、それから自然体験ではりんご作り、米作り、そばづくり体験なども行っておりますし、福祉学習では、地域の高齢者施設との交流学習。これは今までも行われてきたものでありますけれども、今後はそれが単なる体験学習だけで終わるのではなくて、自分の生活に引き寄せて、その後の人生の基盤、土台になるような学習になるように一層各校で工夫していくことが必要となるなということを感じております。ただいまご指摘いただいた、糸魚川の例は私2年ほど前に糸魚川に行ったときに向こうの議員さんとたまたま一緒になりまして、世界に二つか三つしかないジオパークに力を入れていると大変熱く語っていただいたのを覚えておりますけれども、そんなことが思い出されますけれども、そういったことが大変参考になるのではないかな。今は子どもはそうですけども先生方自身も町外から通っておられる先生いますので、先生方も含めて箕輪という町を見つめ直して地域を知るということがまず第一歩かなということを思っております。それから中学校ではこれも何回か取り上げてますがキャリア教育における職場体験学習ということが地域を知るということ、これは地域で実際に働いている人たち短い期間ではあっても汗を流す、そういった活動に係わるそういうことによって地域で頑張っている大人の姿を見て子どもがまた自分のこれからどう生きていくかという大事な勉強ができるのではないかなと、そんなことを思っております。PRということにつきましては、幾つかのPRの方法とか現在やっているようなことあるかと思いますけれども、この点つきましては教育長の方から答弁させていただきます。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 少し議員さんの質問の視点と異なるかもしれませんけども、町のPRいわゆる教育面のPRとなりますと、11月に箕中で開催されました県のICTシンポジウム、これはたくさんの方に来ていただきましたけども、いわゆるICTを入れる今タブレットPCはじめ、ICTを使った授業をつくりあげていくということが流行りであります。長野県はどちらかというとちょっと遅れ気味で全国のなかでは遅れています。そういう意味でこんな使い方ができるんだねといういわゆる打ち上げ花火方式、研究授業のときだけやって普通はしない、そういうものでは結局は多分だめだろうなそう思っています。箕輪町は箕中のときにそのように発表していったのですけども、すべての先生方がすべての授業で少しずつでもいいから日々の授業の改善に生かしていくとそういう方向を打ち出して、これは参加者の皆さんに大変評価をいただきました。また、ICT今年小学校の方には各教室1台入れましたので、小学校の先生方は昨年から中学校へ来ては研修を積んできた先生を中心に各小学校でも教室のなかで大きく見せる、わかりやすくしていく、そういった形を多くの先生方がやっています。そういう意味で大変評価をしていただきました。そういう意味では町長の方でも箕輪の武器は何かなという話があったわけですけども、教育という面でいわゆる発信をしていくそういうことが大事かなと思っています。読育の関係は選書会と言って生徒一人一人が本を選んでそれが図書館の方に入ると、そういったことを箕輪でやって長野県では初めてでしたけれども、そういったものが例えば高山村の教育委員さんたちが来て早速この秋に高山村でもやったと、とても素晴らしいと言って地域の皆さん方から褒めていただいたと。その記事のなかに箕輪町の学びましたということが書いてありますのでPRになりますし、そういった面でたくさんいろんな面でこの教育の今までやってきたことを外に発信していくことが大事だと思います。特に他町村からこの箕輪へ来て校長先生されている先生方がよく言うんですが「箕輪町はうらやましいね。」「いろんなことをやっていていいね。」ということをよく言います。お世辞ではなくて。私以外にたくさん声を出していますので、そういった面をできれば発信のなかに入れていけばPRになるかなと思っています。以上です。 ◆5番(小島議員) もう少し質問したかったんですけれども、時間ですので終わります。 ○木村議長 これで5番 小島常男議員の質問は終わりました。 会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午後3時10分といたします。    午後2時55分    午後3時10分 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。14番 岡田建二朗議員 ◆14番(岡田議員) それでは通告に沿って質問をしてまいります。大きく二つの質問については、先の9月議会で通告をしたものの質問まで至らなかった課題ですので最初に質問をいたします。まず、社会保障税番号制度いわゆるマイナンバー制度について制度の確認と町の事務手続についてお伺いをするものです。ご存じのとおり、この10月より全国で一斉に個人番号カードの発行をお知らせする通知カードが発送され、当町でも先日発送業務は終了したとのことです。最初に町民の皆さんへのマイナンバー制度の周知方法並びに当町での通知カードの発送数と返送数、また受け取り拒否の数をわかる範囲で結構ですので教えてください。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 国民一人一人に番号を割り付けるマイナンバー制度でございますが、10月以降通知カードが配付をされまして、実施の段階に入りました。税や社会保障の分野で、国や地方の事務が効率化をされ国民一人一人の行政手続きが簡易なものになるということでございますが、一方でリスクや不安といったものもあるのが事実かというふうに思います。ただ今まで10月以降カードの通知また1月以降は個人番号カードの交付が始まるわけでございまして、それにつきましては、広報等を通じてできる限りの形で周知をしてきたところでありますが、すべての住民の方に届いているかというと若干難しい面があろうかなというふうに思います。個別の現在の通知カードの状況につきましては、担当課長から数字等について説明させていただきます。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 それでは通知カードの発送の状況でございますが、通知カードは世帯ごとにお送りをさせていただいてございますので約9,500となります。そのうち先週末におきまして役場の方に戻ってきたものが563となっております。以上でございます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 受け取り拒否の数はわかりますでしょうか。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 受け取り拒否の方でございますが先週末におきまして約8名の方となっております。以上でございます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ありがとうございます。東京都世田谷区では通知カードがあまりにも多く役場に返ってきたということで返ってきた通知カードの再送付作業を行っていますが、当町で今返ってきている563通について今後どのような対応を検討されているかお聞かせください。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 ただいま戻ってきておりますのが563でございますけれども、総務省の方の手続にしたがいまして転入、10月以降の転出があったかどうか等の確認をしておるところでございます。当町といたしましては今役場の方でお預かりをしている旨を、普通郵便におきましてお知らせをしてございます。そして書留でございませんので引っ越し等されまして郵便物の転送がなされている場合はそちらの方にご連絡がいくであろうと、そういったことでお知らせをしておるところでございます。そして通知を受け取られて役場の方へおいでをいただきまして、本人確認をしましてお渡しをすると、そういった手順で作業の方を進めております。以上でございます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) そうしますと、返ってきた通知カードの再送付というようなことは行わないということでよろしいですか。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 再送付におきましては書留で行うということでございますが、そこの手続におきましては総務省の方では各自治体の事務処理に委ねると、そういうことになっております。当町におきましては今のところ通知を差し上げまして、そして取りに来ていただくということを原則にして作業をしております。以上です。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ありがとうございます。いよいよ年が明けて来年1月1日からマイナンバー制度は実質運用されるということになってきますが、この制度、国の法施行によるものとは言え、自治体の事務負担の増加も含め、あまりに多くの問題をはらんでいるということ、また住民の皆さんの心配も解消されないまま運用がスタートするということになりそうですので、いくつかの課題について質問をいたします。私も2時間程度の勉強会に2回ほど参加をしてまいりました。学べば学ぶほど心配事が増えるということで2回でやめましたけども、結論として、私自身も通知カードも個人番号カードも今の現段階では受け取らないというふうに思っている1人であります。住民環境課の皆さんには大変お手数をお掛けします。心苦しく思っておりますが、さて、総務省によりますとマイナンバー制度の運用で行政の効率化、国民の利便性の向上、公平・公正な社会の実現を図るとしておりますが、制度が始まる前から茨城県の取手市では、住民票を発行する際に個人番号を記した住民票を渡してしまうといった簡単な行政手続ミスが発生をいたしました。取手市のようなケアレスミスは当町では起こらないというふうに思いますけれども、今後健康保険や年金関係の書類、戸籍関係や預貯金、また医療、介護、健康管理情報まで紐付けをされてくるということが予想されることからも、幾重ものチェック体制を確立していただき、間違いのないようにお願いするところであります。町民の皆さんとの行政手続について確認をさせていただきます。町民の皆さんが役場窓口に訪れた際、さまざまな申請書類等に個人情報の記載を求められますが、1月1日以降個人番号を知らないもしくは記入をしないことによって、行政手続が申請できないような事柄がありますでしょうか。具体的に申し上げますと、11月9日の内閣府の通達によりますと、番号法9条による個人番号を利用することができる事務事業として子ども・子育て支援法による子どものための教育、保育給付または地域子ども・子育て支援事業の実施に関する事務が規定をされています。町の実施する税や保健、福祉、子育てなどの事業において、個人番号がなければ受け取れないような事業があるかどうか、その1点だけお伺いします。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 番号カード個人番号でございますけれども、1月からそういったことで各事務におきまして番号法に定められておる事務におきまして使用を始めるということでございます。そういったことで運用が始まるわけでございますけれども、仮に個人番号の方記載されなくても特に事務の方を支障がきたすとかいうことはないと存じますが、ただ若干お時間をいただくことになりましたり、事務手続上若干時間が変わるといったことは起こるのではないかと考えております。以上です。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ありがとうございます。確認をさせていただきます。政府の広報やテレビコマーシャル、またホームページ等を見ましても1月から社会保障、税、災害対策の手続でマイナンバーが必要になりますと広報され、今後身分証にもなるとうたっていますが、個人番号を知らないか、求められても提示をしないことで行政的な不利益は現時点では生じないということでよろしいですか。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 不利益というのは先ほど申し上げましたように時間ですとか、そういったことが掛かる場合もございますので、そういったところでご不便をお掛けする場面というのは出てくるかと思いますけれども、事務そのものに支障がきたすということはないと理解しております。以上です。 ○木村議長 岡田議員
    ◆14番(岡田議員) 私も確認をしております。内閣府また国税庁、厚生労働省それぞれの省庁に対しても、個人番号の取得について取得をしなくても不利益は一切生じないということは各省庁からも確認をされておりますので、そのへんについてもぜひ町民の皆さんにも周知をしていただきたいというふうに思います。もし最低限個人番号は必要というようなときには、住民票を取得する際に個人番号の記載済のものと未記載のものと両方選べて、そこの時点で個人番号が取得できるということもぜひ皆さんに周知をしていただきたいというふうに思います。大変重要なことですので今の1点について確認をさせていただきました。窓口対応をされる職員の皆さんにもまた窓口を訪れる皆さんにも個人番号の記入を義務付けないように徹底をしていただきたいというふうに思います。 さて先日、新聞でも報道されましたが、視覚障がい者の方への窓口対応に対する各自治体の準備状況の遅れについてお尋ねをいたします。この問題は、大阪府の堺市の森田こういち市議会議員の指摘により全国的に対応の確認が今求められています。当町における視覚障がい者の皆さんへの点字記載の対応は整っていますでしょうか。お聞かせ下さい。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 視覚障がい者の皆さんに対する対応でございます。まず、通知カードにおきましては通知カード、緑色の紙がお手元に送付された場合、一番下の方にQRコード、スマートフォンなどでQRコードを読み込みますと音声を発するというシステムでございまして、それで番号の方を読むといったことになっております。ただこのQRコードでございますが、そういったことで操作の方が必要になりますのでそういったところでご不便をお掛けする場面とかあろうかと思います。そのようなときは総合窓口の方にご連絡をいただければ対応の方をさせていただきたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) もう一度確認させてください。点字での取り扱い、個人番号そのものに点字がないということですけども、各自治体で点字シートの購入もしくは対応をしている、その点について箕輪町の対応はどのようになっていますでしょうか。 ○木村議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 通知カード送付につきましては点字の方の対応はしてございません。ただ番号カードの方は点字の方を対応をできるようになってございますので、ご希望の際は点字の対応といったところにチェックを入れていただきますとカード自体に点字の対応ができるようになっております。以上です。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ぜひすべての皆さんに不便のないように対応をしていただきたいというふうに思います。今議会では法施行に対応した条例案も提案されていますので、福祉文教常任委員会では町民の皆さまに不都合のないようにしっかりと審議をしていただくよう期待をするものです。最終日いくつか確認をさせていただきますので、私の質問も一つの参考にしていただければというふうに思います。 次に、町内の事業者の皆さまに対する対応についてお伺いをいたします。マイナンバーを収集し、保管・管理する最も責任と負担の増えるのは従業員を雇用する事業者の皆さまです。個人番号を記載した書類の保管、管理、廃棄については凄まじく煩雑な事務が求められてまいります。書類を保管するための書類、書類を保管するための施錠のできる保管庫、またパソコンで管理する際にはパソコンはすべてチェーンロックへカギを掛ける、持ち運び出されないようにカギを掛ける、廃棄についても復元が不可能な状態で破棄をすると、いつどんな情報を破棄したのかも管理しなければなりません。似たような事務手続は行政にも求められていると思いますので、担当課の皆さまは小さい事業所の苦労は想像に難くないと思います。町内業者の方に対する自治体の先んじた対応も全国で注目を浴びています。東京都の葛飾区では、マイナンバーの漏えいや詐欺被害などを防ぐために介護担当者らが当面マイナンバー情報の収集、保管、申請書類への記入をする必要はないと区内の介護事業者に文章を送付をしています。葛飾区の介護保険の担当課は、制度の本格運用開始が見込まれる2017年7月までは事務手続上マイナンバーを使う必要はないと判断し、情報セキュリティーの確保を優先したと話しています。来年の1月以降さまざまな場面で役所が扱う申請書類にマイナンバーの記入欄が加わってくることが予想されます。マイナンバー制度に対する防犯、個人情報保護への備えとして業者の皆さまにマイナンバー制度の理解度の確認また助言をされる、もしくは町として対応されるような手立てが必要かと思いますが、町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 私も承知してない分野があるかと思いますので、担当課長からお答えをしますけれども、事業者の責務としてお願いをしなければいけないことは、やはり事業者の範疇のなかで実施をしていただきたいというふうに思いますが、行政が情報をお出しをして情報提供することで理解が深まるということでありますれば、それなりの対応をさせていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 企画振興課長 ◎中村企画振興課長 企業へのということでございますが、企業へ直接こちらの方から行政の方からそのような指導を直接的にすることは現在は考えておりませんが、今議員さんのおっしゃられるようなこともございますので検討していきたいと思います。役場としましては特定個人情報の保護評価書というものを作成しまして、それぞれの保管ですとか今おっしゃられたような作業につきまして厳格に進めてまいりたいと思っております。以上です。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ぜひ町民の皆さんまた町内の業者の皆さんがこのマイナンバー制度によって被害を被るというようなことがないように対応していただきたいというふうに思います。今後、任意であるにしてもさまざまな場面でマイナンバーカードの提示を求められるようになってくることが予想されます。現在でさえ、連日多様な手口で発生している特殊詐欺もマイナンバー制度の手口を取り入れてくるということは明白です。ターゲットになりやすい高齢者の皆さんなどへむやみやたらにこの個人番号カードを持ち歩かない旨を長寿者慰安会などの折に徹底するというようなことも考えなければならないかと思います。制度のさらなる細かい点につきましては、委員会審議のなかで確認をしていただくことをお願いして次の質問に移りたいと思います。 第5次振興計画の林業政策についてお伺いをいたします。最初に第4次振興計画における林業施策の評価についてお尋ねをいたします。当初の計画に対して、町有林、私有林も含めた林野面積に対する間伐などの森林整備の到達と林道・作業道の整備状況の到達について把握している範囲で結構ですので、見込みも含めた達成状況とその評価について町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 第4次振興計画におきます林業政策の評価でございますが、お尋ねの1点目は間伐面積等でございます。4次のなかでは4つの目標を立ててございまして、そのうちの一つが間伐面積を5年間で650ha行うという目標でございました。平成21年度から平成26年度で525.92haを実施をし、数値の目標には及ばなかったわけですけれども、財産区有林や生産森林組合等を中心に計画的に実施がなされたというふうにも考えております。ただ里山、特に私有林でありますがこれにつきましては集約化がなかなか進まなかったということもございまして、間伐に至らなかったところが非常に多かったというふうに考えております。 次に作業道でありますが、作業道の整備延長につきましては目標値は6kmでございました。林道桑澤線また樅の木沢線の延伸などによりまして5.08kmを整備をいたしました。概ね大きな数ではありませんけれども整備が進んだというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ありがとうございます。今の数字ですと大体目標に対して9割ぐらいの達成率だということで大変多くの皆さんのご苦労が伺えるかというふうに思います。先立って行われました10月の自然エネルギーフェスタ、私も堪能させていただきました。とりわけ武本義輝氏といとうせいこう氏との対談につきましては、自然エネルギーの活用という枠を超えて地域の森林資源を活用することで雇用を増やせること、森林整備を皮切りに森林整備から作業路の開設、運材、製材、建築、木工などさまざまな業種への経済波及効果があること、何もないと言われている田舎でも新規創業を目指した若者の移住・定住が図られること、こういったことを西粟倉村が示していることが紹介をされました。今や西粟倉村には地域おこし、本来の地域創生のヒントを探るべく全国から視察が相次いでいることは町長もご存じのことと思います。私も対談を聞かせていただき、森林資源を活用した地域おこしを幾度となくこの場で提案をしてきた立場から、大変元気と勇気をいただきました。合わせて講師に質問もさせていただきましたが、行政としてどんな手助けが必要とされているかも参考になるお答えをいただきました。第4次振興計画における林業施策から見えてくる課題と5次振興計画に活かす林業施策の展望について基本的な方針と目標、検討されている新規事業などがありましたらお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほどのお話も含めてでございますけれども、森林整備が重要だということは単に木材の活用ということだけではなくて、自然エネルギーの地消地産という意味につきましても大変重要な観点であります。自然エネルギーフェスタはそういった意味合いのなかで実施をしたものでございまして、しかし具体的な施策に繋がるかどうかということになると、なかなか壁もあるわけであります。その一つが作業道であります。間伐を進めたいということでやっているわけですけれども、実は作業道がなくて間伐をしてもなかなか下へ間伐材が下りて来ない、そしてそういう意味で木材の供給ができる木材と言いますか、例えば薪ストーブ等への供給がなかなか定期的にできないというようなことが明らかになってまいりました。そういった意味で単に林業施策というだけではなくて自然施策という意味で、森林の保全・活用を改めて5次振興計画のなかで実施をしていきたいというふうに思っております。やはり一つは4次のなかでは進まなかった里山整備をどうやって進めるかということであります。これは所有者が広範になっていて相続関係等が明らかになっていないというようなことから集約が非常に難しいということはよくわかりますけれども、そういったものも一定の支援をしながら森林組合等を通じて集約化を図り、一定の面積を確保して補助事業を入れていくというようなことをぜひやりたいというふうに思っております。財産区または生産森林組合では計画的に実施をしておりますので、これは今後も引き続きお願いをしていくということになりますけれども、やはりどうしてもやらなければいけないのは里山整備だというふうに思っております。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ありがとうございます。全く私も同意見であります。そこで第5次振興計画における林業施策の立案に向けて、いくつか確認とご提案をさせていただきます。自然エネルギーフェスタで武本氏もおっしゃっておりましたが、行政の分野で何が手助けとして有効だったのかという私の問いに対して人とだという答えが返ってまいりました。西粟倉村は元村長が現在の100年の森構想の土台をつくったと伺っております。また、率先して集約化にも携わってきた。また、構想に対して農林水産省から派遣をされた職員、さらには現在も、地域おこし協力隊の方々も100年の森構想に携わって活躍をされていると伺っています。第5次振興計画の構築に向けて森林整備の果たす役割と効果は安心・完全という点では危機管理課、自然エネルギーという点では住民環境課、景観という点で建設課、雇用、林業という点で産業振興課、木育、総合学習などの点で教育課、森林セラピーなど自然休養という点で福祉課など、実に多岐にわたる効果が期待されているにも係わらず町の人員配置は十分とは言えないと感じております。例えば、森林整備の際に真っ先に確認をしなければならないのは森林簿と林班図の確認と照合です。相続も分筆も売買も現在の森林簿と林班図にはほとんど反映されていません。この問題が森林整備の入り口に大きな壁として立ちはだかっていることは町長もご存じのことと思います。第5次振興計画のなかに町独自で森林簿を整備するなど戦略的、先進的な取り組みを講じるとか各課を横断する形で森林の機能を発揮するための事業を展開するなど、耕地林務課の職員体制を拡充することを求めますが、町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 最近の議論のなかで森林の持っている多面的な機能というのは言われるとおりではあります。当町において重要性がないわけではございませんが、なかなかそこまで人員配置ができていないというのが現状かというふうに思います。この5年間、10年間でできる事業を整理をさせていただいて必要な組織、人員等については細工をさせていただきたいというふうに思いますが、限られた人数でございます。縦割り組織が良いのか横の連携を現在プロジェクトチームをつくりながら自然エネルギーの方はやっておりますけれども、そういった形のことの方が実質的な成果が出るのか少し研究をさせていただきたいと思います。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 町長も何度か戦略的というような言葉を使っておりますが、近い将来私は絶対に森林林業が地域の産業、雇用、エネルギー防災、教育のカギを握る時代が来ると確信をしています。既に西粟倉村は2歩も3歩も先を行っているわけですが、私たちの業界ですと木曽のヒノキ、もしくは青森のヒバ、秋田のスギといった日本の3大美林といったようなものがなくても、また奈良の吉野杉や京都の北山杉など特殊な伝統はなくても今ある資源の活用で地域の課題を戦略的に解決を図っていくというようなそんな時代に向けて、ぜひ職員体制の充実という点を前向きに対応していただきたいというふうに思います。もう1点、職員の重点配置と合わせて町有施設の木質化も進めていくべきだという点で今後の大きな町有施設の更新についても大胆な木質化に取り組んでいくべきだという提案をさせていただきます。大きな公共施設の更新と言いますと先ほど来ありますように保育園と図書館建設になるかと思いますが、積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。既に、中学の体育館に赤松を使ったり東みのわ保育園でも木質化が図られていますが、2階建てまででしたら木造の公共施設も十分に可能です。県内では木造の保育園もいくつか見られます。大型公共施設の木造化について町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 公共施設の木造化につきましては法律もあることでございまして、あの必要性は重々承知をしております。構造体そのものを木造にするのか鉄骨等を活用しながら木質化をするのか、これはそれぞれの目的物に応じまして研究しなければいけないということであります。保育園については現在のところ木質化を十分図っていきたいというふうに思いますが、木造での建設は今のところ考慮しておりませんが、その点についてはご指摘もございますので他の施設またはこれから統合で出てくるような施設も含めて研究をさせていただきたいというふうに思います。具体的にそうなった場合のコストの問題でありますとか維持管理の問題でありますとか、そういったこともやはり大きな要素でありますので、それを含めて研究させていただきます。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 維持管理やコストそういったものについても大変重要な点ではあると思いますけれども、そういったものをやはりこの町内のなかで回していけるというような点も大変大きなメリットでもありますし、またやはり行政がこういった公共施設に木材を使っていくということが一番求められてくるというふうに思っていますので、せっかく箕輪町木材利用推進方針として公共建築物の整備における木材利用の推進と平成24年度4月1日から方針をつくっているわけですので、ぜひ積極的に利用をしていただきたいというふうに思います。 先ほど町長からもお話がありましたけども木質化と言いますと、例えば長野県庁では、掲示板やパーテーション、そういったものはほとんど今木質化されておりますし、トイレでも木材をふんだんに使っています。私が一番びっくりしたのは通路の一角に設けられました授乳室、新しいものでしたけどもすべて県産のカラマツを使ってつくられていました。木材でなくてでき合いのものの方が安上がりでしかも早いというメリットもありますけども、あえて木質の資材を使うということが重要なんだというふうに思います。わかりやすいのは高速道路の遮音壁にあえて県産のカラマツを使う、また長野駅の善光寺入り口の大庇の柱もわかりやすい木質化の例だと思います。もっと身近な例を申し上げます。伊那市では出産祝品として新生児に木のおもちゃをプレゼントするウッドスタート事業を行っています。これも市内の木工業者が作成をすることで資源とお金、仕事が市内で循環をしています。資源の地産地消という点でも先の自然エネルギーフェスタで講師の武本氏が役場をもっと木質化してもいいのではないかという指摘をされていました。私も川上と言われる林業の現場にいて、常に感じるのは川下で木を使う文化や習慣が根付かなければ森林整備も進まないということであります。現存の公共施設の木質化や例えば老朽化している町営住宅の木質化、学校や保育園の机やいすの木質化など木質化できるものは溢れています。むしろ、私からしますとこれだけ資源があるなかで、わざわざ町外、県外、国外から資材を持ち込んでくることの方が不自然とさえ思っています。町の事業として木質化の方針の実践・拡充について町長の所見を改めてお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの案件でございます。そのとおりでございまして答えに窮するわけでございますが、地産地消を進めていく上で一定のコストが掛かることはこれはいた仕方ない、そのコストを町民の皆さんにご理解をいただけるかどうかという問題はやはりあるんだと思います。私は来年の事業のなかで何%にするかまだ決めてありませんが、何%かは町内のなかでお金を活用するそういったことを考えていきたいと思っていますが、それと同様のことでございまして県産材というか町内材をどうやって搬出してどうやってルートに乗せるかという大きな問題はありますけれども、使っていくというそういう姿勢を示さないと具体的に動き出さないという意味ではご指摘のとおりであります。ウッドスタートというのは本当に小さなものでありますけれども、それも数があれば一定の産業になるわけでして非常に注目すべき事業だというふうに私も感じておりますけれども、そんなことから一つずつと取り掛かってまいりたいというふうに思っています。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) ぜひ第5次振興計画のなかでも一つの大きな柱として木質化についても検討・実現をお願いしたいというふうに思います。現在、森林で伐期を迎えているのは50年前、60年前に先輩の皆さん方が植林をしたものがいよいよ使えるようになってきたわけです。逆に申し上げますと、これから50年後、60年後の世代に向けた森林資源というものを私たちは準備をしなければなりません。富田財産区では来年度から区有林内にて次世代に向けた植林地を少しずつ整備していく森林整備計画を実施し、実践しています。農産物も林産物も地産地消の実践によって地域循環型の経済を確立することこそ真の地方創生ではないかというふうに思っています。町長のさらなる戦略的な施策に期待をいたしまして、次の質問に移ります。 子育て支援策については、とりわけ保育料の軽減について6月議会でも取り上げましたので、その確認と28年度の子育て支援策への方針についてお伺いをするものです。この間議会全員協議会でも議会と未来委員会との懇談でも少子化対策について質問・提案をしてまいりました。町の行ったアンケートに対して、子育て世代が子どもを欲しくても思い留まってしまう最大の要因が経済的な不安と回答していることは以前紹介をしたとおりです。8割から9割の世帯が経済的不安を理由に2人目、3人目の子どもをあきらめていることは町長も承知しているとおりです。現在箕輪町で実施している2人目の保育料は半額、第3子以降は無料という減額措置は同時入園に限られており、多くの自治体が実施をしているもう当たり前の事業となってまいりました。この事業では、出生率の減少には歯止めが掛からないことが今や現実として突きつけられています。私は、子育て世代の1人として声を大にして申し上げたいのでありますが、それだけ私たちの世代、この世代子育て世代というのは将来に対する経済的不安というのが深刻だということをご理解いただきたいというふうに思います。町長は危機感を持ってこの少子化対策に取り組むと決意をされ、大胆な施策も打ち出していくという発表もされております。私たちの世代は何を言っても自己責任で片づけられ、競争原理の社会のなかで傷を付き、現代の青年は2人に1人は非正規労働者として這い上がれずに年を重ね、正規職員の方もいつ自分が転落するのかと不安のなかで働いています。私たちの世代は年金などもらえない、年金がもらえるようなころには年金制度自体が破綻をしているだろうと20代、30代の若者が既に老後の心配をしています。私ももちろんその1人です。町長、10年前の次世代育成支援調査というものを私拝見をいたしました。そのなかでも10年前でもやはり経済的な不安というものが突出して子育て世代のなかに覆っている。先に町が行った子育て調査でも出生の最大の壁は経済的不安です。ここに大胆な手立てを講じなければ調査は実施するだけ、計画は立案するだけと、当事者から見られてしまうことになるのではないでしょうか。私は保育料の軽減策として同時入園に関わらず第2子は保育料の半額、第3子以降は保育料完全無料とする保育料の改定化、それと同等の子育て世代への経済的支援策を実施すべきだと再三申し上げてきましたが、来年度以降、町長が検討されている子育て支援策の目玉施策についてお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子育て世帯における経済的な負担感に係わるアンケート、また実施その状況等については議員おっしゃるとおりでございます。経済的負担と言っても保育料というよりはどちらかというと教育費に係わるものが大きいのではないかというふうに思いますが、いずれにしても子育てに係る経済的な面が出生を留まらせているということが事実であります。そういったところに視点も充てなければいけないというふうに思います。ただ、町の特徴的なことでありますので申し上げておきたいというふうに思いますけれども、町の最近の15年くらいの出生の状況調査、人口ビジョンをつくるというようなことございまして調査をしています。そうして見ますと、箕輪町の場合の婚姻率が減少しているということに合わせまして、第一子の出生数が減少しているという状況がございます。一子を産んだ場合の第二子、第三子についてはここに来て減少しているというような状況にございません。そういうことを考えますとどういった点に視点を当てて経済的負担を解消したらいいのかというのがやはり少し壁にぶつかっている部分が制度設計上ございます。もう1点は保育園の運営費に占める保育料の割合なんですが、今までは28%、29%でありましたけれども、本年度の保育料の値下げに伴いまして25%を切った状況にございます。やはり保育園運営するに当たって一定の率の負担を保護者に求めるというのはやむを得ないことだというふうに私は思っております。そう意味でどこに視点を当てればいいのかもう少し検討させていただきたいということと、実は町の保育園の場合、定数の充足率が非常に高いというようなこともございまして、三子というようなところに一定の支援を当てますと、園児の入園率が非常に高くなって受け入れきれないということが実は想定もされまして、どういった仕掛けをするのが良いのか少し悩んでいるというか制度設計上非常に難しいというふうに思っております。ただ、そういう意味では保育料については議論の余地がまだ残っておりますが、難しい分野だというふうに思います。とにかく経済的負担は減らすということは必要だと言うふうに思います。来年度の予定している支援施策というようなお尋ねもございましたが、一つは子育て・教育に係わるものを窓口を一元化するという意味での子育て・教育包括支援センターの事業を立ち上げたいというふうに思っております。もう1点は子育ての皆さんの孤立感の解消に向けた子育てのふれあい拠点といったものを整備をしていきたいというふうに考えております。また、現在行われておりませんが、各保育園の特徴を生かしていきいき保育を創出するという事業がありますけれどもながたドームを活用いたしまして木育事業を始めていきたいというふうに考えております。支援体制全体をもう少し吟味をしながらチャレンジの事業でもありますので、予算要求ベースのものをもう少し研究させていただきたいと思っております。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 1人目の産める環境を整えて婚姻率をあげていくこと、これも大変重要なことだというふうに思っております。しかし、アンケートからもはっきりしていることは望んでいないのではなくて、経済的な理由で産みたくても産めない方々がたくさんいて、町が何かしらが手助けできるのなら思い切って支援をするべきというふう私は思っています。今町長がおっしゃいました窓口の一本化やふれあい拠点の整備、また木育事業、町長のおっしゃっていた大胆な子育て支援策という点にはちょっとまだ及ばないのかなというふうに思っています。ぜひわかりやすい形で子育て世代の皆さんが、今回の町長本気だぞと思わせるような支援策を期待いたしまして、次の質問に移ります。 遊具のある公園整備と園庭利用についてお尋ねをいたします。以前から箕輪町には大きな遊具がないと。子育て世代の皆さんからも要望が多く出されてきたことは周知のとおりです。町長も公園等への大き目の遊具の整備を検討されていると思いますが、場所や規模は大変重要です。南箕輪村や伊那市ではみはらしファーム一体の公園や大芝高原など自治体のシンボル的な公園があり、複合的な施設があるために多くの方が公園を利用し、遊具も活用されています。しかし箕輪町にはそのような複合的な施設はありません。遊具を作ったけれども、利用しづらく使われないといったことのないように場所と規模について慎重な検討が必要かと思います。どのように決め、いつまでに整備する計画なのか町長の所見をお伺いするものです。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 この部分については遊具のある公園施設を整備をしたいということは以前から申し上げているところでありますけれども、まだまだスケジュール観は実は持っておりません。先ほどのご質問のなかでながた自然公園のなかで少し考えたいということは若干申し上げましたけれども、それ以外の場所について都市公園もしくは児童遊園それぞれ公園があるわけですけれども、どういったところにどういったものが必要かについては担当課でそれぞれ研究をしていただいておりますけれども、まだまだそれを具体的に申し上げる状況にはございません。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 既存の保育園の園庭についても土日祝日といった休園日には、園庭が解放されていることを知らない保護者の皆さんもたくさんいるということは担当課も承知していると思います。園庭利用について周知方法についてどのような今後対策を講じるのかお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 園庭の開放、私も周知をしていると思っていたんですが、なかなかそうでないようでございました。8月から休日開放を実際しております。解放の実施の周知については8月に全園の扉に園庭開放のお知らせの案内板を設置をさせていただきました。また10月に実施をしました入園説明会の折に園庭の解放について、保護者に説明をさせていただきました。また子育て情報サイト「いいね、みのわっこ」のなかにも園庭開放について広報をしております。保育園の便りでありますとか子育てサークルでありますとか、そういった協議会等を通じてこれからも周知して、土日の活用もぜひしていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 町内各地域にバランス良く小学校も保育園も整備されておりますので、休みの日に園庭や校庭のなかで子どもたちが遊ぶ声というものがこれまでにも増して聞かれるように、施設の有効利用についてもしっかりと周知をしていただきたいというふうに思います。 次に、住宅リフォーム助成制度の利用実績と評価、並びに今後の施策についてお伺いをいたします。現在町の行っている住宅リフォーム助成制度は総務省の試算でも補助金に対して15倍から20倍の経済効果があるというふうに言われています。建設業協会の皆さんや利用された町民の皆さんにも、さらには町の財政にも少なくない好循環が生じていることは疑う余地はありません。この制度は今年度で5年を迎えましたが、これまでの評価と今後の施策展開について町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 住宅リフォーム制度でございますが、平成23年度の発足以来多くの方に利用していただきました。23年度には350件、24年度は270件というような件数でございましたが、ここ1、2年は140件、今年度の場合は11月現在で112件というような状況でございます。経済対策で導入した制度でございますし、一定程度の成果を上げたまた経済連関表で見ます波及効果はおっしゃるとおりの部分もございます。しかし私自身の考え方とすれば、緊急経済対策で始めた施策でありまして、半永久的に行う政策だというふうにやはり思っておりません。今後どうするかについては予算編成のなかで検証と検討を行いたいというふうに思っておりますが、下水道接続に対して大きな効果があったのも事実でありますし、それらを踏まえて住宅の質というような面で必要なリフォームと老朽化したから直すというリフォームとはやはりこの政策の入れ方として私は違うというふうに思っていまして、そんなところを少し担当課には研究していただきたいということを申し上げている状況でございます。一定の成果が出た事業であることは間違いがありませんけれども、またかつ関係の皆さんからは強い継続要望もいただいてはおるんですが、現在のところはそんな状況だというふうにご理解いただきたいと思います。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 今年度から移住・定住対策としての住宅リフォーム補助の適用拡大も着手をされ、それこそ箕輪町の空き家対策にも大変今後大きな成果を期待されるというふうに私は思っております。町内の経済的な循環が保障され、業者にとっても雇用の維持や仕事の確保、こういったものも見込めます。移住・定住対策としてもぜひ末長く町民から愛される制度として育てていっていただきたいというふうに思います。 次に、今年から始まりました頑張る元気な商店応援事業についてお伺いをいたします。私の知る範囲ではこのような事業は県内でも箕輪町でしか実施をしていないと思いますが、1年目から大変申請数も多く、新規の開業も相当数あると伺っています。私も何度か一般質問でこの制度の実施を提案をしてきた立場ですので、この事業の評価について町長の所見をお伺いするとともに今後の施策展開について腹案などがありましたらお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 頑張る元気な商店応援事業につきましては、大変多くの方にご利用をいただきまして、大変ありがたいというふうに思っております。11月末現在の申請で26件、小売業で6件、飲食業で12件、理容業で5件、自動車販売業で2件というような状況になっておりますが、本当に当初予定をした以上な形で反響もいただき、特に新規の創業が8件もあったということは本当によかったというふうに思っております。今後でございますが、これ3年間の限定補助ということでスタートをしておりますので、来年度は実施をさせていただきたいというふうに思っております。金額等については今後の予算編成のなかで考えてまいりますが、やはりこういった事業をやって町の活性化に資するというような意味ではやはりPRもしていただきたいなと、かつ私たちの責任ではあるんですが、こういった26件が町のなかでこんな事業を活用してこんなことをしたい、ですから皆さんも使ってくださいというそういったところまで持っていくような事業展開をしないと、ただ改修に終わってしまうってこともありますので、本当に商店がこの活用をして次のワンステップ入るんだというようなところをお示しできるような、システムと言いますかことも考えていかなければいけないというふうに思っております。 ○木村議長 岡田議員 ◆14番(岡田議員) 本当におっしゃるとおりだと思います。私もこの間町内を走って多くの商店の皆さんでビ二ールシート、ブルーシートが覆っていたり、足場が組んであったりということで、本当に町の活気といったようなものも受け止めてまいりました。私もこの制度については自身のフェイスブック上でもPRをさせていただいております。ぜひ町としてもせっかくフェイスブック魅力発信室がありますので、活用して十分にPRをしていただきたいというふうに思います。 時間がなくなってきました。最後の質問になります。文化財の保全についてお伺いをいたします。松島の王墓古墳の保全についてお伺いをいたします。すいません、王墓の王が違いますが訂正をお願いします。王様の王です。とりわけ文化財の保全、松島の王墓古墳の管理について教育委員会にお尋ねをします。6月に新聞報道されましたが、小諸市では何年もの間市の遺跡を管理せず放置をしていたために遺跡が荒れ放題になったということが明らかになりました。王墓古墳が決して放置されているということを言っているわけでありません。古墳の上には現在樹木が茂り、決して適正に管理されているとは言い難い状況にあると感じています。古墳の造成時には当然立木などそんな存在をしなかったわけですし、遺跡は当時のまま復元をし、残していくことが現代に生きる者の責務だと思っています。現状ですと立木だけでも私何十tもの加重が遺跡の上にのしかかっているというふうに推定をされます。さらには風により樹木が揺さぶられることで根が動く、それによって倒木が生じ、古墳が損壊をするといったようなことも懸念をされます。古墳に埋葬されている方もさぞかし重く不安なことだというふうに思います。立木を除去し、あるべき姿を保存する手立てを講じるべきだというふうに思います。博物館の柴さんからも現在の発掘しないままの方がロマンがあるし、考古学的価値も後世に引き継げるというふうにお伺いをいたしました。ぜひ、台風が来て強風が吹いたら木が倒れて古墳も壊れたというようなことがないように適正な管理をすべきだと思いますが、教育委員長の所見をお伺いします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 松島王墓古墳についてのご質問であります。既にご案内のとおりですけれども、松島王墓古墳は上伊那地方にある唯一の前方後円墳であります。古墳時代の後期大体6世紀ころにできたのではないかということで、敏達天皇の息子の頼勝親王の墓ではないかということになっているようで、実際はわからないところがあるようですけれども、しかし、いずれにしても箕輪町にそのように上伊那に唯一ある前方後円墳があるということは私は町の宝だというふうに思っております。先ほど小島議員さんへの答弁のなかでも若干関係するんですが、やはりこういったことを子どもたちが学んでいくということも大事なことなんだということを思っています。私は個人的には岡田議員さんのご意見と言いますかご提案に賛成なんですけれども、もしそうする場合、整備していく場合にちょっと考えなくてはいけないことがあるということもご理解いただきたいと。既にご存じだと思いますけど。それは、一つはあの土地の所有者は松島神社さんなんです。ということで町だけで単独では決められないということが一つあります。それ以上に難しいかなと思うのが、昭和40年の2月に県の史跡に指定されているんです。実は、私は福与なんですがうちのすぐ近くに福与城跡がありまして、これは県の史跡なんですけれども、県の史跡になると良いこともあるんですけども、不都合なことは木を切るとか階段をつけるとかベンチを置くとか、そういう一つ一つ全部その県の許可が必要ということがあって、これが非常に大きなネックになっていて、いろいろクリアしなくてはいけない問題があるのかなということがかなりそれは大きな問題かなと。もう一つ、その切った場合に、あの木は多分あの状況からいってその何百年も前からあるという木では岡田議員さんの方が詳しいんですが、そうではないと思うんですが、切ることによる、例えば景観が良くなるとかそういう良さはあると思うんですけれども、逆に切ることによって人が立ち入ったり、また盗掘をされるとか、それから草に覆われてしまうとかという、逆にそういう面もあったりとかいろんな状況が考えられますので、最終的にはやはり教育委員会だけで決められる問題ではなく非常に大事なことでもありますので、また文化財のパトロールでも木を伐採しろという指摘は現在のところないようですけれども、しかし大事な問題でもあると思いますので、いずれにしても有識者を含めた委員会等で検討していく必要があるかなと思いますので、少しお時間をいただければなとそんなふうに思っております。 ○木村議長 これで14番 岡田建二朗議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。12番 釜屋美春議員 ◆12番(釜屋議員) それでは通告にしたがいまして質問をさせていただきます。本日最終ランナーでございますのでよろしくお願いいたします。はじめに地方創生総合戦略についてお尋ねをいたします。箕輪町の将来の人口を2万4,800人と推計し、人口減少への挑戦、箕輪チャレンジ、箕輪町第5次振興計画への策定が進められているところでございます。まち・ひと・しごと総合戦略、10年間の箕輪町の将来像を描くなか、箕輪町の魅力を発見し育て、発信し、人の流れを引き寄せてくることができるかどうか正念場のときを迎えております。地方自治体は、国からの指示待ちではなく、自ら地域の重要課題は、地方自らが考える時代を迎えているわけでございます。町長就任1周年を迎えた今議会でございます。この1年間、地域に足を運び、町民の声に耳を傾けて来られた町長が、いよいよ行政に精通されている町長の舵取りを期待しているところでございます。箕輪町の5年間の総合戦略の概要をお示しいただきたいと存じます。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 箕輪町の総合戦略の概要ということでございます。10月末でございますが、みのわ未来委員会での議論、またさまざまな方法で行ってまいりました町民の皆さんからのご意見やご提案を集約するなかで、箕輪町版の地方創生総合戦略を決定をいたしまして、国へ報告をしたところであります。まだ初版本でございまして新たなチャレンジ施策の検討が続いているところではありますが、町の目指すべき将来像また人口ビジョンを策定することができました。議会の皆さんにも貴重なご意見をいただきました。心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 概要ということでございますが、箕輪町ではこれまで順調に人口増加を続けてまいりましたが、2010年ごろから自然減を中心に人口減少が始まりました。人口減少となった主な要因は他の市町村では見られない合計特殊出生率の減少傾向と20歳代の転出超過というふうに考えております。また一方、いろんな形で議論されたわけですけれども、やはり町にはこれまで築き上げてきた暮らしやすさは大きな財産であったというふうに思っております。セーフコミュニティの認証取得に代表される安全・安心のまちでありますとか、町内の移動時間が車で15分以内という道路等の都市基盤の整備でありますとか、他市町村に比べ低い高齢化率、そういったものは代表的な事例でございますが、人口は減少しつつございましたけれども、暮らしやすさはやはり大きな財産としてあったというふうに思っております。このような課題や時代背景を分析した上で、人口減少問題の克服と産業の発展をねらいとして総合戦略を策定をいたしました。人口減少問題の克服に向けましては、子育て環境を整備するなど出生率の上昇や転入者の増加というものに取り組んでまいりたいというふうに思っております。20歳代の転出が転入に転じるためにはやはり働く場所の確保、また魅力的な町であることが不可欠であります。とりわけ中小企業から多くの景気動向が左右されやすい産業構造にあるわけでございまして、そういった産業構造を変えていくような努力も必要だというふうに思っております。産業の発展に向けましてやはり働く場所の確保を目指し、また工業製品の出荷額郡内1位ということが先ほどもございましたが、そういったものが維持できるように振興策に取り組んでいきたいと思っております。また安全・安心の施策につきましては町の暮らしやすさを魅力として発信をし、住みたい町、住み続けたい町を目指して取り組んでいく必要があるというふうに思います。 総合戦略では数値目標設定をいたしまして、それぞれの施策に取り組むとしております。箕輪町チャレンジを箕輪町全員の方、町民一丸となって目標に向けて対応してまいりたいというふうに思っております。またこの間、暮らしやすさゆえの危機感の不足というような課題があるということを前々から申し上げておりましたけれども、やはり人口減少というのは徐々に表れるものでありまして、町民の生活レベルで感じることがなかなかできないものであります。そういったなかで、現在の状況を認識していただきたいとなかなか言ってもわかっていただけない部分があったわけですけれども、未来委員会の委員のなかにもそういった指摘をいただける状況になってまいりまして、時代認識の共有ができつつあるかなとそういう意味では今回の総合戦略に載せました事業が展開できる措置ができたというふうに考えております。以上であります。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 政府は、地方創生に取り組む地方自治体の先駆的な事業を支援するために、2015年度補正予算に総額1,000億円の規模の地方創生加速化交付金を盛り込む方針を固めました。交付金の詳細はまだまだこれからだと思いますけれども、この地方創生加速化交付金による事業は、地方側に負担は求めず全額国費で実施するとしております。すべての自治体に一律に配るのではなく来年1月以降に交付金が創設された時点で人口減対策の5カ年計画、地方版総合戦略を策定済みの自治体を中心に財政支援するものでありまして、財政健全化への配慮から業種連携による新産業の創出や複数の自治体による観光振興などが想定されているという報道がございます。この補正予算は総合戦略の事業を後押しするためのものでありまして、財政的に非常に有利な交付金でございます。まさに自治体間の競争の趣がございますが、交付金獲得の準備は既に進めておられると思いますが、今の総合戦略のなかで地方総生加速化交付金を対象として検討している事業はどのようなものがあるのかをお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地方創生加速化交付金というのは報道によりますとあるということでございますが、まだまだ具体的なものが全くわかりませんので何と申し上げていいかよくわからないんですけれども、1月4日召集の通常国会冒頭に提出をされるということでございます。議員さんおっしゃるような内容の交付金のようでございまして全額国費で地方負担を求めない、すべての自治体に一律交付をするのではなく、先駆的事業に限定をして交付予定というそんなようなことが言われております。私自身は、実はこれ来年度出てまいります新型交付金も同様でありますし今回の地方創生加速化交付金も同様なんですけれども、この国が認める先駆的事業に交付をするというこの発想、この発想がいかがなものかということを大きな違和感を私は持っています。持っていますが、そんなことも言ってられませんので今回の初版本に挙げました総合戦略に掲げた事業のなかで国が交付をすると言っているような事業、その仕組みも含めてですね、そういうことは考えなくてはいけないというふうに思っていますが、さすがに前回のタイプ1も同様でございますが本当にすべての自治体が、議論をして戦略を打てば国のいう先進的であったり先行的であったりというような事業なのかというのは私は非常に疑問であります。阿部知事が先般国に対して新型交付金を平等とは言いませんが、あまり格差を付けて交付することはいかがなものかという要請を国に対してしたようでありますが、私もそう思っています。市町村の自主性を認めると言いながらすべて国の言われたような連携した仕組みを負わなければできないということであれば、小さな自治体はなかなか難しいですね。そういったことも考えた上で私は実施をしていただきたいというふうに思っております。しかし、先ほど申し上げたように国の認める先駆的事業に対しては、事業計画の提出は考えております。しかし全容が判明しておりませんのでこの加速化交付金については具体的な事業内容が明らかになった段階で検討させてもらいたいというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 町長は大変慎重のようでございまして、やはりおもいきった施策も必要ではないかなというふうに思います。今までの国補正予算というのは、その交付金は交付概要がわかってから交付申請までに非常に時間がなかったわけでありますけれども、この交付金は総合戦略策定中の補正予算であり、大変タイムリーであるとは思います。アンテナを高くして予算を獲得していただきたいと思います。ちなみに国は今年の10月末までに戦略をつくった自治体には、14年度補正予算に盛り込んだ地方創生先行型交付金を上乗せ支給を行いました。例えば、これには宮田村が手を挙げておりまして、村民を試用社員、これはお試しということでございますが、試用社員として雇用した企業に補助金を支給するお試し就業、この事業を打ち出しまして正規雇用へ繋げることで安定した雇用を創出し、村外の大学に進学した若者らへのUターンの促進を狙うものであります。数値目標として試用期限を経て、正規雇用される人数を2019年に累積で25人と設定をいたしました。このほか奨学金制度や長野県内大都市圏の大学・高校などと連携した企業見学ツアー、耕作できなくなった農地を農業・農村支援センターが借り受け、農家などに貸し出す宮田方式の活用、農業インターン制度、農業の6次産業も含め進めているとしております。また、上田市ですが健康クラウドシステムやインターバル速歩事業を盛り込みまして、大学と連携した取り組みで健康寿命を2010年の男性78.92歳、女性83.19歳から伸ばすことを目標とする総合戦略を策定をいたしました。また、須坂市では市民の健康増進活動が盛んなことを活かして健康づくりを産業に繋げる取り組みを掲げました。箕輪町も創生総合戦略を10月に策定をいたしましたが、この地方創生先行型の交付金この獲得はどんな状況でございましたか、お伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先行型交付金のうち2種類あるわけですけれども、タイプ1と言われる今議員さんがお示しをしたものについては、私ども獲得することができなかったというのが報道等でも出ているところでございますがそのとおりでございます。この部分についてはいろんな考え方があるというふうにも思っておりますが、私どもの基本的な考え方は現在ある政策のなかで地方創生に係わるものの財源振り替えを基本的には考えておりましたので、そういった点でなかなか理解をいただけなかったかなというふうに思っております。言われたような施策については、よくよく考えてみますとほとんどのものは我が町では実施をしているものがほとんどですが、他市町村との連携でありますとか企業との連携でありますとかと都市部の関係等との連携というものが施策の工夫のなかになかったというのも事実でありまして、その部分については反省もしているところであります。今回の加速化交付金がそういったものを政策の目玉として出してきたとすれば、当町におきましても対応できるようにしていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 先ほども申し上げましたけれども、行政に精通しているあまりに慎重になられているというところもあるようにもお見受けいたしますけれども、職員の力が伸び伸びとこの創生総合戦略の策定に臨めるように、ぜひリーダーシップを発揮していただきたいという思いがございます。よろしくお願いいたします。 次に地域包括ケアシステムについての質問をさせていただきます。はじめに、地域包括支援センターの役割についてお伺いいたします。地域包括支援センターは、平成18年の介護保険法改正がされた際に高齢者への総合的な相談窓口として役場の福祉課に設置をされています。在宅介護を始め、介護予防、生活支援と多岐にわたった相談の窓口となっておりますが、超高齢化社会を目前にして医療と介護を必要とする高齢者が大変急増しているということから、医療・介護サービスが一体的に提供されるような連携、そういった点をさらなる相談体制の充実が求められているわけでございます。地域包括ケアシステムを構築していくに当たりまして、また高齢者福祉の受け皿としての支援センターの機能を強化していくこういうことも必要ではないかと考えます。これからの地域包括支援センターの重要性について町長の見解をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地域包括支援センターでありますが、高齢者が住みなれた地域で安心をしてその人らしい生活を継続することができるように支援するためには、予防や介護・医療などさまざまなサービスを高齢者のニーズに応じて提供することを目的とそういったことで支援センターを設置しているところでございます。当町におきましては福祉課のなかに設置がされているわけであります。保健師また主任介護専門委員、社会福祉士など専門職を中心にチームとして活動をしております。高齢化の進展等により業務内容は専門家、複雑化をしておりまして、その業務量も年々増加がしている状況にもございます。超高齢社会に対応するための地域包括ケアシステムの構築に向けて準備を進めておりますが、特に医療と介護の連携、介護予防、生活支援体制の構築、また急増しております認知症対策などが重要なテーマでございます。包括支援センターの役割をどういったところに置くかということなんですが、システムをつくるところに置くのか、具体的なチームとして働く、機能するというところに置くのか、これはやはり議論があるところでございまして、町の福祉課の業務として支援センターの役割をどうするかについては、少し検討が必要だというふうに思っておりますが、体制を強化していくことについてはそのとおりでございまして、町内に今の状況で一つだけ役場のなかにあればいいのかどうかについては少し議論しなくてはいけないというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 先日、福祉文教常任委員会で地域包括ケアシステムの先進的な取り組みをされている富山県氷見市へ行政視察に行って参りました。地区社協の立ち上げから30年、地域住民の主体による組織化をされて基盤整備をされてきたという先進事例でございました。氷見市の視察で感銘を受けたことの一つは、その熱意を持って担当した担当の職員が社協と地域の繋ぎ役として10年以上掛けて地域の方々の信頼のもとに支え合いの体制を築いて来たという点でございました。支え合いの体制を構築する上で、顔が見える職員の方に継続して担当していただくことが望ましいと考えますが、職員体制等についての町長の所見をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 役割の問題を解決するべき論点だというふうに思っておりますが、ご指摘のように顔の見える関係と言いますか信頼関係ができるという意味で一定程度の職員体制とそれに係わる専門性を高めていく、できれば同じ人で対応していくという必要はあろうかと思います。以上でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 地域住民のニーズの把握と地域の特性に合った支え合いの体制づくりについてお尋ねをいたします。各区の現状は高齢化率もさまざまでありまして、また地域の環境の違い、町部とか村部地域部ということでありますけれども、住んでいる方が何を望んでいるかという実態調査やニーズ調査が大切でありますけれども、その意見が反映されるきめ細やかな支え合いづくりが求められるわけであります。箕輪町では、すでに視察に行かれた氷見市を参考にして取り組みをされていると思いますけれども、その取り組みの進捗状況をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地域住民のニーズの把握と地域の特性に合った支え合いということがそういった体制をつくっていかなければいけないわけですが、平成26年に地域包括ケアシステム推進協議会というものを設置をしてございまして、この協議会でも町全体の課題と取り組みの方向性を協議しながら現在進めているところでございます。現在の取り組みとしては、まず住民の皆さんにこれからのその高齢社会への対応の仕組み、そのことについてご理解をいただき地域の実態を把握をするということが重要というようなことから、現在は地域に入って説明会を実施をしているというのが現状でございます。そのなかで必要に応じて実態調査などもしなければいけない点もあろうかというふうに思います。具体的な取り組みについてはこれから検討をさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 具体的な取り組みはこれからということでございますので、私たちが感じてきたことのなかの一端を話させていただきますが、氷見市では地区社協の活動としてシルバー談話室、ふれあいランチサービス、保育園内にシルバー談話室を設ける、また地域子育て広場の「とやまっ子さんさん広場」というようなそのふれあい型の地域福祉活動をもう20年ほど前から行ってきたそうでございます。箕輪町もこのようなふれあいサロンというものがございますけれども、このような住民のなかから自分たちで何ができるかを考えるようになり、そして集まりに来られないちょっと気になる人への声掛けやごみ出し、雪掻き、草取りなど身の回りのサポートを行う個別支援型のケアネット活動になっていると。ですので来ている方だけでふれあいができているからいいのでなく、そこに来れない人のところまで手が差し伸べられているところがこのケアネット活動の優れたところではないかと、そんなふうに思いました。本人の同意の上で知り得た個人情報については共有をいたしますけれども、このルールに則って社協とそして地域包括等にその知り得た情報はきちんと報告をし、その継続性を持たせているということでありました。時間を掛けて築いてきたその努力が伺われました。 次に、行政と社協の連携についてお伺いいたします。町の福祉課と社会福祉協議会との連携について今後どのように図っていかれるのか、氷見市では市は委託をし財政的な支援を行い、事業については全面的に社協に任せるという形を取っておりましたが、財政面や人材といった面で行政と社協の連携についてお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 行政と社協との連携ということでございます。地域包括ケアシステムを構築するためには行政だけはできません。そんなことから、社会福祉協議会でありますとか介護事業所との連携が必要でございます。事業そのものをすべて社会福祉協議会に委託をするということも考えられるわけですけれども、町のなかでいろんな情報を持っているのも福祉課でもございます。そういった意味で両者で事業を展開していくというのは現在の状況はそれはそれでよろしいのではないかというふうに思っております。地域の実態や課題の把握というためには、今まで以上に社協との情報共有が必要だというふうに思いますので、その点については意を用いていきたいというふうに思いますし、他の関係団体とも連携をさらに深めなければいけないというふうに思っております。町と社協との関係いろんな点をいただいて、また社協の皆さんともどういった事業を受けるだけの向こう側の体力の問題もありますので、情報共有をさせていただきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) それでは次に医療と介護の連携についてお尋ねをいたします。日本で最初に地域包括ケアシステムを提唱したのは、広島県尾道市の公立みつぎ病院の院長、山口昇医師であるとお聞きしました。そのきっかけは退院したはずの患者さんがなぜか再入院してくるケースが多いのだそうです。調べたところ、退院してからの生活に医療の目が届いていなかったためであると気が付いたそうであります。そこで、医療と介護の連携を図るためのさまざまな施策を医療の立場から提言をし、地域医療の改革を行ってきたのだそうです。病院のなかに役場の出先機関を設け、医療・保険・福祉・介護・看護の連携を密にして、一人一人の患者さんに対して退院後の個別支援の計画を立てて、日常生活に戻れるまで寄り添うことに徹してきたのだそうでございます。この取り組みが次第に全国に広がって、今の地域包括ケアシステムの全国展開になったということをお聞きいたしました。このように、医療と介護の連携は地域包括ケアシステムの構築のなかで極めて重要な根幹の問題であります。箕輪町の医療と介護の連携をどのように充実させていくのか、町長の所見をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 医療と介護の連携ということでございますが、両方のニーズを持つ高齢者を地域で支えていくという意味におきまして、在宅医療、自宅において提供される訪問診療がやはりシステムのなかでは一番重要だというふうに思っております。そのご指摘の医療と介護の部分で、例えば医療側に市民病院的な要素、かかりつけ医でもあり専門医でもあり緊急医でもあるというそういったような医療施設がありますれば、介護との関係というのができるかというふうに思いますが、上伊那の二次医療圏を見ますとなかなかそういった状況にはなっておりません。伊那中央病院という極めて大きな病院がありまして、そこを発端としてそれ以外の病院または診療所というような形になっておりますので、上伊那全体のなかで連携をしていくというような必要があろうかというふうに思います。いわゆるかかりつけ医と総合病院との連携を深めていくような形で、そこに在宅介護が入ってくるというような切れ目のない関係をつくっていく必要があろうかというふうに思います。当町の場合は伊那中央病院、上伊那生協病院そしてかかりつけ医というような形で医療連携はできているというふうに思いますが、それをその介護の場面でそれぞれ対応できるような形というものを構築していく必要があろうかというふうに思います。各病院、医師会、その他の職種、リハビリ職種等の連携を踏まえながら、連携体制をさらに深める必要があろうかというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 地域ケア会議という会議がございますけれども、そこには医療の関係の方がおいでいただいて会議を開くということになっておりますけれども、ケア会議は今までもされておりますけれども、この医師側からのケア会議への参加ということは現実はどのようになっておりますでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 福祉課長からお答えさせていただきます。 ○木村議長 福祉課長 ◎安積福祉課長 今ご質問の地域ケア会議でございますけども、基本的に大きく二つに捉えていただければというふうに思います。これから地域のなかに入っていって地域の皆さんと一緒に高齢者の方を中心に末永く現在のところで安心して暮らせる体制を皆さんでつくりましょうということの進める組織が地域ケア会議というふうに位置付けております。当然そのなかにも医療介護当然必要になるんですが、医療と介護の連携というのはもう少し違う括りで考えておりまして、まだ完成はこれからのところはあるんですが、町長申し上げたとおり地域包括ケアシステムを構築していく上では一番のポイントになりますので、地域に入っては先ほど言いました職員も入ったり社協も行ったりして、皆さんとお話しするなかでいわゆる地域ケア会議というものをつくります。それと別に医療圏域で全体として捉えなければいけない医療と介護の連携についてはもう少し大括りのところで捉えましてその後進めていくと。2本立てで考えておりますので、地域ケア会議のなかでいきなり医療と介護の連携をどうするのかというお話にはまだなっている段階ではありません。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 理解いたしました。地域包括ケアシステムを一言で言えば保健、医療、介護、福祉この支え合いの連携システムであると思っております。また施設ケアと在宅ケアの連携であり、ネットワークの構築であるというふうに考えます。高齢者が安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう仕組みをつくっていただきたいと願うものでございます。 次に東部診療所、北部診療所の件につきましては前段の議員さんの質問にお答えをいただきましたので、1点お伺いいたします。東部診療所の医師が決まるまでの間、北部診療所の医師が兼務するということは考えられないものでございましょうか、お尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 東部診療所につきましてはご案内のとおりでございまして、この3月31日を持ちまして休止という形になるわけでございますが、町として医師の存在がないなかで診療体制を継続的に整えておくということは少し難しいかなというふうに思っております。北部診療所の医師ができ上がった場合に往診というようなことが考えられるというふうに思いますが、これは診療所間の距離が非常に短いなかで具体的に可能なのかどうか、そういったことについては予定されている医師と少し検討させていただきたいというふうに思いますが、診療所として開設をしてそこに1日ですとか2日ですとか来ていただくというようなことは現時点では考えておりません。 ○木村議長 釜屋議員
    ◆12番(釜屋議員) 先ほど申し上げましたように在宅医療・介護の連携というのは退院の支援、日常の療養支援、急変の対応、看とりなどさまざまな場面で必要であります。往診をしていただける身近な地域のかかりつけ医は一人一人が持つことが肝要であるというふうに思っております。学校医の話もありましたけれども、1日も早い東部診療所の医師確保を願うものでございます。 続きまして、がん対策についてお尋ねをいたします。はじめに1番のがん検診の受診率の推移と発見率と2番目のがん検診無料クーポンの利用率の推移と効果、これについては合わせてお尋ねをいたしますがよろしくお願いします。国民の2人に1人は何らかのがんに掛かると言われ、今や国民病と言われるようになっております。しかし医学の進歩や早期発見、早期治療によって克服できる病気であるとも言われるようになりました。箕輪町のがん検診は胃、肺、大腸、乳がん、子宮がん、前立腺がんの検診が実施されていますが、受診率と発見率また発見の件数について差しつかえないところをお聞かせください。合わせまして大腸がんにつきましては、無料クーポンが配付されておりますけれども、クーポンが配付されたことが受診率に反映されているのかどうか受診率の推移と効果はそれぞれどのようになっておりますか、合わせてお尋ねをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 最初にがん検診の受診率でございます。町で実施をしております6種類のがん検診のうち、大腸がん検診、乳がん検診、肺のCT検診、前立腺がんの検診については受診率は伸びている状況にはございますが、国の目標である50%の到達には至っておりません。検診により差はありますが、上伊那郡内管内の他市町村とも同様な状況でございます。県全体で見ると若干高めかなというふうに思いますが、受診率は低い状況にあると言っていいというふうに思いまして、効果的な手法の検討が必要だというふうに思っております。がんの発見者でございますが、各検診とも5人以下ではございますが、肺のCT検診と前立腺がん検診につきまして、発見される方が他の検診と比較しますと多いという傾向にございます。 次に平成27年度実施のがん検診の無料クーポン券の発行、大腸がん検診のみでありますけれども、40歳から60歳までの5歳刻みの方が対象になっております。利用状況につきましては、平成24年が18.74%、平成25年が20.68%、26年が18.69%、平成27年度につきましては現時点で15.3%ということでありまして、クーポン券の未利用者に対しては現在受診勧奨をしているところでございまして、12月、1月に検診の実施を予定することにしております。大腸がん検診全体で見ますと受診率はわずかではありますが、上昇傾向にありまして、無料クーポン券の利用状況からしますと、そういった発行したということに伴いまして受診率の上昇に効果は小さいですけれども、あったのではないかというふうに思っております。無料クーポン券が手元に届いたことによりまして、新たに大腸がん検診を申し込んだ方が128人いたということでございますので、そういった意味では一定の効果はあったということですが、節目検診を私ども本来しておりますので、なかなかそういった目に見えた形の効果というふうにはいっていないかなというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 先ほど申しました受診勧奨、コール・リコールの有り方、効果についてですけれども、次の項目の土日、祝日、平日の夜間等、多様な受診体制はという質問と合わせてさせていただきますがお願いいたします。受診率アップの取り組みとして、コール・リコールという未受診者に対しての電話や通知で受診を呼び掛けるという方法がございますが、その他にも受診率アップのために各自治体ではさまざまな工夫をした取り組みが行われています。事例でございますが、福井県高浜市では受診無関心層、未受診者にターゲットを絞って受診をなぜしないかという調査を行いました。漁師さんの受診率が大変低く、通知等による効果が全く見られないということから、漁業組合を会場として組合長さんから検診を呼び掛けていただきお忍び検診と称しまして一般検診のあと、会場を密かに移して漁師さんの仲間で会場には大漁旗が掲げられて、和気あいあいと検診が行われたそうございます。箕輪町でも受診率向上に向けて努力をされておられると思いますが、この土日、夜間、また祝日等の受診日を設けたご努力もあるというふうに思います。受診率向上に向けて努力されておられると思いますが、取り組みの状況をお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 大漁旗のような大胆な政策がなくていけないんですけれども、受診勧奨につきましては、がん検診の日程を前半と後半に分けまして設定をしているため、前半の検診修了後に把握いたしました未受診者に対しまして、後半の検診を開始する前に受診勧奨を行っております。全日程を事前にご案内することによりまして、受診する方が検診・受診の都合をつけやすいように配慮をしているということもございます。また節目検診の対象となる方で、未受診の方には節目の対象であることを再度通知をさせていただいて、受診勧奨を実施をしているところでございます。今年度まだ検診途中ではありますが受診者数は増加している状況にはございますが、なかなか伸び悩んでいるというのが正直なところでございます。また土日、祝日、平日夜間の受診体制については、さわやか健診また胃・大腸がんの検診、前立腺がん検診については年間4日間でありますが土日の検診を実施をしております。平日の平均受診者数が72人であるのに対しまして、休日の平均受診者数は107人ということでございます。一定の効果があるわけでございまして、今後も受診者の皆さんの多様なニーズに対応できる体制を整えていきたいというふうに思います。また夜間につきましては前立腺がん検診を16時から19時まで実施をしておりますが、18時以降は受診者が少ないというような状況もございまして、これらについては効果的な手法を今後考えなければいけないというふうに思っております。また循環器検診や胃がんの検診については、空腹状態での検診が望ましいということでやはり早朝健診になっているのが実態でございまして、この点についても今後の検討課題というふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 箕輪町でも受診率向上に向けて努力されておられるとそのようにお聞きいたしました。やはり福井県の高山市では無料クーポン配布のときや再受診勧奨のときに新たに検診でがんを早期発見できた人のメッセージを同封したり、地域住民に馴染みのある健康づくり推進員、私どもで言いますと保健補導員さんに当たるのでしょうか、どうしたら検診を受ける気持ちになっていただけるかを研修してから検診希望調査票を配布してもらっているそうです。ただお配りするのではなく、ぜひ受けていただきたいとかそういうやはり一言が大分違ってくるのではないかなというふうに思うわけですけれども、その他努力の結果、受診率が徐々に上がり、この20年度と24年度を比較しますと、胃がんが20.1%から25.1%、大腸がんが30%から46.8%、肺がんが29%が38%、子宮頸がんは27.1%が48.9%、乳がんの31%が43.6%とこういうふうに上がっているという状況でございます。各自治体の取り組み事例も参考に、検診の重要性をしっかりと訴えていただき、その啓発をお願いいたします。 各種がん検診とセット検診をという提案でございます。群馬県の高崎市では1日で7種類のがん検診、胸部、いわゆる肺、結核の検査でそして胃、そして胃リスク検診、ピロリA、B、Cというのがあるそうですけれどもそのリスク検診、前立腺、大腸、乳がん、子宮がんの7種類のなかから最大5種類のがん検診を受けられるようにしているそうです。また、京都府亀山市は市役所内のホールと検診車を使って、女性のがんセット検診を去年に続いて2回目を実施し、土日の2日間で600人を超える女性が受診をし最大5項目のがん検診が1日で受診できるとあって、OLや共働きの家庭の奥さんなどが日ごろ忙しい女性にとっても利用しやすくなっている状況をお聞きいたしました。検診項目はやはり子宮頸がん、乳がん、胃がん、大腸がん、肺がんこの結核検診も含めて五つ、日頃忙しく働く女性の健康を守るために、1日でがん検診がセットで受けられるセット検診はぜひ導入をしていただきたいと願うものでございます。町長の所見をお尋ねいたします。 ○木村議長 ここでお諮りいたします。釜屋議員の質問の途中でございますが、ここで会議時間の延長をお諮りいたします。 本日の議事終了が定刻を過ぎる場合が予想されますので、あらかじめ会議時間の延長をしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○木村議長 ご異議なしと認めます。したがいまして本日の議事日程終了まで会議時間を延長いたします。答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 各種がん検診とのセット検診でありますけれども、循環器検診でありますさわやか健診と胃がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、ウイルス性肝炎の検診とは受診できる体制にはなっているわけですが、問題はやはり子宮がん検診や乳がん検診とセットで他のがん検診ができるかというところがやはり問題でございます。1時間に対応できる人数に限りのある検診をセットでするということはなかなか難しいというようなこともありますので、今お尋ねのなかで例示をしていただきましたものもございますので、そういったものが集団検診で対応ができるのかどうか少し研究させていただきたいと思います。セット検診にすれば受診率は上がるのは間違いないというふうに思いますので、方策が可能かどうか研究させていただきたいと思います。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 早期発見、早期治療がこのがんの場合は第一でございますので、今後も受診率向上の努力をお願いしたいと思います。 次に障がい者用駐車場について質問をさせていただきます。パーキングパーミット制度導入についてお伺いいたします。今年の長野県議会11月定例会でございますが、障がい者が安心して生活できる福祉のまちづくりの推進に向け、信州パーキングパーミット制度の導入に取り組むことが決定をいたしました。この制度については箕輪町の議会でも今年3月一般質問で取り上げられておりますが、まだそのときは長野県は導入しておりませんでした。障がい者用駐車場が必要とされる人のために活用されるべきでありますが、健康などに問題のない人が利用していたり市販の車いすマークを車に貼って違法駐車するなどモラルが問われるケースを見掛けます。平成18年7月に佐賀県が全国で初めて導入したこの制度でございますが、27年11月現在、32府県で導入されるようになりました。この制度は身体障がい者用駐車場を利用する際に、地方公共団体が発行する利用証を提示する制度でありまして、利用者は駐車するときには利用証が外から見えるところに提示をするとされていまして、施設の管理者は駐車場スペースが適正に使用されているかどうかを判断することができます。利用者証の発行は県や広域の連携で推進することが有効とされています。この県の制度導入に対して箕輪町ではどのように取り組んでまいりますか、お伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 パーキングパーミットにつきましては、先週の県議会で条例の一部改正ができたということでございます。その概要につきまして福祉課長のほうから答弁させていただきます。 ○木村議長 福祉課長 ◎安積福祉課長 ご質問のパーキングパーミット制度でございます。議員さんのほうからご説明いただいたまさにそのとおりなんでございますが、整理をしてご説明を若干させていただきます。お話のように今年の3月議会でご質問をいただいているところでございます。この制度については障がい者の方などが駐車スペースへ止めたいというときなんですが、現実的にはそうでないと思われる方が駐車をされてしまって非常に問題になっているというところからそのような不適正な駐車を防止にするために、先ほどお話になりました佐賀県をスタートに全国的にはだんだん広がりを見せてきているというふうに聞いております。一般的なお話なんですが、建物施設の出入り口の一番近くにあります駐車区画いわゆる一等地でありますけども、そこに一般的には障がい者のマークなどが表示をされておるわけであります。残念ながら健常者の方が場合によっては止めてしまうというそういう場面も多く見受けられておりますので、本来の使用者でございます障がい者の方等が使えない状況になってしまうと、これを避けるためにということで議員さんの質問のとおりであります。先ほどのご指摘のとおり、ここの県議会で条例として一部改正がされたというふうに我々も聞いておりますが、いわゆる具体的な実施要項等についてはまだ伝達されておりませんので、今後県の方から市町村に説明があるというふうに聞いております。それの概要につきましては県の方に問い合わせをいたしました。内容的には他の県で進んできたような内容と大きな差はないということでありまして、障がい者の方それから高齢者、また妊婦の方、けがをされた方などが必要に応じまして申請をされた場合に一定の基準を満たせば利用証というものが交付されるという制度のようでございます。駐車スペースに止めた際には利用証の確認という作業が必要になるんですが、室内のルームミラーにそれを取り付けまして、車外からわかるような形の表示が考えられているようでございます。当然利用証の掲示というものはないという車ということになりますとこの制度上では不適切な駐車をしているという認識をされるという仕組みであります。現在も車にはいろんなシールがありまして、身体障がい者の関係の方のよつばマークの青色のシールですとかそれから高齢者の方のいわゆるもみじマークと呼ばれています4色のマークなどがありますけども、現実的にはホームセンターなどで市販をされておりまして、誰でもある面購入することが可能という状況になっております。したがいましてこの申請交付制度によりまして本当に必要な利用者さんの方を見分けたいというところがあるようであります。事務処理につきましては県の方で行いまして、一定期間を定めて更新するなど不正利用がないようにしていくということでありますが、罰則規定等については、今のところ設けていないというふうに聞いております。最後の取り扱いにつきましては、先ほど申し上げましたようにまだ市町村の方へ情報がまいっておりませんが、いずれにしましても県と協力をしまして、いわゆる普及啓発に努めていく必要があるというふうに考えております。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 普及啓発についてお話しいただきましたので、この次の質問の住民周知や企業への啓発については質問ということでなくお話しさせていただきます。この28年度中に800施設これに目標を持っておるという県の方針でございますので、箕輪町の公共施設そしてまたスーパー等企業への周知をお願いしたいと思います。 続きまして、思いやり駐車場の拡充についてでございますが、箕輪町におきましては従来のいわゆる車いすのマークが表示されているもの、公共施設は31施設中一般的な車いすのマークがある障がい者駐車場でありますが、14施設21区画また身体障がい者の内部障害いわゆる妊産婦やけがで歩行が困難な方のための思いやり駐車場が4施設9区画ございます。施設については役場の庁舎や正面玄関また文化センター、博物館、図書館にはこの思いやり駐車場が設置されているとお聞きしています。この県が導入しますプラスワン企画というのは幅が2.5mということで車いすの場合は3.5m必要でございますが、今まで通常ある駐車場がそのままマークをすることによってできますので、ぜひともその思いやり駐車場の方の普及を願うところでございますが、町長のご所見をお伺いいたします。 ○木村議長 福祉課長 ◎安積福祉課長 ただいまご質問いただきました思いやり駐車場でございます。思いやり駐車場の定義、今おっしゃられた内容だと思われますが、建物の出入り口になるべく近い場所でマークとしまして障がい者の方や妊産婦の方、またけがをした方のイラストなんかを示したものでございまして、公共施設には今おっしゃるとおり一定の整備がされており、役場の駐車場のところにも表示したものがございます。なかなかこのマークにつきましては、一般に周知がなかなかされていないのかなというイメージもございまして、いわゆる普通の障がい者の皆さんの駐車場のマークそれから今おっしゃれた思いやり何種類もマークについても思いやり駐車場と、実際のところ区別が難しいあるいは知らないということが非常にあろうかなというふうに考えております。施設の敷地の関係で設置について難しい面等いろいろ課題もあるかと思いますが、いずれにしましてもマナーあるいはモラルというものがあっての駐車表示ということになるかと思いますので、その辺も啓発特に重要かなと思いますので、合わせて対応さしていただきたいというように考えております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) それではよろしくお願いします。 最後に、文化センターの駐車場につきまして6月議会で唐澤議員から取り上げておられます文化センター西側を駐車場として整備をすることにぜひよろしくお願いしたいと思いますけれども、その交流広場と西側駐車場を結ぶ階段が急でありまして、高齢者や妊婦さん、小さな子どもさんに大変心配なわけでございますので、そこのところの駐車場へ行く道路、そういうものも考慮していただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○木村議長 これで12番 釜屋美春議員の質問は終わりました。 お諮りいたします。本日の会議はこれで延会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○木村議長 ご異議ありませんのでそのように決定をいたしました。 本日の会議はこれにて延会といたします。ご苦労さまでした。 ◎小嶋事務局長 ご起立をお願いいたします。〔一同起立〕ご苦労さまでした。〔一同「ご苦労さまでした。」〕   午後5時04分 延会...